さつまいもの先生になっちゃった話。五島市の小学校でさつまいもを授業で植えて栽培して収穫してと小学校の子供たちと交流してきた!こんなおいしいさつまいもは初めてという言葉をいただきました

小学校の子どもたちとの交流

こんにちは!6回目の投稿になります。ラボ長です。今回は、毎年小学校へさつまいもの苗植えと収穫の指導に行っているのでそのことについてお話しましょう。毎年6月に五島市内の小学2年生の生徒さんに苗の植え方の指導に行っています。毎回2年生なので先生も生徒も初対面です。初めは緊張しましたねぇ。70人の生徒の前で話をするのですからそれは緊張しますよね?。どういう風に話せばわかってくれるかな??とか喜んでくれるかな??と思うとさらに緊張するのです。きっかけは、もともと某農家が毎年小学校からの依頼を受けて苗の提供と苗植えの指導をしていたことから始まります。毎年行っていた農家も年齢的に難しくなってきたので、学校側に他をあたってもらいたいと言ってきたとのことです。学校側も代わりに子供たちに教えてくれるところを探していたところ、三井楽町でさつまいもを専門に栽培しているアグリ・コーポレーションのことを知り、今に至ったわけです。そんな経緯から始まり、私たちも地元に貢献したいと思っていたので快くお引き受け致しました。

苗植え開始!

苗植えをする前に先生と打ち合わせをして肥料や苗をどのタイミングで植えるのか、植え方などを話しました。先生に「70人の生徒が植える予定の畑を見せてください」と言って畑をみせてもらったら・・・ちっちゃい(小さい)!幅と長さを測り70人がしっかり植えれるように何列畝たてをしたら良いか?子供たちが無理なく入れるには、しっかりさつまいもが育つにはどうしたら良いか?考えました。

先生も、もちろん畝たてや苗植えは初めてなので、こちらで畝たてもしてあげないと難しいだろうと考え、苗植えをする2時間前に準備をしました。

さあ、2時間目が終わり、3時間目のさつまいもの苗植え体験が始まります。

さつまいもの先生

生徒のみんなが集まってきた。「さつまいもの先生ですか?」と聞かれ「えっと…そうですね」子供たちに慣れていないのでたいして良い反応は出来なかったと思います。先生も来て「本日は、よろしくお願いします」「はい!今からさつまいもの苗を植えますが、今回、三井楽のアグリ・コーポレーションから来てもらいました。あいさつしましょう」子供たちに「よろしくおねがいします」と大きい声で言われ、ちょっと緊張して…よろしくお願いします。何をどのように話そうって考えてこなかったのでちょっとあたふた(笑)してしまいました。

まずは、植え方を「苗は真っすぐ植えると大きいさつまいもができます。斜めに植えるとたくさん出来ます」と教えました。次に何日でさつまいもができるか教え、苗植えを開始しました。畑が狭いので、生徒のみんなには先生が初めから順番を決めており、交代で畑に入ってきました。手袋をして、さあ苗を植えよう・・・子供たちに「どう植えたい?」と聞くと「まっすぐー」って、やはりたくさんできるより大きいほうが良いみたいでした。真っすぐ植えるには結構深く土を掘らなければならない。小学2年生の子供たちにはなかなか難しかったようで、結局私が手で深く掘ってあげて植えさせたみました。助手に従業員を一人連れてきていたので何とかなりましたが、一人ひとりに植え方を教えながら、穴を掘ってあげながらの指導は大変でした。

全員苗植えが無事終わり、最後にご挨拶。

「みなさんに1つだけお願いがあります。みんなが、のどが渇くようにさつまいもの苗ものどがかわきますのでお水をあげてくださいね」とお願いしました。

みんな「は~い」といいお返事をしてくれました。

「さつまいもの先生また来てね」と言われてとてもうれしかったです。

そして、苗がしっかり育っているか?。たまに見に行ってました。

夏が終われば大収穫祭

そして10月、待ちに待った収穫。

うまく育っているか。たくさん育っているか心配でした。予定の3時間目より1時間早めに行って、確認すると蔓が伸びていました。

こりゃ…子供たちに「つる払い」は無理だろうと判断して連れてきていた従業員とつる払いを先にしておきました。これが思っていた以上に重労働でしたね。普段はトラクターで行うので、鎌でひとつひとつ蔓を切っていくのは、なかなかに大変でした。まあ、これも子供たちのためと思えば頑張れたのではないかと思います。

さあ、3時間目。子供たちが集まってきました。

第一声「あ!さつまいもの先生だ!」

覚えていてくれてとてもうれしかったです。1度しか会ってないのにたいしたもんだなぁ~。

「さあ、今日は6月に植えた苗にいっぱいさつまいもができていると思うのでみんなでがんばりましょう」と話をして芋ほり開始!

真っすぐ植えているので結構深くにさつまいもが出来ていて、小さいおててと小さいスコップではなかなか掘り出せません。更に大きいさつまいもが出来ていたので全然抜けません…。「頑張れ!がんばれ!」と一人一人のお芋ほりを手伝いました。

「先生!大きいさつまいもがいっぱい」とか「先生!全然抜けない」と引っ張りだこ。

こんなおいしいさつまいもは初めて

何とか全員のお芋を収穫することができました。たった70本の苗から段ボール4箱分のさつまいもが収穫でき、ほっとした感じでもありました。

「このさつまいもはお父さんお母さんと一緒に食べます」と喜んでくれたので良かったです。

後日、先生より生徒のみんなからのお礼の手紙をいただきました。

「こんなにおいしいさつまいもを食べたのは初めてです」とみんなおいしかったと喜んでくれたみたいでした。子供たちの笑顔をみるために来年も苗植えと収穫のお手伝いをしていきたいと思います。次はもっと上手に話ができるよう練習しとこ