オーブンで作る!揚げない!さつまいもコロッケレシピ!美容、健康に嬉しい~

「コロッケ」と聞くと、どの国の料理か疑問に思ったことはありませんか?和食のようでもあり、洋食の一部にも見えるこの料理は、実はフランス料理の「クロケット」をルーツとし、日本で独自に進化しました。そんな中で最近注目されているのが、甘くて栄養たっぷりの「さつまいもコロッケ」です。じゃがいもを使った従来のレシピに対し、さつまいもを使うことで自然な甘みが加わり、おやつとしても楽しめます。更に、さつまいもには妊娠中の女性に必要な葉酸や、抗酸化作用のあるアントシアニンも豊富に含まれています。手軽に栄養を取り入れつつ、美味しさも両立した一品をぜひ試してみませんか?作り方も簡単!これを読めば、ヘルシーで美容効果もある「揚げない!さつまいもコロッケ」の魅力に納得するはずです!

コロッケは何料理?

コロッケとは?

突然ですが、コロッケはどこの国の料理だと思いますか?カタカナの名前ということはイタリアンかフレンチでしょうか、いやいや、お箸で食べるから和食でしょうか。意外と悩むのではないかと思います。実は洋風と和風、どちらも正解です!コロッケは洋風の料理を日本人の口に合うように作った「洋食」の一つです。「クロケット」というフランス料理が元になったと言われています。クロケットはじゃがいものコロッケよりも日本で言うクリームコロッケに近い料理です。

海外のクロケット

みじん切りにした野菜やひき肉をベシャメルソースに加えて、丸めたものを揚げて作ります。形も小判型ではなく、俵型に成型するのが一般的です。クロケットはフランスでは1700年代から作られていたと言われていますが、日本では乳製品は近年まで一般的には使われていなかったため、手に入りやすいじゃがいもで代用するようになったことが日本のコロッケの歴史とされています。調理の面でもベシャメルソースよりじゃがいもで作った方が簡単という利点もあります。クリームコロッケを作ったことがある人はきっと大きく頷くでしょう。クリームコロッケは慣れないうちは揚げている最中に破裂してしまうといった失敗がよく見られますが、芋で作るコロッケはこういった失敗も少なく、初心者でも作りやすいといった利点もあります。

世界のコロッケとは?

海外のコロッケ

日本以外の国でもクロケットに似せた料理は各国で見られ、それぞれに特徴があります。同じくアジア圏であるインドではじゃがいもが使われ、シチューと共にする食べ方が有名です。インドネシアでもじゃがいもと鶏ひき肉で作るクロケットが軽食として一般的に食べられています。一方、欧米諸国では肉類の使用が目立ち、スペインは生ハム、ポルトガルはホワイトソースと牛肉を主にチョリソーなどでアクセントを加え、アメリカでは魚のすり身やカニが使われる地域もあります。

海外のコロッケ2

日本でもキャベツがアクセントに加えられることがありますが、欧米ではキャベツの漬物であるザワークラフトが使われています。

さつまいもで作るメリットとは?

さつまいもで作るコロッケ

日本ではコロッケのじゃがいもとして一般的な材料はじゃがいもですが、それではさつまいもに変えて作ってみると、どのような変化があるでしょうか。先ず、味覚の面から述べると甘みが増します。甘みが増すことで食事としては勿論のこと、小腹が空いた時のおやつとしても重宝します。甘さを生かした食べ方が出来るのはさつまいもの長所の一つです。あえて肉類を加えず、味付けにもしょうゆなどを使わずに仕上げると、おかずとして食べるコロッケとはまた違う美味しさが楽しめます。お子様のおやつとしても無添加で栄養満点なので大変オススメです。次に栄養面です。さつまいもで作るとじゃがいもよりも葉酸を摂取出来るようになります。葉酸は妊娠中の人や妊娠を計画している女性に積極的な摂取が推奨されている栄養素です。それだけにサプリメントも数多く販売されていますが、さつまいもであれば自然に美味しく摂取することが出来ます。また、皮ごと調理すると、さつまいもの皮の色素であるアントシアニンも豊富に摂取することが出来ます。アントシアニンは高い抗酸化作用で知られる成分でもあり、アンチエイジングにも効果が期待出来ます。

美しくなる!?フライパンで作る!美味しいさつまいもコロッケ

さつまいもで作るコロッケは断面の色も美しく、お弁当のおかずとしても最適です。今回は揚げずに作るヘルシーテクニックでダイエット中でも安心して食べられるレシピを料理研究家がお伝えします!

<さつまいもコロッケの材料>

さつまいも・・・150g

下味

  • 塩、こしょう・・・少々
  • 合いびき肉・・・80g
  • 玉ねぎ・・・60g
  • サラダ油(炒め用)・・・小さじ1
  • 砂糖・・・小さじ1
  • 酒・・・小さじ1
  • しょうゆ・・・小さじ1

  • 小麦粉、溶き卵、パン粉・・・適量
  • サラダ油(トッピング用)・・・小さじ1

<さつまいもコロッケの作り方>

1、さつまいもは皮付きのまま良く洗い、2cm角程度の大きさに切って水にさらす。

ボウルの中のさつまいも

2、1を濡らしたクッキングペーパーで包み、耐熱容器に乗せてラップをかける。500wの電子レンジで4分前後加熱する。

さつまいもを電子レンジで加熱

3、玉ねぎはみじん切りにする。

玉ねぎはみじん切り

4、フライパンにサラダ油を入れて熱し、2を弱火でじっくり炒める。玉ねぎが黄色味を帯びてきたら、ひき肉を加え、ほぐしながら炒める。色が変わったら酒、砂糖、しょうゆ、を加え、汁気がなくなるまで炒める。

フライパンで炒める(たまねぎ、ひき肉)

5、加熱したさつまいもを皮付きのまま潰す。熱いうちに、塩、こしょうで下味をつける。

さつまいものに下味をつける

6、5に炒めた玉ねぎとひき肉を加え、均一になるように混ぜる。

炒めたたまねぎ、ひき肉をさつまいもに混ぜる

7、一口サイズのボール型に成型し、小麦粉、卵、パン粉の順に衣を付ける。クッキングシートを敷いた鉄板に並べ、上からサラダ油をかける。240℃に予熱したオーブンで10分焼く。

サラダ油をかけてオーブンで加熱

一口サイズにすると、おもてなし料理の前菜にも使えます!勿論、小判型に成型してもOKです。さつまいもの自然な甘みが口いっぱいに広がります。アレンジにはパン粉の中に粉チーズを加えても美味しいですよ。揚げ物が恋しくなった時は美味しく食べてアンチエイジングにもなるさつまいもコロッケを食べてみませんか?

さつまいもコロッケまとめ

油で揚げない!さつまいもコロッケ完成

コロッケの謎?やコロッケの歴史を紹介してきました。まとめるとコロッケは、日本の食文化に根付いた洋食として愛されていますが、その起源はフランス料理「クロケット」です。クロケットは、日本で親しまれるじゃがいものコロッケよりもクリームコロッケに近く、1700年代のフランスにその歴史を持ちます。じゃがいもを使用することで、ベシャメルソースを使うより手軽で、家庭料理として普及した背景があります。今回は、そのようなコロッケとは全く違う「さつまいも」を使用したコロッケレシピも書いてきました。さつまいもを使うことで、自然な甘さが加わり、ご飯の惣菜だけではなく、おやつや栄養豊富な一品として新たな魅力を発揮します。特に、葉酸や抗酸化作用のあるアントシアニンを摂取できる点も注目です。今回は、コロッケを揚げずに焼くことで、カロリーを抑えた健康的なレシピになっています。今回の記事を参考にさつまいもコロッケをご自宅で是非!作ってみてください!時短で簡単に出来るはずです。さつまいもコロッケの美味しさを試してみてください!