アグリ・コーポレーションの入社式から始まり、お花見、タケノコ掘り、そして夜はBBQと五島の普段の日常を味わってみた!都会にいると忘れてしまいがちな感動や美味しさを全て堪能できるのだ

入社式

何年、いや、何十年前のことで、すっかり忘れているのが「入社式」。皆さんも一度は経験したことがある「緊張」を少しだけ思い出してみてください。学生気分が抜けて無い状態だった自分は、入社式というのがどんなものなのか?を理解することが出来ず、なんとな~く参加した感じだったように思えます。たぶん、当時の自分は、華やかな会社のイベント?というゆる~い感じの気持ちだったような…。そんな入社式。今回は、長崎県五島市(五島列島)に本社を構える農業ベンチャー「株式会社アグリ・コーポレーション」の入社式へ参加してきた!

株式会社アグリ・コーポレーションの2023年4月度入社の新入社員は、2名。地元の高校を卒業した松本君と鹿児島県屋久島出身で農業大学を卒業した鎌田君。二人ともこういう場、こういう雰囲気は初めてのようで(当たり前だが)かなり緊張しているように見えるのだ。見ている私も緊張してしまうくらい…その緊張感がひしひしと伝わってくる。

代表取締役の佐藤さんの話が始まり、その後、先輩スタッフがひとりひとり、自身の経験や新人に臨むこと、こういう感じに成長して欲しいとアドバイスを愛情たっぷりの言葉で新入社員を励ます感じが見ていて、ほのぼのとしたなんとも温かい感じ。

入社式を社外のイベントスペース等で行う企業より、社屋の一部で、手作りの入社式というのは、なかなか見ることが出来ないし、アグリ・コーポレーションはモノづくり(農業ベンチャー)の会社。自分たちでどうすれば温かく歓迎できるのか?を考えて出した結論が今回のなんとも温かい、入社式になったように思えるのだ。記念品も自社の商品をはじめ、色々な商品が手渡され…それよりも、出席できるスタッフは全員参加だったこともあり、この大人数の中で、新入社員は、話をしたことが無い中、最後に、新入社員から話をする。見ているこっちも更に緊張してしまう状況の中、事前に「最後に一言、話をしてほしい」と言われていても何を話して良いのか?わからない…そんな中、二人はちゃんと話をすることが出来たのだ。自分が同じ年の頃、こんな感じの状況の中、話ができたか?と考えてしまう。

入社式が終わると、今期のアクションプランを代表取締役の佐藤さんからゆっくり丁寧に、参加しているスタッフ全員が腹落ちするまで、同じ言葉を何回も使った説明する。ビジョンの共有は、役員、幹部社員だけではなく、現場で働く全てのスタッフまで行き届くように…という思いから時間をかけてやっているというのだ。その結果として、全員が同じ目標に向けて一直線に進めるような環境もしっかりと整えていくのだ。温かい入社式の後は、アクションプランと目標設定、ゴール設定を明確にして、今期がスタートする。メモを取るスタッフも多い。入社式からアクションプラン等の説明で約90分。ものすご~く濃い90分だったように思えたのだ。そして、明日、今期、最初の定植が始まる。

入社式の後は…お花見

アグリ・コーポレーションの入社式後は、緊張をほぐす為?なのか?社内イベントとして「お花見」がある。アグリ・コーポレーションから徒歩10分程度で行ける場所に、贅沢なお花見スポットはある。

参加できるスタッフすべてが参加して、桜の下で美味しいご飯を食べ、お酒を飲みと昭和の良い感じの伝統が残っている感じでもあるが…アグリ・コーポレーションは昭和生まれの会社ではなく、平成生まれの若い会社なのだ。

「スタッフみんなが一同に集まって色々と話ができることが少ないから」

とのことで、社内イベントは、スタッフが企画し、考えて行うことが多いらしい。

この「お花見」でも代表取締役の佐藤さんの話もあり、契約している農家や関連会社のスタッフとみんなでワイワイ、ガヤガヤと楽しいひとときを過ごす。新型コロナウィルス感染症で、この楽しいイベントも数年ぶりでの開催とのことで、中でも様々な景品が当たる!ビンゴや社内各賞の発表もあったりとこちらもてんこ盛りの内容であっという間に時間だけが過ぎ去ってしまう。

花見の後はタケノコ掘り

あっという間の「お花見」。この日は「入社式」と「お花見」で終了とのことで、2023年度は、明日から。時間もあり、どうしたものか?と思っていたところ…。

「私が持っている山にタケノコ掘りに行きませんか?」

とのことで、アグリ・コーポレーションのスタッフからお声をかけていただき、たぶん…初めての「タケノコ掘り」。高級和食とかで京都朝掘りのタケノコがあったり、アクは炭で抜くとか知識だけは一人前にあるのだが…実際に自身でタケノコ掘りをし、収穫というか?タケノコを掘り起こしたことが無いので些か不安。

タケノコ(筍)鮮度が命の食材

竹の地下茎から出てくる若い芽をタケノコと呼びます。鮮度が命の食材なので、購入したらなるべく早く調理しましょう。掘りたては生でも食べられますが、通常は下茹でします。部位ごとに特徴があるので、使い分けましょう。先端の姫皮は、吸い物や酢の物に。穂先は煮物や和え物に向いています。中心は、歯ごたえがあるので、煮物や炒め物、天ぷらと幅広く使えます。根元は硬めですが、薄切りやさいの目切りにして、炊き込みごはんなどにすると美味しくいただけます。

引用:JAグループ

タケノコは、春が旬とのことで、まさに今が「旬」。これはめったに味わえない体験になるはず!ということで!いざ、タケノコ山へ。

こ、こ、これがタケノコ山。竹林が生い茂り、日差しも届くか?届かないか?という薄暗い中の急斜面を登っていく。

タケノコは、地面から少し出ているのがベスト。出すぎちゃったタケノコは固くなっているからあまり美味しくない。コツは目じゃなく、靴底で見つけるという感じ。

と聞いていたが、こちら素人なので、どうしても目で探してしまう。と言うか?薄暗い竹林で、倒れている竹が多いので、靴底で探すのは…なかなか難しいのだ。竹林を深くまで入り込んでいたスタッフから

「おーい。見つけたぞ~」

との声が聞こえてきて、その場所まで、倒れた竹林を避け、急斜面を登り、漸く、たどり着いたのだ。見つけたタケノコの周りを、「ツルハシ」でタケノコに傷がつかないように慎重に、慎重に掘り起こす。

これは思っている以上に難しい。慎重過ぎると、力が弱く、周りの土が掘り起こせないし、力を入れすぎるとタケノコに刺さってしまう危険がある。上手に、タケノコの周りの土を掘り起こしていくと…見えてくるのがコレ。

日頃の運動不足と普段、あまり使わない筋肉を一気に使う、そして使い慣れていない「ツルハシ」なので、すぐに息が上がってしまう…なんとも残念な感じなのだが…。そんな中、死ぬ思いで掘り起こしたのがこのタケノコ。もう、なんというか?感無量とはこの事のようで…。

この掘り起こしたタケノコをどうやって食べよう…宿泊する場所へ持ち帰って…調理してくれるのだろうか?些かな不安はあるが、それしか方法が無いような感じ。

そして夕食はBBQ

自身初のタケノコ掘り。息も絶え絶えの中、漸く掘り起こすことが出来たタケノコ。運動不足の中、体を急に動かしたこともあり、急激にお腹が空くのは当たり前の自然現象なのかもしれない。「今夜はBBQです!」と言われ、向かった先は、株式会社五島のこぐま 代表取締役 八代さんの自宅。株式会社五島のこぐまの八代さんは、五島では有名人で様々なメディアにも登場している人。さつまいも栽培とアオサ養殖事業を営んでいる会社の社長なのだ。

「五島では、BBQはたぶん、、、当たり前というか?頻繁にやります」という言葉通り、株式会社五島のこぐまの若いスタッフの手際の良さ、調理の上手さ。さすがに慣れているという感じ。しかも出された(焼かれた)肉の美味しいこと。

タケノコ掘りでお腹が減っているのが更に良いスパイスになり、焼き立ての肉を冷えたビールで流し込む。これがたまらないのだ。それもそのはず…焼かれている肉は「幻のブランド牛 五島牛」なのだ。

五島牛とは

「長崎県五島列島内で肥育された牛の牛肉」であり、私どもごとう農業協同組合(JAごとう)が商標(地域団体商標)権を有しています。五島牛は高い評価を受けている高級黒毛和牛であり、五島の恵まれた自然環境の中で育てられた五島牛は、性格もおとなしく早熟早肥で肉質肉量を兼ね備えた質の良い牛です。

五島の畜産農家は主に子牛と繁殖牛とを飼養し、多くの子牛は年6回のせり市で年間約3,000頭以上が島外へと取り引きされます。九州管内はもとより、遠くは近畿・東海地方からも買い付けに来るほどです。そのため、島内で肥育され成長する五島牛は、市場に出回る量が少なく、幻のブランド牛とも言われるほど希少な存在となっています。

引用:ごとう農業協同組合


焼かれて、滴り落ちる肉汁と脂。噛むことが無い焼肉で、あっという間に口の中で溶けてなくなってしまうくらい。そんな極上の焼肉は、なかなか食べられるものではない。BBQ時の話は、農業、さつまいも市場の話や五島(福江島)の話と様々。経営者が集まるとこんな感じなのは、どこの場所でも変わらないのだ。今日は、朝から長崎県五島市(五島列島)のいつもの日常を味わうことができた。同じ夢を追い求める仲間、都会に住んでいると忘れてしまいそうな自然の美しさ、その美しい自然の中で食べるご飯の美味しいこと。

すべてが贅沢な時間に通じるのかもしれない。そんな経営者の話をビール片手に聞きながら夜は更けて行くのである。