今回は、リゾートバイトならぬ、リゾート免許取得ができる、五島自動車学校を紹介します。新型コロナウィルス感染症の移動制限解除もあり、これから、旅行へ行きたい!リゾートに行きたい!海に行きたい!という方もいると思います。旅行へ行ったついでに免許を取る、いわゆる、合宿免許は全国各地にありますが、この学校ほど、海に近い所はないです!
目の前は海。そんな合宿免許とは?
県道の直線道路を挟んですぐそこには砂浜が広がっています。この景色は「ばらかもん」でも描かれてます。「30秒で海にダイブできる」、「海に見とれて脇見運転にならないよう注意が必要です」を謳い文句があるのも納得するでしょう。さらに、日本で唯一、乗馬体験も出来るのが、五島自動車学校です。
五島自動車学校
〒853-0026 長崎県五島市浜町424-3
Tel:0120-73-5121
公式サイトはこちら
1日3食付きで、宿泊し、最短16日で免許が取れるのが魅力的ですが、技術など、個人差があるので、それ以上、滞在することになる人もいます。ここでは、約1カ月も時間がかかってしまった人の回想録の本を紹介します。星野博美さんの『島に免許を取りに行く』というタイトルで、この五島自動車学校が舞台です。この本をきっかけに、合宿免許を取りに行く人が増えたといっても過言ではありません。
「島に免許を取りに行く」に出てくる五島ならではのエピソード
1.買い物は近くのバリュー
寮は3食付いて個室で、男子寮・女子寮に分かれています。必要なものがあれば、先生が中型バスで皆まとめて大きなスーパー(バリューのこと)やシティーモールに連れて行ってくれます。授業が休みの日曜日は観光し放題。本の中では、道の駅ふるさと館のバイキングなどお馴染みの場所が登場し、地元の人が読んだら、テンション上がりました!ちなみに徒歩でいける、Aコープ大浜店(文中では農協ストアと書かれていた)は現在閉店しました。その代わりに、地元の有志が自動車学校の近くの広場で日曜朝市を開いています。また、近くには「カラリト」というリゾートホテルが昨年完成し、ホテル内のオシャレなカフェでくつろげぐ事が出来ます。
2.都会では見られない黄色の点滅信号
五島では交通量の少ない21時から(もっと田舎の道は19時から)、交差点は点滅信号に変わります。黄色の点滅信号は、車が通ってないのを目視し、安全を確認したら一時停止しなくても進んでよし!この点滅信号が星野さんにとっても珍しいもので、最後に見ることができ感動していました。
3.五島の人はトラクターや車の免許を取る前から乗り回してる!?
車の運転が怖いという星野さんは、地元の生徒が運転に慣れているのはなぜ?とを疑問に思っていました。農家の人がけん引の免許を取りにきたときに何故なのか聞いたら、普段乗ってすでに練習していると言われた時は驚いていました。昔は不思議と事故も少ないし、無法地帯だったようでした。
さすがに、今は普通自動車を無免許で運転する人はいません。
4.商店街の路駐問題
福江の中心部の商店街は、今でも、有料駐車場に駐車するのが面倒で店の前に路駐する人が多いです。私たちはそれを避けるのは慣れていますが、それが、教習車を運転する生徒にとっては、狭い道路でかなりの障害物であることに、この本を読んで始めて気づかされました。反省すべき点でした。
5.本免は五島では取れません
ここは、重要です。五島自動車学校で取れるのは仮免までです。地元の人たちは、大村の試験場まで泊まりがけで本免を取りに行きます。一発で合格しなければ、宿泊費もかかるので、かなりのプレッシャー(お金を払っている親からの圧)を感じながら、高校生は取りに行くのです。島外から合宿で来る人は、自宅へ帰って地元で取りに行くようです。もちろん、五島には高速道路や路面電車、踏切がないので都会に戻ったらちょっと運転に苦労するかもしれません。逆に言えば、五島は初心者でも運転しやすい最適な場所なのかもしれません。
6.自動車学校の敷地内にある馬場
演習コースよりも広いのでは?というくらい存在感があります。当時は、馬の他にヤギ、犬、にわとりがいたそうですが、今は馬が3頭のみです。
授業の空き時間や、日曜日は予約をすればいつでも乗馬体験ができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。星野さんは五島の人とふれあい、忘れられない免許合宿となりましたと書いていました。五島で無かったら、免許を諦めていたかもしれないとも綴っています。ちなみに、私の同級生は、この合宿免許で知り合った人と意気投合して、結婚して子どもも生まれ幸せに暮らしています。昔、『免許がない!』という面白い映画がありましたが、この本もぜひ、実写化してほしいくらい面白いし、心が温まります。皆さんも五島へ行って、五島の人とふれあってみてください。楽しみにしています。
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地元の人、旅行で福江島へ訪れる人、出張で福江島へ訪れる人、夕食と同じくらい昼食、ランチを食べるのに…福江島のランチ情報まとめがない。「五島商店 佐藤の芋屋」の「福江島のこと」の記事の中にも多数のランチ、ディナー情報の記事があります。この「福江島のこと」の「ランチ情報」だけ抜き出してスピンアウトしたのが、「福江島ランチーズ」なのです。
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