泥付きさつまいもを長持ちさせるための保存方法とコツと避けたいさつまいも保存のNG行動4選

泥付きのさつまいもが届いたらどうする?

もしも泥が付いたさつまいもと出会ったら、あなたはとてもラッキーです!(その理由は記事の最後に書いています。)正しい方法で綺麗にして保管することで、さつまいもをおいしく食べられる期間を長くできます。ただし、少し間違えると、保存どころか早々に傷む原因に。今回の内容を知っておくと、産地直送のさつまいもを通販で購入した時や、芋掘りの後などに役立ちます。コツを知れば簡単で、誰でもできることですので、ぜひ実践してみてくださいね。

泥付きのさつまいもの保存方法

保存の手順では、いかに「濡らさずに」「傷つけずに」泥を取り除くか、がポイントとなります。後述しますが、食べる直前以外は、さつまいもを水で洗い流すのはNGです。

保存方法の手順は4つです。

【保存方法】

①泥がついた状態のまま直射日光をさけた場所で、さつまいもを数日乾燥させます。

泥付きさつまいも

②乾燥したさつまいもについた土を手で優しく払い落とします。
③さつまいもを新聞紙で一つずつふんわりと包む。

さつまいもを新聞紙で包む

④段ボールに入れ、日の当たらない風通しの良い場所で保管する。

さつまいもを新聞紙で包んで日陰で保管

保存期間

保管の準備ができたら、その後はなるべく13℃〜20℃位の室温を保ちましょう。さつまいもは、寒さと水分が特に苦手です。上記の保存方法を行うことで、寒すぎず、通気性もよく、さつまいもにとって居心地の良い環境になります。さらに、室温をちょうど良く保つことができれば、1ヶ月間は、おいしい状態で保つことができるでしょう。

室温が20℃以上になる時はどうする?

夏場や、暖房を使用する冬場など、室内が20℃以上になると、さつまいもが早く傷みやすいものです。その時には冷蔵庫の野菜室を活用しましょう。

冷蔵庫の野菜室に入れる場合も新聞紙で包んでから

この時、さつまいもを1本ずつ新聞紙に包んで、野菜室で保存するのがポイントです。本来であれば、さつまいもは10℃を下回る環境では「低温障害」を起こし、おいしさと栄養価が損なわれてしまいます。しかし、野菜室は庫内の他のスペースに比べると、温度が高めに設定されているため、さらに新聞紙に包むことで冷風が当たりにくくなり、低温障害を防ぐことができるのです。

泥付きさつまいもの保存にNGなこと4つ

ここからは、さつまいもの保存においてやってしまいがちなNGな方法4つと、それらがNGな理由について、それぞれ紹介していきます。

水で洗う

さつまいもを洗うイメージ

さつまいもについている泥を綺麗にしなくては、と思うと、誰もがやりがちな方法ですね。実は、さつまいもは水分がとても苦手です。水がついた部分から傷みやすくなるためです。洗うのは、調理する直前だけにしましょう。先に紹介したように、泥は直射日光のない場所で乾燥させて、優しく払うようにして取り除きましょう。

冷蔵庫でそのまま保存する

冷蔵庫の野菜室イメージ

さつまいもは、低温がとても苦手な植物です。そのため、冷蔵庫など5度以下の場所で保存すると、さつまいもの中の細胞が死んでしまい(低温障害)、傷んでしまう原因になります。低温障害が起きると、変色し味も悪くなるため、食べられなくなってしまいます。
長持ちさせたいから、と冷蔵庫にそのまま入れることは避けましょう。新聞紙で包み、比較的室温の高い野菜室で保管するようにしましょう。

ラップで密閉する

さつまいもをラップしたイメージ

ラップやビニール等でぴっちりと包んだり、タッパーなどで密封したりする保管方法も、おすすめできません。さつまいもが呼吸できなくなるためです。また、さつまいもの水分から結露が発生し、そこから傷む原因にもなります。新聞紙は通気性が良く、さつまいもを包むのに最適です。

暖かいところで保存する

さつまいもは九州地方など、比較的暖かい地域で作られているため、保存も暖かい場所が適しているのでは?と思われる方もいるかも知れません。ですが、おいしい状態で保存することを考えると、13℃〜18℃と涼しい環境が適しています。それ以上の室温になると、発芽し、味が徐々に落ちていくためです。発芽しても食べることはできますが、発芽する前よりも味の劣化が早くなるため、なるべく発芽させない適温で保存するようにしましょう。

泥付きさつまいものまとめ

泥付きさつまいもイメージ

泥付きのさつまいもについて、「保管が面倒」や「手が汚れるのが嫌!」という声も聞こえてきそうですが、それ自体はメリットが多いと考えられます。まずは、スーパーなどで売られている泥がついていないさつまいもに比べると、傷がついている可能性が低いこと。傷がつくことで、そこから傷む原因になってしまうため、おいしく食べる期間がとても短くなってしまうリスクがあります。傷がついてない状態のさつまいもは、おいしく、栄養価の高い状態でいただけるということです。次に挙げられるメリットは、私たちが泥(土)に触れる機会となること。土には、私たちの健康に有用な働きをしてくれる微生物が多く含まれています。最近の研究では、花粉症や食べ物アレルギーは、そういった微生物との接触によって予防できる、ということも分かってきています。「泥付きのさつまいもに出会ったら、むしろ幸運」と言えるのではないでしょうか!少し話が脱線してしまいましたが、今回の内容で泥付きのさつまいもの保存にお役立ててもらえたら、嬉しいです。