二次離島「嵯峨ノ島」は釣れるぞ~嵯峨ノ島に毎週土日に釣りに来ているおじさん二人組みから聞いたポイントは凄かった!狙いは「クロ」。大きさ40センチ、1kgオーバーも釣り上げた!

五島市(福江島)に本社をおく株式会社アグリ・コーポレーションは1月5日(金)から始業で、二日目には、土曜日、日曜日の為すぐに休日となった。5日(金)も休みにして、12月28日から1月7日まで11連休も考えたが…、さすがに…やめた。

嵯峨ノ島へ

年末から、2024年は社員や契約農家さんと魚釣りに行こうと決めていたので、予定通り1月6日(土)に二次離島である嵯峨ノ島で釣りにいった。嵯峨ノ島は五島市(福江島)三井楽町貝津港から出発し15分程度。天候は快晴で、午前の風速2~3m、午後から4mと少し風は強い。嵯峨ノ島の釣りポイントは徒歩15分ほどでいける千畳敷がよいのだが、メンバーが5名であったため防波堤での釣りとした。船客は当社以外で3名しかいなかったが、千畳敷は最大でも5名ぐらいでないと狭くて危ないので諦めた。

一次離島と二次離島

本土との間を直接結ぶ公共交通手段(航路・航空路)がある島を一次離島(いちじりとう)、その交通手段が無い島を二次離島(にじりとう)ということがある。

この用語は法的に定義されたものではないが、長崎県では公的文書に使用している例がある。 二次離島は近隣の一次離島への交通手段があるが本土と結ぶ交通手段がないため、二次離島と本土との間を往来する場合は一次離島を経由する必要がある。

二次離島の例(五島列島と有人島)

五島列島(長崎県) – 宇久島、小値賀島、奈留島、および福江島のいずれかとの間にしか航路がない島がいくつかある。
前島(長崎県五島市) – 奈留島との間にしか航路がない。
久賀島、椛島、赤島、黄島、嵯峨島(長崎県五島市) – 福江島との間にしか航路がない。
蕨小島(長崎県五島市) – 久賀島、奈留島および福江島との間にしか航路がない。ただし、この航路は定期便ではなく、チャーター船である。

引用:ウィキペディア離島より

船の移動中に、1月~3月は毎週土日、嵯峨ノ島に釣りに来るおじさん二人組と話をしていると、船着き場の防波堤での釣りであれば、北側の防波堤で東向きがポイントだよと教えてもらった。いつもは南側で北向きに構えるが、素直にベテランさんのポイントへと5分ほど歩く。

乗船券片道230円と餌代、軽食のパンおにぎりは私のポケットマネーで用意しているが、餌は前日にラボ長兼圃畑責任者兼釣り部部長の末留さんが買いに行ってくれている。私の竿の準備、仕掛けもすべてお任せしているので前日の内に全て完了してくれていた。

私の竿の糸が古くなっているため、白色にかえてくれていた。感謝。以前はオレンジ色であったが、白色が見えやすく釣れるようだ。全てお任せしているので、私の仕掛けや針のつけ方、結び方など一向に上達しない。

狙いは「クロ」

さがのしま丸を9時10分発で9時35分は釣り場着。家から港まで車で5分であることを考えれば釣り師からすればうらやましい環境にあるようだ。2024年はその環境をしっかりと感じようと思う。二種類の餌を混ぜ合わせて、海水も少し混ぜて粘り気をだす。これは撒き餌ようの餌で、針につける餌は小エビ。お尻から頭にかけて針を差し込んで外れないように工夫する。およそ二年ぶりの釣りのため勝手を忘れる。末留部長を見様見真似で。

ターゲットとなるお魚は「クロ」。本州では「メジナ」というが五島ではクロと呼ぶ。いつも思うが、なぜ魚の呼び方が地方によって違うのか不思議。

早々とランチ休憩

帰りの船便が16時なので6時間超の戦い。今日は釣れるのかと不安になるやいなや、5分もしないうちに末留部長はクロを釣る。さすが、釣り師!私の仕掛けは末留部長がしてくれているが、これが腕の差かと感心する。

時間の経過につれて、私にも釣果があり、小さいがクロを釣る。その他の社員もしっかりと釣果をあげる楽しい釣り時間であった。

お昼は各自が用意しているが、私が自分用に用意したものは、カップラーメン(辛)、おにぎり二個とちくわと焼酎w。スタッフ用に前日に半額で売られていた練り物を数パック。小さいなりにクロを釣れたので、早速、お昼ごはん。

時間は10時30分と決してお昼とは言えない時間だが、快晴で1月なのに最高気温が18℃と暖かく、海の向いに見える三井楽町を眺めながら最高のお昼ごはんとなった。

異常な重み…こ、これは?

片付けをするので15時30分で終わる予定。15時20分、私の竿に異常な重み。これは、2時間前に感じて糸を切られた感触以上。重たい。竿が限界までしなる。今日一の大きさのクロを釣る。大きさは40センチと1kgオーバー。最高の気分で釣りを終わる。

5人全員の釣果は約40匹。魚をいれる籠をバンカンと呼ぶが、チャックが閉めれないぐらいパンパンになるぐらい。嵯峨野島での釣りは今回で7回目ぐらいだが、こんなに釣れたのは初めて。おじさん二人組に教えてもらったポイントは確かだった。1月27日に株式会社ごとうの子熊と釣り大会をするので、良い練習になったとおもう。

船長の話

復路を待つ間、船長さんとすこしお話。海水温があがっているため、五島近海はマグロが結構獲れる。そしてブリが北海道で獲れるようになり、伊勢海老の漁獲量一位は千葉県銚子。少しずつ北上している。高級魚であるアカハタも五島では「あかじょ」と呼ぶらしいが、対馬市がアカハタバブルになっているようで一箱(約6匹)で取引額400,000円。

うーん、農業では考えられない単価であり取引額であると羨ましく思いながら帰路に就く。家に着くなり塩っぽくなった体を休めるためにも風呂にはいり、一休み。