ワンちゃんも大好きなさつまいも!犬にさつまいもを食べさせても大丈夫?どれくらいの量なら大丈夫?さつまいもを食べさせて良いペットと食べさせてはダメなペットを解説します!

私たちの生活に癒しを与えてくれるペットたち。ペットと一緒に暮らしている人なら、人間の食べ物を動物にねだられる経験をしたことがある人も多いことでしょう。そこで今回は、犬をはじめとするペットたちに、さつまいもを与えても大丈夫なのか、与える際にはどのようなことに気を付ければよいのかを解説します。ペットを飼っている人は、ぜひ最後までご覧くださいね。

犬にはさつまいもを与えても大丈夫!

犬にさつまいもを食べさせても問題ありません。
ここでは、犬にさつまいもを与えるメリットと、食べさせる際の注意点などを解説します。

さつまいもを与えるメリット

犬が生きていくにあたって必要な3大栄養素は、炭水化物・タンパク質・脂肪。特に炭水化物は、犬の生命活動に必要なエネルギー源の役割を担っています。さつまいもは、炭水化物を多く含む食材のため、犬の健康にもよい作用をもたらすことが期待できるでしょう。また、食物繊維が豊富であり、腸のぜん動運動を促す「ヤラピン」という成分も含まれているため、犬の便秘解消にもつながります。

さつまいもを与えるときの量

さつまいもは糖質が高く、カロリーが高い食材です。犬に食べさせること自体は問題はありませんが、与えすぎには注意しましょう。

⦁ 小型犬(チワワ・シーズーなどの体重10kg以下の犬)
20~30g程度
⦁ 中型犬(コーギー・柴犬などの体重25kg以下の犬)
80~100g
⦁ 大型犬(ゴールデンレトリバー・ラブラドルレトリバーなど体重25kg以上の犬)
130~150g

さつまいもは甘みがあるため、喜んで食べる犬が多いですが、与えすぎには注意が必要です。高カロリーによる肥満や、食物繊維の多量摂取により、消化不良を引き起こす可能性があります。
あくまでもおやつとして与え、さつまいもを与えた分ドッグフードは減らすのがよいでしょう。

さつまいもを与えるときの方法や注意点

犬にさつまいもを食べさせる際は、皮を剥き、必ず加熱してから与えるようにしましょう。生のさつまいもは消化しにくく、下痢や嘔吐を引き起こす恐れがあります。焼く・蒸すなど、しっかりと加熱してから与えるようにしてください。加熱してすぐのものは犬には熱く、誤って丸飲みしてしまうと消化器官を火傷してしまう可能性があります。完全に冷ましてから与えるのがよいでしょう。また、丸飲みして喉に詰まらせてしまうといけないので、必ず一口大にカットしてから食べさせるようにしてください。人間用のさつまいも加工品は、砂糖やバターなどが使われていることが多いため、犬には与えず、なにも味の付いていないさつまいもを食べさせてあげましょう。

さつまいもをこんな場合は食べさせないで!

基本的には、犬にさつまいもを食べさせても問題はありませんが、例外もあります。さつまいもを食べさせてはいけない例を紹介するので、愛犬が当てはまるものがないか、チェックしてみてください。

肥満傾向・糖尿病・尿路結石の犬

さつまいもはカロリーが高く、糖質を多く含みます。よって、肥満気味の犬や糖尿病を患っている犬には与えないようにしましょう。また、さつまいもには「シュウ酸」という成分が含まれています。シュウ酸は多量に摂取すると、シュウ酸カルシウム結晶による、尿路結石を引き起こす原因となります。過去に尿路結石の経験がある犬には、与えない方が安全です。

腎臓病・心臓病の犬

さつまいもには、カリウムが多く含まれています。カリウムは本来、体内に蓄積した塩分を尿とともに排出し、高血圧になるのを防ぐ作用があります。しかし、腎臓に疾患があると、カリウムの排出がうまくいかず、血中のカリウム濃度が上がる「高カリウム血症」を引き起こす恐れがあるのです。高カリウム血症は、痙攣や不整脈をはじめ、心臓に影響を及ぼし、死に至るケースも。高齢化により腎臓機能が低下したシニア犬や、腎臓病の犬には与えないようにしましょう。

アレルギーのある犬

人間同様に、犬も食物アレルギーがあります。さつまいもは、比較的アレルギーを起こしにくい食材といわれているものの、アレルギー症状が起こる可能性がゼロではありません。下痢や嘔吐・皮膚のかゆみ・目の充血といった症状が出るようであれば、アレルギーの可能性があるので、すぐに動物病院を受診しましょう。はじめてさつまいもを与える際は、様子を見て少しずつ食べさせるのがおすすめです。

ほかのペットはどう?人気のペットとさつまいもの相性を紹介

「うちは犬以外のペットと暮らしているんだけど、さつまいもを食べさせても大丈夫?」と気になる人も多いでしょう。ここでは、人気のペットとさつまいもの相性を紹介します。動物の生態によって、食べてもよい食材・ダメな食材は異なります。大事な家族が体調不良に陥らないよう、与える前にしっかりと確認してくださいね。

猫にさつまいもを与えても、問題はありません。ですが、猫はもともと肉食動物。健康を維持するためには、肉をメインに栄養を摂取する必要があります。また、肉食動物にとって、さつまいもは消化しづらい食材です。食べても問題はありませんが、あえて積極的に猫にさつまいもを与える必要はないといえるでしょう。食物繊維の作用により、便秘気味の猫であれば与えるメリットはあるので、食べさせたい場合は、おやつとして少量を与えるようにしましょう。生ではなく加熱し、冷ましてから食べさせてください。

うさぎ

うさぎには、さつまいもを与える場合は注意が必要です。さつまいもは、デンプンを多く含む食材です。毒性はないものの、うさぎはデンプンを多量に摂取すると、腸内発酵に異常をもたらし、下痢やうっ滞を引き起こす恐れがあります。命の危険にも関わる事もあるので気をつけましょう。さつまいもの身はNGですが、さつまいもの葉っぱであれば食べてもOKです。葉には、ミネラルやビタミンが豊富に含まれているので、与える場合は水でよく汚れを落とし、水気を切ってから食べさせてあげてください。なお、同じいも類でも、じゃがいもの芽や葉は毒性があるので、絶対に与えてはいけません。

インコ

インコにさつまいもを食べさせることは問題はありませんが、必ず加熱しましょう。インコに野菜を食べさせる場合は、生で与えるのが一般的ですが、さつまいもは加熱処理が必要です。さつまいもはデンプンを多く含むため、生で食べると消化器官に負担がかかり、アクが強すぎて、胃腸の調子を崩してしまうことも。また、食べすぎて肥満になってしまうと飛べなくなったり、足に不調が出たり、動脈硬化を引き起こす恐れがあります。

ハムスター

ハムスターには、さつまいもを与えても問題はありません。加熱しても生のままでも、どちらでもOKです。ですが、さつまいもに含まれる「ヤラピン」という成分が、ハムスターの健康に影響を及ぼすケースもあります。ヤラピンには、腸のぜん動運動を促す作用があり、便秘解消によいとされています。ですが、与えすぎると下痢を引き起こし、脱水症状を招く可能性があるので、注意が必要です。ハムスターにさつまいもを与える際は、ヤラピンを可能な限り抜いてから食べさせるのがおすすめ。小さく切ったさつまいもを、10~15分ほど水にさらしてから与えましょう。ヤラピンは加熱処理では消滅せず、水にさらして抜くことができます。

ペットと一緒に、安全にさつまいもを楽しもう!

本記事では、犬にさつまいもを与える際の注意点や、ほかのペットとさつまいもの相性について解説しました。栄養豊富で美味しいさつまいも。人間と同じ食材を、ペットと一緒に食べられたら楽しいですよね。自分のペットがさつまいもを食べてよいのか、もし食べさせる際はどんなことに気を付ければよいのか、獣医さんとも相談しながら、ペットとの食事を楽しんでみてくださいね。