さつまいも豚汁は栄養満点!時短で簡単に作れる!さつまいも豚汁レシピ

寒い季節や忙しい日々の食事に悩んでいませんか?「さつまいも豚汁」は、そんなときにぴったりの料理です。豚汁自体が具だくさんで栄養バランスに優れた定番メニューですが、ここにさつまいもを加えると、さらに甘みと食物繊維が豊富になり、満足感がアップします。さつまいもに含まれるビタミンCは、加熱しても壊れにくいため、美肌効果や抗酸化作用も期待できるのが嬉しいポイント。忙しい日でも、栄養たっぷりの一品を手軽に用意できるのは大きなメリットです。この記事では、手軽に作れて栄養も豊富な「さつまいも豚汁」の魅力とレシピを詳しくご紹介します。

一品でおかずにもなる!さつまいも豚汁

見た目は味噌汁と大差が無く見えても、お肉が入るとたちまちワンランク上の美味しさに生まれ変わる豚汁。老若男女問わず愛される永遠の定番メニューですが、さつまいもを使うと味覚の面でも栄養の面でもさらに豊かになることはご存知でしょうか?今回は、栄養満点で食べ応え満点。そしてダイエットにも最適なさつまいも豚汁の魅力と作り方をご紹介していきます。まずは基本的な事からおさらい。

豚汁とは?

さつまいも豚汁レシピ-豚汁とは?

豚汁(とんじる)は、伝統的な味噌汁の一種で、豚肉と野菜をたっぷり使った具だくさんのスープです。通常の味噌汁と比べて具材が多く、食べ応えがあるのが特徴です。一般的な具材には、豚肉、大根、人参、ごぼう、こんにゃく、ネギ、豆腐などが使用され、味噌で味付けされます。寒い季節や栄養をたっぷり摂りたい時にぴったりの料理として親しまれています。豚汁の特徴としては、まず脂身が適度にある豚肉を使用することでスープにコクが加わり、食べ応えが増します。また、大根や人参、ごぼうといった栄養価の高い根菜類がよく使われるため、栄養バランスにも優れています。さらに、味噌をベースとしたスープが、風味豊かでまろやかな味わいを引き出している点も魅力です。具材が豊富で主食としての満足感も高く、寒い季節には体を温める一品として人気があります。そんな豚汁をさつまいもを加えて更にパワーアップして豚汁を詳しく説明していきます

豚汁の栄養価と健康効果

豚汁の栄養価と健康効果

豚汁は美味しいだけではなくて、栄養の面からもバランスが良い料理です。具材としてよく使われるゴボウやこんにゃくは低カロリーでありながら、食べ応えと満足感が高く、ダイエットにも最適な食品です。その秘密は豊富に含まれている食物繊維にあります。食物繊維の豊富な食品は咀嚼回数が自然と増えるため、高い満足度が得られやすいといわれています。また、消化吸収を緩やかにする働きがあるため、食事から摂取した脂質の吸収を緩やかにする、血糖値の急上昇を抑えるといったメリットもあります。食物繊維には水に溶ける性質の水溶性食物繊維と水に溶けない性質の不溶性食物繊維がありますが、豚汁の具材からは両方の食物繊維を摂取することが出来ます。水溶性食物繊維は糖の吸収を緩やかにしたり、便の水分量を上げて排便を促すといった働きがあり、不溶性食物繊維は便のかさを増して便秘解消に導く、腸内環境を良好に保つビフィズス菌を増やすといった働きがあります。

腸内環境を整える

豚汁の決め手となる豚肉はビタミンB1の豊富な食品です。豚肉は疲労回復に良いと聞いたことはないでしょうか?ビタミンB1は食事から摂った糖質を体を動かすエネルギーに変換する過程をサポートする働きがあります。エネルギー産出がうまくいかないと、疲労を感じたり、寝ても寝ても疲れが取れないといった症状になりやすいため、ビタミンB1は疲労回復ビタミンとも呼ばれています。エネルギーとして消費しきれなかった糖質は体脂肪として蓄えられるので、ビタミンB1を摂取することはダイエットにも有効といえます。ビタミンB1は肉類に多く含まれていますが、豚肉は肉類の中でも含有量が豊富です。具材だけではなく、味付けとして欠かせない味噌も美容や健康に大変優れた食品です。大豆を発酵させて作られるため、たんぱく質、ビタミンB群、抗酸化作用に優れたビタミンE、大豆特有の成分で女性ホルモンと似た働きをすることで知られる大豆イソフラボンといった大豆の栄養を手軽に摂取することが出来ます。大豆は肉類と同じようにたんぱく質やビタミンB群が豊富なため畑の肉とも呼ばれていますが、コレステロールゼロで不飽和脂肪酸が多いところが肉類と異なる長所です。大豆製品は意識的に摂らないと、現代の食生活では摂取が難しいですが、豚汁であれば自然と摂取することが出来ます。

さつまいもを入れると更に美味しく美しく

さつまいも豚汁レシピ-さつまいもを入れると更に美味しくなる

そんな栄養満点の豚汁ですが、さつまいもとも相性が抜群です。少し話が逸れますが、福岡県の郷土料理に「がめ煮」という料理があります。これはいわゆる九州地方の筑前煮のことなのですが、一般的な筑前煮との大きな違いはさつまいもを入れるところにあります。古くからさつまいもの生産が盛んであった九州地方ならではの作り方ですが、さつまいもと根菜類との相性は抜群で、さつまいもが入ることで自然な甘味が増してとても美味しいのです。豚汁と筑前煮は具材としては非常に似ているので、さつまいもは豚汁に使っても好相性であることは試作前から予想がついていました。さて、さつまいもを豚汁に加えることでどのような利点があるかと言いますと、先ずは美味しくなります。さつまいもの甘味が全体に溶け出し、まろやかになります。次に栄養価の向上です。

食物繊維豊富なさつまいも豚汁

さつまいもは豚汁の定番の具材と同じく、食物繊維が豊富なので更に食物繊維の効果を高めることが出来ます。そして、注目したいのはビタミンCです。さつまいもを入れることで、抗酸化作用や美白効果に優れたビタミンCも豊富な豚汁に変身します。ビタミンCは熱に弱い性質がありますが、さつまいもに含まれるビタミンCは豊富なデンプンに守られているため壊れにくいと言われています。また、豚汁は汁ごと食べる料理であり、溶け出たビタミンCも無駄なく摂取することが出来るため、調理や栄養の面でも好相性です。

今夜のおかずはこれ一品でもOK!さつまいも豚汁

さつまいも豚汁は、忙しい日や多くの料理を用意する時間がないときに特に役立つ一品です。さつまいもの甘みと豚肉の旨みがスープに溶け込み、豊かな風味が広がります。具材をたっぷりと入れれば、これだけでもしっかりとした食事となり、食べ応えがあります。また、さつまいもや根菜類を使うことで、ビタミンや食物繊維も豊富に摂取できるため、栄養バランスも申し分ありません。寒い日には体を芯から温めてくれるうえ、調理も簡単なので、手軽に作れるおかずとして忙しいときでも満足できる一品になるはずです。ではさつまいも豚汁を時短で簡単に作れる方法を解説していきます。

さつまいも豚汁の材料(2人分)

  • さつまいも・・・50g
  • ごぼう・・・40g
  • こんにゃく・・・40g
  • にんじん・・・20g
  • 玉ねぎ・・・30g
  • 豚もも肉・・・50g
  • ごま油・・・小さじ2
  • 味噌・・・大さじ1
  • だし汁・・・400ml

さつまいも豚汁の作り方

1、さつまいもは皮付きのまま良く洗い、5㎜幅のいちょう切りにする。水に5分ほどさらしてアクをとる。

さつまいもは皮付きのまま良く洗い、5㎜幅のいちょう切りにする。水に5分ほどさらしてアクをとる。

2、他の材料は3㎜ほどの薄切りにする。こんにゃくは熱湯でさっと茹でてアクを抜く。ごぼうは水にさらす。

さつまいも豚汁の材料

3、豚もも肉は2cm幅に切る。

鍋にごま油を熱し、豚もも肉を入れて炒める

鍋にごま油を熱し、豚もも肉を入れて炒め、色が変わったら水気を切った1と2を加えてしんなりするまで中火で炒める。

4、だし汁を加え、蓋をする。沸騰したら弱火に落として、さつまいもが柔らかくなるまで煮込む。

沸騰したら弱火に落として、さつまいもが柔らかくなるまで煮込む

5、味噌を溶き入れる。

味噌を溶き入れる

さつまいもが入ると、彩りとしても豊かになります。九州で筑前煮にさつまいもを入れたのは黄色い色の物を入れると金運が高まるからだという説も。さつまいも豚汁は宝くじを買う日にも良さそうです。

さつまいも豚汁の完成イメージ

アレンジには豆乳を加えるのが一押しです。洋風なシチューのような風味が楽しめます。何なら多めに作って次の日のおかずは豆乳アレンジでもOK!がらっと風味が変わるので、飽きません。体も温まるさつまいも豚汁、是非作ってみませんか?

まとめ

さつまいも豚汁時短レシピまとめ

さつまいもを加えた豚汁は、寒い季節にぴったりの一品です。通常の豚汁に比べ、さつまいもの甘みと豊富な栄養が加わることで、さらに食べ応えが増し、体も心も温まります。特にビタミンCや食物繊維が豊富なさつまいもは、風邪予防や腸内環境の改善にも効果的です。調理が簡単で栄養バランスも良いため、忙しい日や品数を多く用意できないときに非常に役立つ料理です。また、さつまいもの彩りが料理に明るさを加えるので、食卓も華やかに。ぜひ、この「さつまいも豚汁」で美味しく健康的な食事を楽しんでみてください。