今日は三日目の活動を書きたい。まず、昨晩は輸出メンバー数人とホテルのスポーツBARへ向かった。
カタールでお酒は飲める?
カタールでお酒を飲むには2通り。1つは国営の酒販店に事前予約し、IDなどを提示して購入する方法。2つ目はレストランで飲む方法。つまりカタール人はお酒を飲まないので日本のようにどこでも購入できる必要はなく、関税も100%計上される為、高価になる。
お酒のメニューは日本のように多種では無く少なめ。店内にカタール人はおらず、いわゆる外国人ばかりである。時期がサッカーアジアカップの最中ということもあり、サッカーが中継されていた。市場でもそうだったが、各国の応援団のような集団がテレビ中継されていた記憶が戻る。ビール1杯が約2,000円ぐらい。日本と3倍差あると考えると喉越しが悪い。自分の気の小ささと経済的合理性を重んじる性格がビールなのにのど越しを楽しむのではなく、日本酒のようにちびちび飲ませる感じなのだ。
三日目
3日目の本命は日本大使館での大使との情報交流。いつもの変わらない朝ではあるが、人生ではじめて大使館にいくので私も含め、少し緊張感が漂っている。服装も大使館バージョンである。そういう私も、株式会社SAMURAISUMMITの相田氏から夏用のスーツを拝借し、ジャケットには国旗マークをつけている。上着がダボダボ系だが、これは世代であろうと理解する。
バスで大使館に向かうが、日本大使館がある場所の周辺には他国の大使館もあり、大使館村のようになっている関係で、大使館村に入るための荷物検査、身体検査がある。なんというか日本の空港に入るセキュリティより甘々なチェックである。セキュリティ機を通った後、なぜか?元に居た場所へ戻され、その後、セキュリティ機のない横を通って進むという杜撰さを見てしまう。その後、専用のバスに乗車し、我らが日本大使館へ向かう。宮城県の団体が出て来たので少しの交流をし、案内される。詳細は書けないが大使館の中のセキュリティは、しっかりしていた。大使と名刺交換をしたが、私の肩書「百姓」で会話の広がりにつなげる。カタール事情は小一時間ほど担当官の山本氏からレクチャーを受ける。
お昼までの時間にカタール人向けの高級レストランZUMAの見学とオーナー、シェフとの交流会へ向かう。
カウンターにさつまいもがディスプレイさせている。オランダ産のようだ。
フルーツの盛り合わせがあるが日本産はない。これが現実であり、今後の輸出課題であろう。試食をさせてもらったが甘味・鮮度といったあくまで主観的な判断をすると、日本国内のレストランで出されるフルーツのレベルの高さに誇りをもって良いのだと思った。逆説的な言い方をすると、カタール国内との品質的な差ははっきりとしているため輸出国になり得るだろうと判断できる。
オーナー曰く、カタール人は食に対してのこだわりは低く、美味しい果物を食べたいという顕在的な欲求は低い。ただし、美味しいものを食べたくないわけではないので、気に入ればお金を気にせずに注文してくれるお金持ちのためチャンスは大きいとのこと。
更に移動し、ランチは明日の商談会場に使用されるJUNKOレストランでとる。商談で安納芋の天ぷらを作ってもらうのでメニューに入れる配慮をしていただき感謝。数日前に航空便で納品されている安納芋と古都華の状態を確認させてもらう。
ほぼ完ぺきな状態で輸出され納品されていた。中東で船便は、時間的にありえないため、今回のように航空便が主となるが輸出可能産品であることがわかった。安納芋の天ぷらを食べたが固い。残念なのだが、甘味を引き出せておらず良さ出ていない。新しい国へ日本産品を輸出される際に、まず取り組むべき一つに、現地の料理人を育てることだと思う。美味しい天ぷらをお客様が食べて、現地人や駐ママ(駐在している奥様方)をとおして外国人にも広く情報が拡散し、その国に沁み込んでいくのだろう。オーナー、マネージャーは日本人だが、プロの日本人シェフの育成や派遣が事業費予算であてることも必要なのではないだいろうか?。人・物をセットで輸出することで短中期的な開拓になるのかもしれない。
【1日目】ドーハの悲劇ってどこの国?羽田空港から12時間20分で目的地へ。日本との時差6時間…到着して行ったことの全記録
ここに、私が情報収集したカタール事情を書きたい。
- お酒は高い。ビール2,000円
- お酒を飲める場所はホテルにはいっているレストランのみ
- 安納芋は輸出に耐えうる品目
- カタール人は食へのこだわりが小さい
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