手作りキムチが絶品!キンパやチャプチェ等の家庭的な韓国料理や日替わりおかずセットも充実している「オンマのキムチ(五島列島・福江島)」へ行ってみた!萌え断の秘密も聞いてみた

今日は昨年オープンした本格的な「キムチ」や「キンパ」などの惣菜の完全テイクアウトのお店に行ってきました。家で食べるのもよし、春になったら外で食べるのもよし、ただ、職場のランチでキムチはちょっと…という人は「唐揚げ単品」や韓国料理以外の「日替わり惣菜」もおかずセットで販売しています。

オンマのキムチ

福江の商店街の近くに五島第一ホテルがあり、その近くの路地裏にのぼりがたっており、「オンマのキムチ」という小さなお店があります。車がやっと1台通れる細い道。向かい側には喜楽という昔からある焼き肉屋やカラオケスナックなど夜営業のお店が並びます。お店に入ったとたん、キムチの香りがします。

そして、韓国服を着た奥さんが出迎えてくれました。ご主人はフライパンをふるい仕込み中でした。初めて来た私を二人とも温かく迎えてくれ、料理の説明をしてくれました。

日替わり、惣菜、韓国惣菜

カウンターには出来上がったばかりの惣菜が並んでいます。日替わりのおかずセット、唐揚げ、チャプチェ、キンパ、おにぎりというラインナップです。おかずセットは容器にぎっしりおかずが敷き詰められています。いつもお店の日替わりのおかずをInstagramで拝見していたので、今日はこれを買って食べるのが本当に楽しみでした。

今日はトンカツがメインでさつまいもの天ぷらもありました。トンカツのソースも普通のソースとは異なり「まろやかな感じ」のソースでした。

日替わりのおかずセットに加え、チャプチェと唐揚げも購入しました。本場のチャプチェは意外と太く、こしがあります。

キンパは、「オンマのキムチ」考案の納豆ぶっかけキンパ。

韓国では一般的なハム、カニカマ、たくあん、ニンジンのカラフルなキンパ。子どもが好きなシーチキンとカニカマのキンパ。

そして、ブルコギキンパと4種類です。韓国ではエゴマの葉を使うのですが、五島では馴染みがなく、手に入りにくいので、変わりに五島のコルディアール農園のグリーンレタスを使用。キムチの白菜も直売所で購入し、五島の食材を出来る限り使用するようにしているそうです。ただ、不便なのが、キムチに使う調味料が五島では、なかなか入手するのが難しいということ。ということからキムチで使用する調味料は、大阪から取り寄せているそうです。

2種類のキムチ

手作りキムチは、真空の袋に入れられて販売されています。手作りキムチといっても、販売しやすいよう白菜を刻んでから1日漬けているそうです。味もそのほうが染みて良いそうです。キムチは、「あまり辛くない甘め」と「辛め」の2種類を用意してくれています。

ご飯にのせて食べたら美味しいカクテキとチャンジャも手作りです。当初、お店を開店した頃は、来店いただくお客様に「辛い」という感想を言われることがあったそうで、そのような経緯から辛さの異なる2種類を作るようになったそうです。五島に限らず、長崎の人は昔から、辛いものより、甘いものを好むという風習があるというのを実感したそうです。

萌え断の秘密

「オンマのキムチ」を営んでいるご夫婦は、2020年の6月に大阪から移住し、昨年3月にお店をオープン。もともと、奥さんのお姉さんが五島を何度も訪れており、一緒に五島へ旅行に来たのがきっかけだそうです。大阪では、もともとお母さんが料理屋をしており、その料理屋を手伝っているうちに、自分もお店を持ちたいと思うようになったそうです。そのような中、新型コロナウィルス感染症の蔓延で飲食店は、どこも壊滅的な状態。店舗は諦め屋台経営に切り替えたりもしましたが、なかなか思うようには行かず…。ご主人の定年退職を機に移住を決意したそうです。とても苦労されたからこそ、五島では自分たちのペースで、予約以外は、その日の朝に作った分だけ販売し、完売で営業終了というスタイルで営業をしているそうです。空いた時間はキムチを仕込んだりしています。控えめだけど優しいご主人ととても気さくに話してくれる奥さん。毎日、日替わりメニューは2人で仲良く決めているそうです。五島のアッパとオンマ的な存在になりそうです。因みにキンパは、きれいな断面にするために、電動ナイフでカットしてるそうです!これが萌え断の秘密なのかもしれませんね。私も初めて電動ナイフを見ました。

※店舗に駐車場が無い為、ゆっくり店内、商品を見たい時は商店街の駐車場へ

オンマのキムチ
長崎県五島市江川町4-11
TEL:080-6976-6887
営業時間:11:30~18:00
定休日:水曜日(Instagramで要チェック)
公式Instagramはこちら