みんな大好き♪さつまいも♪さつまいもの歴史?どこからきた?やさつまいもの栄養成分、さつまいもの特徴、新鮮で良いさつまいもの見分け方を教えます!

みなさんに馴染みの深い、さつまいも。秋になると、焼き芋が食べたくなりますよね!さつまいもは、調理の方法もたくさんありますし、どこのスーパーに行っても手に入る手軽さも、うれしい秋の味覚ではないでしょうか!

さつまいもってどこからきたの?

みなさんは、さつまいもについて、どのくらい知っていますか?また、発祥地はどこの国なのかを、知っていますか?さつまいも(薩摩芋)は、別名では唐芋(からいも)、甘藷(かんしょ)、とも呼ばれています。つる性の多年草植物であり、ヒルガオ科サツマイモ属で、かわいらしいピンク色の花を咲かせます。みなさんもご存知だと思いますが、食用部分となっているのは、土に埋もれている塊根の部分(芋)で、ビタミンやデンプンを多く含んでいます。さつまいもの原産は、メキシコの南部から中南米で、日本・中国・ヨーロッパなど各地へ広がり、現在はたくさんの国で栽培、食されています。名前のサツマの由来から、原産地は、鹿児島県だと思っていた方も多いのではないでしょうか?しかし遥か昔、紀元前800〜1000年頃には、中南米地域で既に栽培されていたそうですよ!さつまいもが日本へやってきたのは、1600年頃で、琉球王国へ中国の福健省から伝わり、その後に薩摩地方(鹿児島県)へと伝わり、本州へと出回って行ったと言われています。

さつまいもにはどんな栄養があるの?特徴は?

秋の味覚さつまいもには、どんな栄養や特徴があるのでしょうか?さつまいもは、炭水化物を多く含んでいる為、「太りやすい」というイメージが大きいかもしれませんが、さつまいもに含まれる栄養成分は豊富で、とてもメリットのある野菜なのです!では、どんな栄養があるのでしょうか?調べてみました。

食物繊維

さつまいもは、食物繊維をとても多く含んでいることが特徴です!食物繊維は、便秘解消に効果があります。また、さつまいもはヤラピンという成分も含んでいて、便秘解消の手助けをしてくれるそうです。

ビタミン類

さつまいもには、たくさんの種類のビタミンが含まれています。βカロテン・ビタミンB1・ビタミンEにくわえ、ビタミンCなど!ビタミンの宝庫ですね。特にビタミンCは、りんごの10倍、みかんに負けないくらい含まれていて、加熱を行っても、壊れにくくなっているそうです!

カリウム

ほかの野菜類と比べても豊富に含まれていて、なんと米飯の18倍ほど!カリウムは、血圧を下げる効果があると言われています。いかがですか?さつまいもは、とても栄養がつまった野菜だということがわかりましたね!

栄養豊富なさつまいもは【準完全栄養食品】

たくさんの栄養成分が含まれているさつまいもですが、脂質とタンパク質だけは足りていないようです。しかし、この2つの栄養を補えば申し分のない栄養があることから【準完全栄養食品】とされていて、とても理想的な食べ物なのだとか!

何種類くらいあるの?

さて、どこにでも売っているさつまいもですが、その種類はさまざまです。さつまいもの種類は2019年の時点で60種類以上あったということです!このほかにも、統計上入っていない地域在来の品種が、たくさん栽培されているであろうと予測されています。品種別の作付けのランキングでは、1位コガネセンガン 2位べにはるか 3位ベニアズマ 4位高系14号 5位シロユタカ だそうです。それにしても、サツマイモの品種が60種類を超えているなんて、とても驚きではないでしょうか?

60品種以上栽培されているさつまいもですが、種類によって味がちがうのでしょうか?そんな疑問を調べてみました!60種類も調べるのは至難の業なので、ここでは、特に人気の5種類について、解説していきます。

鳴門金時

さつまいもの定番といえば、鳴門金時ではないでしょうか!おそらくさつまいもをあまり食べない方でも、名前ぐらいは知っているでしょう。鳴門金時は、甘みが強めで皮の色が鮮やかです。昔ながらの馴染み深い味で、ホクホク感が楽しめる品種です。天ぷらなど、どんな料理にもオールマイティに使えることも特徴でしょう。

ベニアズマ(紅アズマ)

ベニアズマは、さつまいも界の万能選手のようです!いわばさつまいも東の王者だとか!名前にもあるように、皮は赤褐色で濃い色、特徴は繊維質が少なめなこと。鳴門金時同様の粉質なので、ホクホクとした焼き芋が楽しめます。また、ほかの調理方法でもオールマイティに活躍してくれるさつまいもです。

べにはるか

かわいらしい女の子のような名前が付いている「べにはるか」は、【遥かに甘い】ことをコンセプトに作られた最近の品種だそうです。安納芋ともよく比べられるのですが、その食感の違いといえば、安納芋はネットリ系!に対して、べにはるかは、ネットリ系+ホクホク感の2つを合わせ持っていることが特徴なのだとか!またホクホク感がある為、後味もすっきりとしているそうですよ!べにはるかは貯蔵しておくと、さらに甘みが増すそうなので、待てる方は、2ヶ月位貯蔵して食べることをオススメします!

安納芋

あま〜いさつまいもといえば、安納芋を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?そうです!とっても甘みのある人気のさつまいもです。蜜芋のブームとなったのが、安納芋だということで、その濃い甘さは、もはやスイーツ級かもしれません。安納芋の特徴は水分量が多く、ネットリとした食感で甘い蜜がたっぷりと詰まっているところでしょう!

シルクスイート

近年出てきた、極甘のさつまいもといったらシルクスイートではないでしょうか!ほんとうに甘みがあり、名前にふさわしく、シルクのような食感が特徴だとか!安納芋につづき、蜜芋として人気が出ることが期待されている、ニューフェイスだそうです。また、貯蔵することで甘みが増すので、2ヶ月程貯蔵してから食べることをおすすめします!スーパーでも、まだあまり売られていない品種なようで、レア感がありますね!

新鮮で良いさつまいもの見分け方は?

スーパーなどでさつまいもを買う時には、どのようなサツマイモを選べば、おいしいさつまいもに出会えるのでしょうか?そんな疑問を調べてみました!鮮度がよくおいしいさつまいもの特徴としては、下記のような状態のものがよいそうです。

  • ふっくらとしていて太っているもの
  • 色はあざやかな紅色をしているもの
  • ずっしりと重みがあるもの
  • 表面にキズやデコボコ、斑点が少ない又はないもの
  • ひげ根の穴が浅いもの
  • 切り口から蜜が出ていると糖度が高め!

品種によって太さなどは違ってきますが、基本的には重みがあってふっくらとしている太っちょのさつまいもを選ぶとよいでしょう!また、見た目にツヤがあってさわり心地がなめらかなものは鮮度がよいそうです!上記のことをぜひ参考にして、おいしいさつまいもを見つけてくださいね。

まとめ

今や60種類以上も栽培されているさつまいも!栄養も豊富でとても優秀な野菜だとわかりましたね!また品種によってホクホク系やネットリ系など、食感や甘みが違うこともさつまいもの大きな特徴でした。さつまいもが食べたくなったら、ふっくらとして重みがあり、ツヤのあるさつまいもを見つけにスーパーや八百屋さんへ出かけてみてはいかがでしょうか。