農業は難しいけど面白い!五島・福江島で農業初心者が農業ベンチャーへ転職!畝立ては1歩ずつ1歩ずつ先輩社員に教わりながら進む毎日。身をもって経験した畝立ての重要性とは?

こんにちは、A太郎です。4月になり、芋の苗の定植で慌ただしい毎日です。転職してきて1ヶ月が過ぎ、少しずつですが業務内容にも慣れ、スキル習得に精進しています。最近では「畝立て」を任されるようになりました。

ちなみに、畝とは…

畝(うね)とは、 畑で作物を作るために(何本も間隔を空けて)細長く直線状に土を盛り上げた所のこと。英語ではhillingまたはhillと呼ぶ。

引用:Wikipedia

そこで今回は、畝立ての体験記をまとめてみたので、少しの時間お付き合いください。

畝立ての重要性とは?

農業に馴染みのなかった自分からすると、「畝とはなんぞや?」からのはじまりでした。

というわけで、色々と調べてみたので共有します。

畝立てで重要なことは「真っ直ぐ」に畝を上げることです。というのも、畝を真っ直ぐに上げることは、

  • 土地の利用効率が最大限になる
  • 水はけが良くなる
  • 作物の成長を促進させる

のように、効率的な栽培環境や、作物の成長を促進させるためにも重要な作業です。

また、畝を曲げたり、カーブをつけたりすると、作物の植え付け面積が減ったり、中耕などの作業が難しくなってしまうデメリットも。そんなこんなで、調べれば調べるほどプレッシャーを感じていましたが、「できる、できないよりも、やるか、やらないか」の精神で挑戦させてもらいました。

なぜ、真っ直ぐできるの?

先輩社員に指導してもらいながら、実際に畝立てに挑戦。自分的には「絶対に負けられない戦い」並みの意気込み。いざやってはみるものの、ハンドルを傾斜に取られたり、微妙な凸凹があったりと「全然、真っ直ぐいかない。」と、真っ直ぐ走っているつもりでも、徐々に曲がっていく有り様、、、。そんな自分を尻目に、先輩方はきれいに真っ直ぐな畝を、次々に立てていきます。なんでそんなに真っ直ぐできるのか疑問で、アドバイスを求めると、

「行く先に目印を決めて、それに向かっていけば大丈夫だよ。あとは経験、経験。」

たしかに、これまでは手元ばかりに気がいきがちで、先を見る余裕がなかったのが原因かなと。とのことで、次の畑ではこれを実践。

落ち着いて、先を見つつ、丁寧に微調整を繰り返す。「真っ直ぐ、マッスグ」とつぶやきながら、なんとかそれなりに真っ直ぐな畝を立てることができました。つぶやきがすごいので、側から見たらけっこうヤバイ人です(笑)それでも、「真っ直ぐに出来てるじゃん」と言われ、とても嬉しかったです。

が…しかし、次の畑ではかなり傾斜がきつく、見るも無惨な姿に、、、。「経験、経験。」とはいえ、「傾斜難しい、クセがつかめない」不甲斐ない自分に悔しさを感じています。

苗を植えてみて分かる畝立ての重要性

先日、苗を植える機会があり、その畑は自分が畝を立てた畑でして、しかも数ヶ所カーブになってしまった場所。

少し感慨深いながらも、曲がっている畝に恥ずかしくもありました(笑)※できるならやり直したい、、、

曲がっている場所では、台車の向きを一回一回変え、作業しづらそうにしている場面も、、、。

「なるほど。畝が曲がってしまうと、苗を植える方は大変だな、、、。」と反省。

畝を作る側と苗を植える側。両方を体験したことで、違う視点からの景色が見え、自分が任されていることの重要性を再認識させられました。次の苗が成長してくるまで少し期間がありますが、この感覚、悔しさを忘れずに、次の畑ではパリッときれいな畝を立てられるようイメージしておきたいですね。

使用後の機械のメンテナンスも抜かりなく

機械を使った後のメンテナンスも重要です。きちんとメンテナンスしてあげないと、不具合が生じる場合もあります。故障箇所に気づいたり、機械を長く使うためにも定期的に実施しておきましょう。エアクリーナーやエンジンオイルのチェック、フィルターの清掃やグリスアップ箇所など、先輩社員に教えてもらいながら実践。

数回しか使用していないにも関わらず、土埃がすごく、「負担が掛かってるんだな」と実感させられました。1つ1つ覚えていきながら、大事に使用できるように、時間があるときは心がけたい作業ですね。

メンテナンス後は、雨風が防げる倉庫に保管しましょう。日光や雨風にさらされると、風化していき、錆が発生する原因になってしまいます。倉庫がない場合は、シートを被せるなどして、少しでも雨風にさらされる負担を軽減させましょう。

畝立てのまとめ

というわけで、今回は、畝立ての体験記をまとめてみました。畝立てを経験して、当たり前かもですが「難しさ」を痛感し、先輩社員の「スキルの高さ」に驚いています。また、けっこう神経を使う作業でして、作業後の疲れもまた格別。とはいえ、良くも悪くも自分が携わった形が残るのは感慨深くもあります。まずは、「真っ直ぐな畝」が100%で再現できるよう腕を磨いていきたいですね。では、新たな挑戦がありましたら、また発信していきますのでお楽しみに。