焼き芋やさつまいもの画像はどうやってますか?自分で撮影している?それとも有料、無料の画像サイトからダウンロードしている?色々とあると思いますが、現在、AI画像生成の精度が話題となる中、焼き芋のリアルな画像を作成する方法に興味はありませんか?本記事では、DALL·E 3やMidjourneyなどの画像生成AIを使用して、焼き芋の画像がどこまで再現できるのかを詳しく解説します。DALL·E 3は、OpenAIが開発したAIで、日本語でも対応可能ですが、英語のプロンプトでより高精度な画像が得られるという特徴があります。一方、Midjourneyは高度な画像生成を提供し、プロンプトの工夫次第で多様な焼き芋の質感を表現できます。本記事を読むことで、AI画像生成の基本から応用までの理解が深まり、実際に自分で試す際の具体的なプロンプト設定のコツも分かります。AI技術を活用して魅力的な画像を作成し、SNSや商品ページでの活用方法を模索したい方にとって、非常に有益な情報が満載です。ぜひ最後まで読み進めて、AI画像生成の可能性を探ってみてください。
日本と海外のさつまいもの違い
日本のさつまいもは海外のさつまいもとは少し違うということは、さつまいも・焼き芋メディア「五島商店佐藤の芋屋」の記事の中でも紹介されているとおりです。日本のさつまいもの果肉は黄色なのに対して海外のさつまいもの果肉はオレンジ色が圧倒的多かったりします。しかし、日本と同じように冬になると焼き芋として店頭に並ぶようです。今回は、この焼き芋の話になります。
焼き芋ブーム。そして焼き芋画像
日本の焼き芋は、現在も続く、第四次焼き芋ブームに、ねっとり系さつまいも品種の登場で「ほくほく系」、「ねっとり系」、「しっとり系」と言われるさつまいもの品種毎に異なる食感が楽しめる焼き芋戦国時代に突入しております。そんな焼き芋ですが、ネット上には焼き芋の画像が沢山あります。プロのフォトグラファーが撮影したような画像は有料販売サイトにあったり、Instagramには焼き芋を食べている画像や焼き芋そのものの画像があったりします。そして、通販の商品ページの商品画像にも沢山の焼き芋の画像があります。通販の会社のスタッフが撮影したような画像からプロのフォトグラファーが商品撮影をしたような画像まで様々です。
画像生成ai
最近、話題になっているAI画像生成で、焼き芋の画像をどこまでリアルに作れるのか?今回は、OpenAIの画像生成AIであるDALL·E 3(dalle3)とMidjourney(ミッドジャーニー)にて画像生成AIで焼き芋の画像を作ってみました。今回は、どちらも有料版で使用できるものとなります。
DALL·E 3
出典:DALL.E 3
DALL·E 3は、OpenAIが開発した画像生成AIになります。画像生成AIはプロンプトという命令文により画像を生成してくれます。DALL E3は、日本語でも対応が可能ですが、開発をしたOpenAIの言語でもある英語の方がより画像精度が上がるように感じました。気になる料金ですが、ChatGPTの有料版(ChatGPT Plus)月額20ドルのサブスクリプションを申し込んでいるとDALL·E 3は使用することが出来ます(ChatGPTの中で画像生成のプロンプトを打ち込むと画像を生成してくれます)。もしくはMicrosoftが開発したMicrosoft Copilot(Bing Chat)、Bing Image Creatorを利用する場合は基本、無料でDALL·E 3を使用することが出来ます。しかし、商用利用(画像販売等)に関しては無料で使用できるMicrosoft CopilotやBing Image Creatorでは難しく、ChatGPTの有料版で使用できるDALL·E 3の利用をおすすめします。
DALL·E 3で焼き芋画像を作ってみた
まずはどの程度の画像生成ができるのか?試す意味で日本語で「焼き芋の画像」というプロンプトで実行して出来たのがこの2つの画像です。コメントでは「説明どおり完璧に焼き上がった焼き芋の画像はこちらです」とのことですが…なんとも模型のような画像に仕上がってしまいました。ここからのプロンプトは実際には英語で作成しています。
次に「ねっとりとしたさつまいものの焼き芋画像」のプロンプトで生成した画像がこちら。間違いなく私のプロンプトが悪かったのですが、さつまいも(どちらかというと海外のさつまいもの果肉の色)を焼いて何か?液体をかけて画像になってしまいました…。なかなか難しいです。
思ったのが日本語でプロンプトを打ち込むと日本のさつまいもの画像で英語でプロンプトを打ち込むと海外(アメリカ)のさつまいもの画像になる?のではないかという点でした。そこで今回は「ホクホク系の焼き芋の画像」と日本語でプロントを作成して生成されたのがこの画像でした。少しづつ少しづつそれっぽく近づいてきたような感じです。
上の画像を参考に日本というプロンプトを入れれば日本のさつまいもの果肉の黄色になるのではないか?と思いました。
そこで「日本さつまいもを焼いて焼き芋にして半分にカットした画像)」というプロンプトで生成したのがこの画像です。「これは説明の通り、焼いて半分に切った日本のサツマイモの画像です。」とのことですが…確かに日本式の家を背景にして日本らしくしていますが…しかし、最初に比べるとそれぽくなってきました。
人気の焼き芋といえば「ねっとり系で蜜が溢れる焼き芋」ということもあり、「蜜が溢れ出る日本の焼き芋の画像)」というプロンプトで生成したのがこの画像。「蜜が溢れるサツマイモの画像です」とのことですが…はちみつがかけられている感じの画像とはちみつをたっぷりかけて溢れている画像になってしまいました。これはもう少し細かくプロンプトを入れて研究をしないといけないと思うような感じになってしまいました。
「日本のさつまいもを焼くとさつまいもの液体がにじみ出て来る画像」でも試しましたが、こんな画像になり、ねっとり系の蜜が溢れてくる焼き芋の画像には程遠くなってしまいました。プロンプトの研究はしないと生成AIでこちらが思っている画像には近づかないと思いました。
最後に秋から冬にかけてよく見かける風景ですが「日本の美味しい焼き芋を日本の女性が食べている画像」というプロンプトで入力して画像生成をしましたが…なるほど…そう来ましたか…という感じの画像になってしまいました。プロンプト次第で生成される画像は変わるということがまずは分かった気がしました。次は、高度な画像生成AIのMidjourney(ミッドジャーニー)だとどのような感じになるのでしょうか?試してみました。
Midjourney(ミッドジャーニー)
出典:Midjourney
画像生成AIと言えばMidjourney(ミッドジャーニー)と言う人も多いかもしれません。テキストから画像を生成してくれる高度なAIでDiscordというアプリ上でチャット形式で操作が出来ます。最新のMidjourneyでは日本語のプロンプトで作成は可能になりました。しかしながら画像の精度やプロンプトの理解度は英語のほうが高い場合もありますので英語にてのやり取りで画像生成をしていきます。(日本語でもプロンプトによりますが画像生成は可能です)料金に関してですが、無料版は現在も提供されており、新規利用者が制限付きで画像生成を試すことができるようです(無料版が完全に停止されているというわけではないようです。)。ベーシックプラン月額10ドル(毎月200枚程度生成可)、スタンダードプラン月額30ドル(毎月900枚程度生成可)、プロプラン月額60ドル(毎月1,800枚程度生成可)メガプラン月額120ドル(毎月3,800枚程度生成可)が用意されています。ただ、無料版は現在も提供されており、プロプラン以上はステルスモードというテキスト(プロンプト)見えなくする機能が利用できます。Midjourney(ミッドジャーニー)は、商用利用(画像販売等)は認められていますので画像販売を行うのであればMidjourney(ミッドジャーニー)も選択肢のひとつのように思えます。
Midjourney(ミッドジャーニー)に焼き芋画像を作ってみた
DALL E3では、簡単に作るのではないかと思い、チャレンジをしてみましたが、プロンプト次第で大きく変わることが分かりました。より細かなプロンプトを作り、生成をする必要があることも分かりました。今回は、画像生成と言えばMidjourney(ミッドジャーニー)と言う人が多いMidjourney(ミッドジャーニー)で焼き芋画像を生成してみました。記事で使用しているプロンプトは日本語で記述していますが、作成時に英語にして生成しています。
ミッドジャーニーでは「焼き芋」というワードで生成を行うと、「さつまいもを使った料理」が生成されてしまうので、まずはさつまいもの画像を作るところから始めました。
その時に使用したプロンプトは「収穫したばかりの美味しそうな日本のさつまいも」。
「日本のさつまいも」と「日本」というプロンプトを入れないと、ジャガイモかカボチャのようなどちらかというと海外で栽培、販売、食べられているさつまいもの画像が生成されてきてしまいます。上で作った「さつまいも画像」からいくつかピックアップし、焼き芋の画像を作るのですが、上であげたように「焼き芋」では違った画像ができてしまうため、焼き芋の作り方のプロンプトで焼き芋っぽさが出るようにしました。まさに本当に自分でさつまいもから焼き芋を作っていくような感じです。
その時のプロンプトは「日本のさつまいもを1本だけアルミホイルにくるみ、熱い石の中で焼き上げ、焼きあがった湯気の立ち上る熱々のさつまいも」
このプロンプトで生成されてきたのはこんな感じの画像になります。
更にこの焼き芋の画像から「ほくほく系」と「ねっとり系」の焼き芋を作ります。上で生成された焼き芋の画像から作るという感じになります。実際にさつまいもから焼き芋を作る際は、焼き芋が出来てから味、食感を変えるなんてことは出来ないので…これはこれで凄いことではないかと思います。ねっとり系、ほくほく系はさつまいもの品種で変わってしまうのでこういう感じで生成していくというのは、実際の世界では無いと思います。その時のプロンプトは
ほくほく系:「湯気の立ち上るパサパサ感のある日本のさつまいも」
ねっとり系:「湯気の立ち上る、甘そうで、水々しさが見てわかるほどねっとりとしたとした日本のさつまいも」
こんな感じの焼き芋画像が生成されてきます。
最後に、DALL E3の項目で作りました「秋から冬にかけてよく見かける風景」の焼き芋を食べている女性の画像生成してました。DALL E3ではイラストぽくなってしまいましたが、Midjourney(ミッドジャーニー)はどんな感じになるのでしょうか?上の焼き芋の画像を使用し、今回の画像生成に使用したプロンプトは
「湯気の立ち上る甘そうなホクホクに見える日本のさつまいもを口いっぱいに頬張る20代の最近の日本人女性」
そして出来上がったのがこんな感じの画像になりました。う~~ん。写真撮影したような感じの画像になってませんか??作っている私も仕上がりというか?完成して生成してきた画像に驚きました。凄い!画像生成AI。
Midjourney(ミッドジャーニー)での画像生成手順とポイント
因みにMidjourney(ミッドジャーニー)での画像生成の手順ですが、今回は、さつまいもの画像(日本のさつまいもというのを強調)を作り、その画像を使用して焼き芋の画像を作って行きました。画像を使用するとは?ですがMidjourney(ミッドジャーニー)では生成した画像を元に新たな画像を生成できるため、まずは元の素材となる画像を生成し、その画像を徐々にプロンプトを追加して変化をつけていきます。その際に、プロンプトに「–iw」というパラメーターを使用します。「–iw」は、元画像にどの程度プロンプトの影響を与えるかを設定できます。例えば「–iw 3.0」とすると、元画像にほとんどプロンプトの影響が反映されず元画像のスタイルが維持されます。「–iw」の初期値は1.0の為、プロンプトで別の画像を生成するためには、「–iw 2.0」または「–iw 0.5」など生成します。
まとめ
AI画像生成が、まさかここまで進化しているとは?と思ったのは私だけではないはずです。この分野の進化スピードは、今、一番、早いのかもしれません。昨年までは出来なかったことが今年、もう出来てしまったりと…本記事では、AI画像生成の技術を活用し、焼き芋のリアルな画像を作成する方法を詳しく紹介しました。DALL·E 3とMidjourneyという二つの高度な画像生成AIを利用することで、異なるプロンプトによって多様な焼き芋の画像を生成する試みを行いました。
DALL·E 3はOpenAIが開発した画像生成AIで、日本語にも対応していますが、英語のプロンプトを使うことでより高精度な画像を生成できます。試行錯誤を重ねることで、日本の焼き芋の特徴を持つ画像が生成可能であることが分かりました。一方、MidjourneyはDiscord上で操作できる高度な画像生成AIで、プロンプトの工夫次第で非常にリアルな画像を作成できます。Midjourneyでは、日本のさつまいもを強調したプロンプトにより、リアルで美味しそうな焼き芋の画像が生成できました。
これらの技術を活用することで、SNSや商品ページに使用する魅力的な画像を簡単に作成することが可能かもしれません。実際に試してみることで、AI画像生成の可能性を探り、自分のニーズに合った画像を得るための具体的なプロンプト設定のコツが分かって来るはずです。ぜひ、AI画像生成の技術を駆使して、オリジナルで魅力的な焼き芋の画像を作成してみてください。こだわりの焼き芋の画像は、もしかするとAI画像生成から生まれるというも近い未来、考えられることかもしれません。