「コグマスイーツ」と聞いて、どんなスイーツを思い浮かべますか?赤ちゃんクマさんをモチーフにしたお菓子でしょうか?もしくは熊を使用したお菓子なんていう恐ろしいお菓子を想像された方もいるのではないでしょうか。実はコグマとは全く熊とは関係がありません。恐ろしい想像をされていた方、安心してください。韓国に詳しい方はご存知であると思いますが、「コグマ」とは韓国語で「さつまいも」を意味する言葉です。つまり、コグマスイーツとはさつまいもを使ったデザートを意味します。日本でもさつまいもを使ったお菓子やデザートは人気ですが、韓国も負けていません。この記事では今韓国で大人気、そして日本でも話題になっているコグマスイーツの魅力に迫ります。
韓国のコグマ事情
韓国は美容大国としても有名です。日本でも韓国の化粧品をはじめ、沢山の美容法が注目を集めていますが、そんな韓国では今さつまいもが大人気です。そこには勿論美味しいという点が第一にありますが、美容にも良いという点も支持されています。少し前には、さつまいもとキムチを合わせて食べる「コグマダイエット」なる食べ方も流行していました。さつまいもの栄養価の高さについてはこれまでにも度々言及してきましたが、美容大国の韓国でも認められていると知ると嬉しい限りです。
韓国でも日本と同様に焼き芋の専門店やさつまいもを使ったスイーツやドリンクのお店がどんどん普及しており、人気店は日本にも上陸しています。日本では若い人たちを中心に韓国ブームが続いていることもあり、早速足を運ぶ人も続出しているようで、SNS上でも既に沢山のコグマスイーツがアップされています。中でもよく見かけるものが「ハニーバターコグマ」というもの。簡単に説明すると、焼き芋を1本丸々と使い、バターとはちみつを乗せた「デザート焼き芋」です。大胆な姿がインスタ映えにもバッチリで、若者のハートを掴んでいます。これだけでも既に美味しいこと間違い無しですが、更に上にチーズやアイスクリームをトッピングするメニューが人気を博しています。チーズの時はアツアツで、アイスクリームの時は冷やしてと、温かくしても冷たくしても楽しめるところも魅力的です。
同じく、焼き芋を丸々1本使う人気のコグマスイーツでは「コグマブリュレ」も人気です。焼き芋の断面にカスタードクリームをたっぷり乗せ、上からブリュレを施したデザートで、こちらもインスタ映えもばっちりです。韓国はやはり美の国、見た目にも抜かりがありません。
自宅でコグマスイーツを楽しもう!
コグマスイーツは韓国発祥ですが、日本のスーパーでどこでも売っている物で簡単に作ることが出来ます!早速作り方とコツをお伝えしていきます。
ハニーバターコグマ バニラアイス乗せ
<材料>
- さつまいも・・・1本
- バター・・・20g
- はちみつ・・・大さじ2
- バニラアイス・・・適量
- はちみつ(トッピング用)・・・適量
<作り方>
1、さつまいもは良く洗い、皮付きのまま160℃のオーブンで1時間焼く。途中で上下を返して焼く。
2、一度取り出し、竹串で全体に穴を開ける。再度160℃のオーブンで1時間焼く。途中で上下を返す。
3、焼き上がったさつまいもに縦長に切り込みを入れる。内側にバターを塗り、上からはちみつをかける。
バターは意識的に塗らなくても、余熱で溶けていきます。むしろ溶けて流れ出ないように気をつけて下さい。
表面だけでなく、全体に浸透するように軽く押しながら塗ると美味しさがアップします。塗りやすい量として20gと記載しましたが、たっぷりバターを堪能したいという方は増やしてもokです。
オーブンに入れる前にぎゅっと切り口を閉じると、はちみつとバターがよく馴染みます。
4、160℃のオーブンで15分焼く。
焼き上がったらオーブンから取り出し、粗熱を冷ます。温かくして食べるときはここで完成です。勿論、アツアツも美味しいですよ!本場で人気のチーズトッピングはこの工程の時に乗せて焼きます。
5、粗熱がとれたら冷蔵庫に入れて冷やす。切り口にバニラアイスを乗せ、上からはつみつをかける。
ハニーバターコグマを食べてみた
実際に作ってみて改めて、なんとも迫力のあるデザートだと実感!しかし、一人で食べるのには大きすぎるかと思いきや、どんどん食べられてしまう、ある意味恐ろしい一品です。随分と前に分厚いトーストにバニラアイスを乗せたメニューが流行った記憶がありますが、そのさつまいも版といったところでしょうか。トーストより更に甘い印象ですが、栄養価はパンよりも高く、食物繊維やさつまいもの皮の栄養もしっかり摂取出来るところが嬉しいですね!はちみつだけでなく、チョコソースやナッツなどをトッピングしても美味しそうです。
今度のおやつは美意識の高い韓国発のコグマスイーツで美味しく美しくなりませんか?