さつまいもモンブラン氷にチャレンジしてみた!
さつまいもといえば秋・冬の味覚と思われていませんか?いいえ、今やさつまいもは年間の通して楽しめる味覚という概念が新常識。その証に近年はさつまいもを使ったスイーツの専門店が次々と出店されており、焼き芋は勿論のこと冷やし焼き芋、さつまいもアイス、冷製大学芋といった夏こそ美味しいメニューが続々登場しています。
有名店のシェフや高級ホテル監修のお店、焼き芋グランプリ受賞経験のあるお店、いもソムリエがセレクトしているお店などなど。どのお店も見た目も美しく、一度は食べてみたいメニューばかりが並んでいます。
その中でもこの時期に是非とも食べていただきたいメニューが「さつまいもを使ったかき氷」です!一見するとホクホクのさつまいもとキーンと冷たいかき氷は相反するような気がしますが、このコンビネーションこそがとっても美味しいのです。かき氷の専門店からもさつまいもクリームやさつまいも餡を使用したメニューが出されています。
暑い季節はアイスクリームや冷たいジュースをついつい沢山摂りすぎてしまいがちですが、さつまいもを使ったものであれば、同時にビタミンやミネラル、食物繊維なども摂取出来る点も嬉しいポイント。
とはいえど、なかなかお店には足を運べないという方のために今回はご自宅でも手軽にカフェのようなさつまいもかき氷が食べられるレシピをお届け致します。
さつまいモンブラン氷
〈材料〉
さつまいもクリーム
・さつまいも・・・100g
・砂糖・・・30g
・生クリーム・・・25g
さつまいもあん
・さつまいも・・・80g
・砂糖・・・20g
・水・・・小さじ2
氷・・・水400ml分
黒蜜・・・適量
いりごま(黒)・・・適量
〈作り方〉
- さつまいもは皮付きのまま表面全体に竹串で穴を開け、蒸し器で竹串がすっと通るまで蒸す。
- さつまいもはそれぞれ皮を除き、裏ごしする。
- さつまいもクリーム用はボウルに入れて砂糖をよく混ぜる。粗熱がとれたら、生クリームを少しずつ加えて伸ばす。均一になったら口金を付けた絞り袋に入れておく。
- さつまいもあん用は小鍋に入れ、砂糖をよく混ぜる。中火をつけ、焦げ付かないように水を加えながら、練るように加熱する。ゴムベラを持ち上げた時にゆっくりポタっと落ちる程度の固さになったら火を止めて粗熱をとる。
- 器にさつまいもあんと黒蜜を入れる。かき氷機に氷を入れ、下に器を置き、氷を削る。
- 氷の形を整え、上からさつまいもクリームを全体に絞る。
- あれば残りの蒸したさつまいもの角切り、いりごま、黒蜜をトッピングする。
その他にも、メープルシロップ、はちみつ、練乳のトッピングもおすすめです。冷たいデザートは甘みを感じにくいので、砂糖の分量を少し多めにしていますが、お好みで調節してみて下さい。少し変わったアレンジとしては、さつまいもと実は相性の良い柑橘類を使うとまた一味違う風味が楽しめます。ママレードやレモンのなどを乗せると夏らしく爽やかな仕上がりになります。
夏のひんやり♪は、もっと手軽に楽しみたい方は…「けずりさつま」はいかがでしょうか?
さつまいもモンブランのかき氷よりも手軽!?
けずりいちごって何?
皆さん「けずりいちご」をご存知でしょうか?お祭りでたまに見かける氷ではなく冷凍したいちご自体を削って作るかき氷のことです。著者も先日イベントで発見し、美味しそうに頬張る娘を見ながら「これはさつまいもにしても美味しいのでは?」と思い、気が付けば帰り道にスーパーでさつまいもをかごに入れていました。
けずりさつまいもにチャレンジしてみた
そんなわけで、けずりいちごならず「けずりさつま」開発レポートをお伝えさせていただきたいと思います。
今回、用意したさつまいもは「シルクスイート」という種類です。焼き芋になっているものを買ってきました。その名の通りシルクのような滑らかさが特徴の品種です。言うまでもなくそのままでもとても美味しかったですが、更なる美味しさを求めて冷凍庫へ。約半日後に確認すると、まだ半解凍程度の状態だったので、一晩待つことにしました。
ちなみに、この段階でも試食してみましたが、砂糖もシロップも入っていないのにアイスクリームかと勘違いするほど美味しかったです。これはこれで魅力的な食べ方であると思います。
一晩明けてようやく完全に冷凍されました。早速かき氷機に収まる長さに冷凍焼き芋をカット。今まで氷しか入れたことがなかったかき氷機に冷凍焼き芋を入れます。見慣れない光景にドキドキ。そしていよいよハンドルを回します。が、予想外にハンドルが回しにくい。氷よりも冷凍焼き芋の方が柔らかいので、軽くハンドルが回るかと予想していたのですが、どうやら逆のようです。
これから夏本番という矢先にかき氷機が壊れそうな感触で続行するか戸惑いましたが、さつまいもの新たな美味しさを見出そう!という使命に駆り立てられ、慎重に両手を使ってゆっくりとハンドルを回します。「ポトッ」出来た!!ついにけずりさつまが生まれました!やればできる!!そう分かれば後は最後まで削り切るのみ。途中で何度か向きを変えつつ、なんとか削り切りました。