「願イモ叶う」!さつまいもマニア・新谷梨恵子さんとの再会
皆さんは、テレビ番組『マツコの知らない世界』などのメディアで「さつまいもマニア」として熱弁を振るい、新潟県小千谷市でサツマイモカフェ「農きらら」を経営しながら、全国で6次産業化プランナーとしても活躍されている新谷梨恵子(あらや りえこ)さんをご存知でしょうか。
※新谷さんの活動や、以前東京で行われた講演の様子については、こちら
今年の4月23日。なんとその新谷さんが、長崎県のJA女性部の総会で講演を行うため、はるばる新潟県から長崎へ、そしてさらに海を渡って、私たちが暮らす五島列島(福江島)まで足を運んでくれました!
東京での講演でお会いして以来、密かに「いつか新潟のカフェに会いに行きたい」と熱望していた私が、まさかこんなにも早く、しかも地元である長崎・五島で再会を果たし、2泊3日の五島視察ツアーを全力でアテンドすることになろうとは……。 まさに、新谷さんがいつも口にしている「思い続けていれば、願イモ叶う」という言葉を、身をもって体験した奇跡の3日間となりました。
この記事では、熱気あふれる長崎市内での講演会から、五島の美しい自然と「かんころ餅」の製造現場に触れ、お芋愛と笑顔に包まれた新谷さんの2泊3日の五島旅の様子をたっぷりとレポートします!
1日目:長崎市内での講演会、そしていざ五島列島へ!
4月23日の朝、私は嬉しさと緊張でそわそわしながら、長崎市内にあるJAビルへと向かっていました。 私はJA女性部の県役員を務めており、この日は各地区から約80名が集まる「第70回通常総会」が開催されました。
ラブコールで実現した奇跡の講演会

毎年、総会の後には外部講師を招いた講演会が行われるのですが、食育や健康といったテーマがマンネリ化しており、役員会議で「今年は少し違う雰囲気のものを」と頭を悩ませていました。その時、ふと机の上にあった農業雑誌に新谷さんの特集記事と写真が載っているのを発見し、「これだ!」とダメ元で提案したのがすべての始まりです。
近年のお芋ブームもあり、役員の皆さんも興味津々で大賛成。私自身が以前から新谷さんの大ファンであったこと、そして新谷さんも私のことを覚えていてくださり、直接のラブコールに快く応じてくれたことで、トントン拍子にこの長崎での講演が実現したのです。
さらに驚くべきことに、新谷さんの方から私のInstagramへ直接DMをいただき、「長崎での講演のあとに、五島に行きたいです!」という連絡が来たのです。 聞けば、今年1月に茨城県で行われた焼き芋サミットで、アグリ・コーポレーションの佐藤社長が新谷さんに「今度五島に『Hotel IMO』をオープンするので、ぜひ遊びに来てください」と声をかけていたとのこと。そのご縁が繋がり、オープン直前のHotel IMOへの試泊も兼ねた五島行きが決定しました。「全力でアテンドします!」と即答したのは言うまでもありません。
ポジティブ全開!『笑う門にはイモ来たる』
総会が無事に終わり、控室へご挨拶に向かうと、テレビで拝見した時と同じ、美しい「さつまいも色(薄紫)」の服を着た新谷さんがいらっしゃいました。 「お忙しい中、生憎の天気の長崎まで本当にありがとうございます」と伝えると、新谷さんはニコッと笑ってこう返してくれました。
「これはね、『もう一度、天気がいい日に長崎に来い』って神様が言っているんですよ!」
出会って数秒で飛び出した、新谷さんらしいポジティブ全開の言葉の洗礼に、一瞬で心が温かくなりました。

『笑う門にはイモ来たる』と題された1時間半の講演は、ご自身の自己紹介から始まり、さつまいもマニアとして駆け巡ってきた日々、そして6次産業化プランナーとしての厳しい現実(新規就農者の約6割が非農家出身であり、ただ作るだけでなく『自分で売るノウハウ』が必須であることなど)まで、非常に濃密で実践的な内容でした。 最初は新谷さんのことを知らなかった女性部の方々も、いつしか真剣な眼差しで聞き入っており、最後はプレゼントをかけた白熱のじゃんけん大会で大盛り上がり!「本当に呼んでくれてありがとう」「私もマツコの世界を見てファンでした!」と、大絶賛の声に包まれました。
悪天候を乗り越え、念願の五島へ!
講演の大成功を見届けた後、ここからが私の本当のアテンドの始まりです。 悪天候で欠航にならないかギリギリまで心配だった高速船に乗り込み、いざ福江島へ。

福江島に到着し、まずは長旅と講演の疲れを癒していただくため、五島が誇る新鮮な海の幸でおもてなしをすべく、商店街にある名店「和匠鮨 やな川」さんへご案内しました。 美味しいお寿司とコース料理を堪能しながら、テレビの裏話やプランナーとしての苦悩など、話は尽きません。新谷さんは五島の食材の美味しさと職人技に心底感動してくださり、「幸せ〜♡ この料理に出会うために五島に来たみたい!」と大絶賛。 最高のスタートを切った1日目の夜は、三井楽町の「Hotel IMO」へのチェックインを見届けて終了しました。
2日目:「かんころ餅」の課題と、大自然の絶景に涙する
2日目は、五島列島とさつまいもの深いつながりを象徴する郷土菓子「かんころ餅」を知っていただくための視察からスタートです。
6次化プランナーの顔に。かんころ餅の未来を語る

かんころ餅を製造されている「ルモンド風月」さんにお邪魔し、特別に工場内を見学させていただきました。 機械や昔ながらの製法について説明を受けている時の新谷さんは、さつまいもマニアの笑顔から一転、真剣な「6次産業化プランナー」の顔つきへと変わりました。

出来立てのかんころ餅を試食した新谷さんは、「さつまいも本来の味がすごく生きていて、本当に美味しい!」と感動されていました。 最近の「写真映え」だけを狙ったような過剰な装飾のお芋スイーツに少し疑念を抱いていたという新谷さん。「かんころ餅のように、保存料を極力使わず、昔ながらの製法で作られた郷土菓子こそが、真のさつまいもの良さを引き出すものだ」と熱く語ってくれました。 そして、「こんなに美味しいのだから、もっと世に広めるべき。そして、製造を次世代へ引き継いでいくことが五島の急務の課題ですね」と、的確なアドバイスも残してくれました。
絶景のサプライズ!大瀬崎灯台で心が洗われる

昼食には名物の「五島うどん(地獄炊き)」を堪能した後、さつまいもとは関係ないけれど、私が「五島に来たなら絶対に見てほしい!」と強く願っていた場所、大瀬崎(おおせざき)灯台へと車を走らせました。
車中では、新谷さんが経営するカフェ「農きらら」の話に花が咲きました。全国から新谷さんに会いに来るファンや、インターンシップで訪れる個性豊かな若者たちを、簡易宿を用意して温かく受け入れ、それぞれの背中を押して送り出しているという、優しさに満ちたエピソードに胸を打たれました。

展望台の駐車場に到着し、私は新谷さんに「目をつぶってください!」とお願いしました。そして腕を組んで誘導し、最高の絶景スポットに立った瞬間に目を開けてもらうと……
「わあぁぁぁぁっ!!」
目の前に広がる、断崖絶壁と東シナ海の壮大な大パノラマ。前日の悪天候が嘘のような快晴の空の下、新谷さんは絶叫し、そしてそのあまりの美しさに感動の涙を浮かべてくれました。
「この雄大な景色を見て、これまで忙しく駆け回ってきた10年間に、神様がご褒美のプレゼントをくれたんだなと思いました。本当に心が洗われます」
その言葉を聞いて、私自身も胸がいっぱいになり、この景色を見せることができて本当に良かったと心の底から思いました。
Hotel IMOでの極上ディナーとワイン

夕方は高浜海水浴場のエメラルドグリーンの海に再び絶叫していただき(笑)、夜は宿泊先の「Hotel IMO」にて、野村シェフによるフレンチディナーをご一緒しました。

「Hotel IMO」という名の通り、アグリ・コーポレーションが栽培した有機安納芋のポタージュ、安納芋パウダーを練り込んだ自家製パン、そして安納芋のアイスクリームなど、随所にお芋の魔法が散りばめられたコース料理です。(私がシェフと一緒に山へ掘りに行ったタケノコも使っていただきました!)

「素材の味が完璧に引き出されていて、本当に美味しい」と新谷さんも大絶賛。

シニアソムリエであるシェフ厳選のワインを傾けながら、アフリカンスタイルの洗練された店内で、仕事の疲れも忘れて極上の時間を過ごしました。
3日目:アグリ・コーポレーション視察と、笑顔の約束
最終日の朝食は、「軽く焼き芋がいいな」という新谷さんのリクエストにお応えし、Hotel IMOの部屋に完備されたキッチン(レンジ)を使って、アグリの「皮までパクッと!安納芋の冷凍焼き芋」を召し上がっていただきました。
お芋への探求心は止まらない!ラボと貯蔵庫見学

ホテルをチェックアウトした後、いよいよアグリ・コーポレーションの会社見学です。 新しく完成したばかりの巨大な貯蔵庫を見学し、ラボや、かんころ餅の蒸し作業の現場を熱心に視察していただきました。当社の商品のこだわりについても説明させていただき、お土産として「ひとくち焼き安納芋」と「ポタージュ」をご購入いただきました。 (佐藤社長が別件で不在だったのは残念でしたが、お芋の神様が結ぶ縁があれば、きっと近いうちにお会いできるはずです!)
ランチはお芋のピザ!そして再会を誓って
飛行機の出発時間が近づく中、最後のランチは新谷さんのリクエストで、お芋スイーツ専門店「ごと」さんへ。 お芋がたっぷりと乗ったピザとパンケーキを、二人で仲良くシェアしていただきました。最後までお芋尽くしの、完璧なスケジュールです。

空港での見送りの時間は、名残惜しさでいっぱいになりました。 今回お会いするのはまだ2回目、しかも五島に来てからようやくLINEを交換したばかりの仲でした。しかし、この2泊3日を通じて、年齢が近いこともあり、仕事のことだけでなく子育てやプライベートの悩みまで深く語り合い、一気に距離が縮まり、まるで昔からの親友のようになれました。
「次は絶対に、私が6月にカフェ『農きらら』へ会いに行きます!」
そう強く約束し、笑顔で手を振って新谷さんを乗せた飛行機を見送りました。
まとめ:五島の大自然と、さつまいもが繋ぐ不思議なご縁

さつまいもマニア・新谷梨恵子さんとの五島列島2泊3日の視察ツアー。 長崎での大盛況の講演会から始まり、かんころ餅の未来を真剣に語り合い、大瀬崎灯台の絶景に涙し、Hotel IMOで極上のお芋フレンチを堪能した、本当に濃密で幸せな時間でした。
五島の大自然のパワーと、さつまいもが持つ不思議な引力。そして何より、新谷さんの底抜けに明るく、人を引き寄せるポジティブな人柄があったからこそ、これほど素晴らしい3日間になったのだと思います。
新谷さんが講演会でいつも語っている言葉。 「思い続けていれば、願イモ叶う」
この言葉の通り、お芋への情熱と人とのご縁を大切にしていれば、きっとまた素晴らしい出会いと奇跡が待っているはずです。 新谷さん、遠い五島列島まで本当にありがとうございました。次は新潟の「農きらら」でお会いしましょう!








