有機安納芋を輸出する!?海外商談をしてきた【1日目】ドーハの悲劇ってどこの国?羽田空港から12時間20分で目的地へ。日本との時差6時間…到着して行ったことの全記録

みなさんは、ドーハの悲劇をご存じだろうか。1991年に日本プロサッカーJリーグが発足し、勢いにのる日本が初めてワールドカップに王手をかけたが、イランにロスタイムで同点ゴールを決められ、幻と消えた悲劇の決戦地。それがカタールの首都ドーハである。

ドーハの悲劇とは 語り継がれる1993年10月28日

1993年10月28日、翌年のサッカーワールドカップ(W杯)初出場をかけたアジア地区最終予選、最終試合が開かれ、日本はカタールのドーハで、イラクと対戦しました。

結果は2-2の引き分け。得失点差で2位の韓国に及ばず、日本が最終予選3位に転落した結果、ワールドカップ本大会への出場は叶いませんでした。のちに「ドーハの悲劇」と語り継がれます。

引用:ツギノジダイ【10月28日は何の日】1993年、サッカー日本代表に「ドーハの悲劇」より

今から4年前、日本青果物輸出協議会という輸出組織に2020年1月16日に「30年後のビジョン」の興和させていただいことがきっかけで、グループ会社である株式会社SAMURAI SUMMITは加入した。2022年12月のドバイでの輸出事業についで、年始からドーハにやってきた。

商談品目は有機安納芋と古都華である。五島市(福江島)に本社を置く株式会社アグリ・コーポレーションの有機安納芋と、農産物直売所に出荷している旬の駅イチゴ部門NO1農家の山田明徳のイチゴ古都華、かおりの二品種をもち、14日夜中発~19日夕方着の旅程である。

カタール・ドーハへ出発

2024年1月14日、羽田空港23時55分発。前日まで旬の駅の仕事をしていたため奈良の自宅から車で伊丹空港まで向かう。羽田行き16時00分に乗り込み、17時30分からWEBマーケティング支援をうけている株式会社チーズケーキチーズの池田氏と打ち合わせを2時間ほど。20時に集合し、カタール通貨リヤルに約30,000円分両替。プチ情報として、羽田空港の両替レートは高すぎる。1リヤル約50円。現地で両替すれば41円。保安検査をうけ出発ゲートに向かう。23時55分発なのに20時集合だったため、日本青果物協議会の菱沼会長、輸出事務局サポートの鈴木氏に挨拶。待ち時間が長いためフードコートへ。隣の巨躯おじさんがウィスキー、白ワインを7杯ずつおかわりし、こちらをチラチラみてくる気持ち悪さを感じながらもPCでパチパチ。メディア記事一本を書き上げる。

カタール航空(JALシェア便)にて予定通り23時55分離陸。フライト中に夕食?朝食?不明な食事を2食。牛肉弁当と、ゆかりごはんとチキンセットをいただき、フライト時間は約12時間20分。少しの読書と、睡眠と食事以外はほぼNETFLIXでストレンジャー・シングスを見る。やっとシーズン2が終わりそうだ。ほぼ義務感。現地時間6時30分到着。気圧の関係で足がむくみ、靴がなかなか履けない。この時いつも思いだすのが、小学生の時に、家族でケニア旅行にいったとき、次男から「間違って俺の靴はいて靴紐しばったやろ」と殴られた記憶が蘇る。バスで移動するが、空港がでかい。カタールドーハ空港がいかに大きいか。羽田空港や成田空港が赤ちゃんに思える大きさ。

ホテルに向かう前に、到着ゲートで全員の顔みせ。総勢16名(内2名は後日合流)。名刺交換をしながら、どのような事業形態か確認しながら様子見タイム。北海道からH.Eフードウェイズの川村氏と健康食品の話をすることになるとは夢にも思わなかった。ドラックストア関係での職務経験があるようで詳しかった。まさかのカタール・ドーハで企画する健康食品に少しの光明が見え隠れした。

1日目

ホテルに向かい、荷物を預けて園芸博覧会へ視察。日本ブースで少しお話を聞くが、中国が辞退し半分の空白スペースが生まれていた。次回の開催場所は横浜。大阪万博が終われば恐らく横浜花博が国際イベントになるだろう。到着した15日の日差しは強く肌を刺す。これで冬の気候とは中東の暑さに驚く。真夏は外で息ができないほど暑く電子レンジの中のようだと聞いたことがあるが想像に難くない。

地下鉄に乗ってホテルへ帰途の中、イオンモールのようなショッピングセンターでビュッフェ(50リヤル:2,000円)を食べ、生鮮食品売り場でさつまいもをチェック。

エジプト産(4リヤル:160円/kg)が溢れているが、日本の販売価格が700円と考えると安い。

ホテルへ向かい、事前に調べていたドーハ最大市場「スークワキーフ」へ17時頃向かう。クラウンメロンの竹内氏も行きたいということで話をしていると参加者がぞくぞくと増えてほぼ全員でタクシーで向かう。日本と違い、カタールはホテルの受付がタクシーで呼んでくれない。Uberを利用する。大勢な観光客でにぎわい、カタール人は少数。それもそのはずだ。人口200万人の内20万人しかいないカタール人は自国でも少数派。アラブらしいお土産を考えながら、妻にスカーフを買おうと紫色のスカーフを選び、アグリ従業員一同や旬の駅各店、母親などのお土産に「アラジンのランプ」「像の置物」などを選ぶ。

市場内で晩御飯をとったが、当然お酒はなし。香辛料は強めで青唐辛子をピーマンと間違え撃沈。

再度お土産探し。H.Eフードウェイズの吉多(よした)さんにお土産のヒントや通訳などで非常に助けてもらう。本当にお世話になりました。大卒後、アトランタ領事館に2年間勤務し、その後、今に至る。24歳とは思えない自立心。大事なことはどう生きたいのか?、意思を持ちながら生きることを実践しているような女性だ。SAMURAI SUMMITにもこのような人材を採用したい。

21時にホテルに着き、シャワーを利用し即寝するが夜中の1時30分に目が覚める毎度のパターン。再度、眠りにつくが2時ごろ市役所の田中氏から元気な声で電話がなる。日本との時差は6時間。そう、日本は8時・・・。時差の洗礼を浴び、初日の真夜中でドバイ(海外)へ来ていることを実感する。約13時間のフライト、花博、市場へお買い物。移動日・初日は仕事という仕事をしていない二日を送った感覚。こんな時間の使い方も良いものだ

今回の反省点:座席は後ろを予約するべし。三列シートで一人であればゴロリできるため。また、トイレの近くはうるさい。往復の旅費:349,130円

2日目の出来事

二日目は二軒のスーパーマーケット、量販店の視察。カタールのさつまいも事情はエジプト産、トルコ産(4リヤル:160円/kg)が販売されていた。

美味しさの感覚は主観になるが前者2国は味が薄く固いようだ。買い物をする量をみると、業務用と思っていたが、アラブの一世帯の人数は約10人~なので一回で購入する量が並ではないことを知った。

今日の二軒のスーパーは価格帯で表すと、ロピア(関東)・コノミヤ(関西)と理解できる。イチゴ事業をみると、エジプト産(6リヤル:240円/pac)。固くて酸っぱい。これを日本で販売するとクレームの嵐だろう。見た目からわかる品質であった。モロッコ産(12リヤル:480円/pac)。エジプト産の後に食べたのでマジック的な食味になったが…。

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3日目の出来事

3日目の本命は日本大使館での大使との情報交流。いつもの変わらない朝ではあるが、人生ではじめて大使館にいくので私も含め、少し緊張感が漂っている。服装も大使館バージョンである。そういう私も、株式会社SAMURAISUMMITの相田氏から夏用のスーツを拝借し、ジャケットには国旗マークをつけている。上着がダボダボ系だが、これは世代であろうと理解する。

バスで大使館に向かうが、日本大使館がある場所の周辺には他国の大使館もあり、大使館村のようになっている関係で、大使館村に入るための荷物検査、身体検査がある。なんというか日本の空港に入るセキュリティより甘々なチェックである。セキュリティ機を通った後、なぜか?元に居た場所へ戻され、その後、セキュリティ機のない横を通って進むという杜撰さを見てしまう。その後、専用のバスに乗車し、我らが日本大使館へ向かう。宮城県の団体が出て来たので少しの交流をし、案内される。詳細は書けないが大使館の中のセキュリティは、しっかりしていた。大使と名刺交換をしたが、私の肩書「百姓」で会話の広がりにつなげる。カタール事情は小一時間ほど担当官の山本氏からレクチャーを受ける。

お昼までの時間にカタール人向けの高級レストランZUMAの見学とオーナー、シェフとの交流会へ向かう。

カウンターにさつまいもがディスプレイさせている。オランダ産のようだ。

フルーツの盛り合わせがあるが日本産はない。これが現実であり、今後の輸出課題であろう。試食をさせてもらったが甘味・鮮度といったあくまで主観的な判断をすると、日本国内のレストランで出されるフルーツのレベルの高さに誇りをもって良いのだと思った。逆説的な言い方をすると、カタール国内との品質的な差ははっきりとしているため輸出国になり得るだろうと判断できる。

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最終日の出来事

飲食店で一般客向けに商品をアピールする仕事を初めてしたが、まさにお祭り状態。学園祭気分であった。

絶対に一人ではしないであろうことも集団でやると快晴な天候以上に爽快感があった。およそ経済的なメリットはないであろう仕事だが、意味や価値は後からついてくるのではないかと思う。

忙しく二部の会場に向かい、まったく余裕がないままスタート。ジュンコレストランのシェフに安納芋の天ぷらの作り方をレクチャーしながら、イチゴを出すタイミングなど商談しながらと慌ただしい時間となった。五島の良さや安納芋の特性、奈良県NO1イチゴ農家の山田氏の古都華のすばらしさを伝えるが、通訳でついてくれた方が感銘をうけてくれた。元航空会社勤務の方がアルバイト的に手伝ってくれているようだが、こういった駐在している日本人にアピールし、レストランを利用してくれることが、「日本産品の開拓」にあたるのだろうと思った。

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