「ばらかもん」の舞台、五島市富江町を散策してみた!五島市富江町へ行かないと味わえない!オススメなお店3選♪富江町は五島の人も住んでみたい町と言われる理由とは?富江町ってどんな町なの?

『ばらかもん』の舞台、五島市富江町を散策

五島市の南部に位置する、「富江町」は人気漫画「ばらかもん」の舞台となっていて、今でも聖地巡礼でファンが訪れることがあるそうです。作者のヨシノサツキさんは、五島在住だという事も有名な話ですよね。そして朗報ですが、同作品がドラマ化される話があります。主人公の半田くんやなるちゃんは、どなたが演じるのでしょうね?キャストの発表が待たれます(4/23日現在)。NHKの朝ドラの「舞いあがれ」に続き、再び五島・富江に注目が集まりそうな予感がして、楽しみですね。ばらかもんの聖地巡礼で外せないのは小学校(岳分校)跡でしょうか。大正時代からあり、平成14年に閉校してもう20年は経つようです。

作中でザリガニ取りをした池も見物人が集まりすぎたのか、今では「ザリガニつり禁止」の立て看板までありました。物語の中で主人公が訪れたのかなと思われる小さな商店も、いまではシャッターが下ろされていて時の流れを感じます。ひっそりとして、迷路のような近辺は静かな時が流れています。

もう1つ紹介したい、この町ゆかりの作品は、小説になりますが、かつて珊瑚バブルに翻弄された人々と、旧富江村の栄枯衰退を描いた「珊瑚」(浅野次郎著)。明治時代のドラマチックな群像劇で読み応えがあります。因みに「富江町」となったのは大正時代です。物語を軽く紹介しますと、海の宝石と呼ばれた、希少で価値の高いモモイロ珊瑚を目指して、命懸けで荒々しい海へと漁に出ていった主人公と仲間の心もよう・・読み進めるうちにチクリと胸に刺さってきます。「珊瑚」を読んだあとには、100年以上昔の「富江」を脳内で散策しはじめる感覚に捕らわれること間違いありません。

富江町は移住者がオープンしたお店も充実してます!

さて、現在の富江町は、島内中心エリアの福江町ほど利便性はないにも関わらず、移住者が個性的なお店をオープンさせている為、小さくとも人が集まってくる魅力的な町となっています。私も貸してくれる家があるなら、住んでみたいとぽわんと思ったりします。それでは富江町に来ないと味わえないお店を3軒、紹介したいと思います。

te to ba

「te to ba」は築140年という元鰹節屋さんの建物を、元々の雰囲気を生かしてリフォームしたショップ&カフェ。オーナーが東京からの移住者の方で、販売しているアイテムにも都会のセンスが静かに光っています。雑貨などは、プレゼント目的として訪れても、つい自分用も購入してしまう位のナイスセレクトです。手作りのスコーンも種類が豊富で、いつもどれにするか悩んでしまいます。本当に丁寧に作られているので、子供さんにもお年の方にも安心して食べて貰えます。もしお店の営業時間外でも、そばの自販機をチェックしてみてください!なんとスコーンやpeopletreeのチョコも販売されています(運よく残っていれば。他にも釣り用のルアーなど変わったものが置いてることも)。カフェの引き戸をスライドさせてお店の中に入れば、古い木材のシンプルな内装にド派手な配色の大漁旗が目に飛び込んできます。懐かしき昭和っぽい雰囲気が居心地がいいんですよね。そして、もう1つの魅力として朝は8時半から朝ごはんを食べることが出来るんですよ。島時間を有効に使えますよね。これは是非、実際に体感して欲しい素敵な場所です。

te to ba
〒853-0201 長崎県五島市富江町富江323-5
営業時間:10:00~16:00
バータイム(金曜・土曜のみ):18:30~23:00
定休日:火曜日・水曜日
TEL: 0959-86-0750
公式サイトはこちら

アニマ

2つ目はガレット専門店の「アニマ」。宮崎県からの移住者だという、爽やかな若き店主が、富江産のそば粉を使ったガレットやパンベルジュ(濃厚なフレンチトースト)でもてなしてくれます。あと、紅茶好きな人は是非一度訪れて欲しい!店主の知識の豊富さは、あなたの好みの紅茶を一緒に探してくれる事うけあいです。

沢山の茶葉のストックがあり、オーダーする前に香りをお試しできるので女子に人気があるのが頷けます。この季節になるとアイスティーもお勧めです。今回は、ライチやジャスミン茶のフレーバーがミックスされた紅茶を頂きましが、とても美味しくて大満足でした。人気店のため、いつも島内外のお客さんで一杯。予約は必須のお勧め店です。

アニマ
〒853-0201 長崎県五島市富江町富江204-7
営業時間:昼11:30~14:30 夜は完全予約制 ※2日前迄
定休日:月曜日
TEL:080-1542-7190
公式サイトはこちら

島の内外の人が富江に行く一番の理由、それはお目当てのラーメンがあるからといっても過言ではありません

ラーメン敏

最後に紹介するのは「ラーメン敏」。ここも、いつも順番待ちの人と車で込み合ってる場所の1つです。最初、驚いたのはお店にいくには、鳥居を下をくぐって行くのです!車や人が通る道が富江神社の参道なのですね。隣にはたっしゃかランド富江があるのが目印です。ラーメンは何種類かありますが、オススメなのは「エビ塩ラーメン」です。透き通ったあっさりスープに少しニンニクの香りがして、彩りはエビとチンゲン菜のみ。シンプル。それでも旨味と甘味が絶妙で、時々無性に食べたくなる美味しさです。

お店に行くと、入り口で順番待ちの木札を受け取ります。それからが長~い待ち時間が続く事は覚悟したほうがいいと思います。1、2時間は普通のようです。近くを散策したり、時間潰しのものを用意しといたほうが賢明ですね。夜は予約のみに限定されているそうです。

ラーメン敏
〒853-0202 長崎県五島市富江町松尾671
営業時間:営業時間 11:00~14:00(L.O.13:30)17:00~21:00(L.O.20:30)
定休日:火曜日
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
TEL:0959-86-2845

きっと、記憶に残る体験が出来ると思いますので五島へきたら是非、足を運んでみてくださいね!富江には思い入れが深いので、今回紹介出来なかったスポットがまだまだあります。今後、富江シリーズ第二弾もお送り出来たらと思ってます。