安納芋尽くしのロールケーキは腸活向き?安納芋スイーツで美味しい腸活レシピ教えます

安納芋スイーツの中でも注目されるのが、安納芋の豊かな甘さ、香りを活かした「安納芋ロールケーキ」です。安納芋の皮に含まれる豊富な食物繊維やビタミンが、腸内環境を整える効果を持ち、健康や腸活を意識しながらスイーツを楽しみたい方にぴったりです。今回、紹介をするロールケーキは、生地からクリーム、そしてトッピングに至るまで全てに安納芋を使うというこだわりが魅力。特に、安納芋の焼き芋の皮も使うことで風味が増し、他では味わえない焼き芋ロールケーキになっています。今回のロールケーキは、腸活を意識した皮の使用というポイントもありますよ。

安納芋ロールケーキ

一年を通して楽しめるようになったさつまいもですが、やはり旬とされる時期に食べるさつまいもは、格別に美味しく感じられるものです。その時期は価格も手頃で、甘みや風味が際立つため、一層魅力的です。この秋の味覚を存分に堪能したいと考えると、つい焼き芋に手が伸びてしまうことが多いですが、旬のさつまいもだからこそ、もっと多彩な食べ方を楽しんでみたいと思いませんか?例えば、蒸したり、揚げたり、ペースト状にしてスープやクリームに仕立てるなど、さつまいもの味や香りを引き出す方法は無限に広がります。

スイートポテト

中でも、さつまいもの持つ自然な甘さを最大限に活かせるのは、スイーツではないでしょうか。濃厚なスイートポテトや滑らかなプリン、サクサクのパイなど、さつまいもは多くのデザートに変身します。そして旬を逃しても、冷凍保存や乾燥加工されたものを活用すれば、一年中その美味しさを楽しむことができ、季節を問わず心温まる一品を作ることができます。今回は、さつまいもの…安納芋で作るロールケーキを実際にパティシエにお願いをして作ってみました。と言ってもさつまいも、安納芋のロールケーキってそんなに珍しくないのでは?と思う方も多いと思います。しかし…今回の安納芋ロールケーキは、安納芋、さつまいもを全て使って、さつまいもの中でも重要?とされているさつまいもの皮も使って、栄養価や腸活向きのロールケーキになってます。ではではいってみましょう!

さつまいもの皮と腸活

さつまいもの皮と腸活

焼き芋・さつまいもの専門メディアである五島商店佐藤の芋屋でも「さつまいもの皮」と「腸活」、「便通改善」というキーワードで記事がかなりの本数があります。それだけ「さつまいもの皮」と「腸活」、「便通改善」は切っても切れない関係とも言うべきなのかもしれません。さつまいもの皮には、腸内環境の改善すると言われている多くの栄養素が含まれています。特に、さつまいもの皮には、食物繊維が豊富で、腸の健康をサポートする重要な役割を果たします。さつまいもの皮には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方が含まれており、不溶性は腸を刺激して排便を促進し、水溶性は善玉菌のエサとなって腸内フローラを整える働きがあります。

腸活でお腹が凹む

そして、さつまいもの皮にはカリウムやビタミンCといったミネラルやビタミンが含まれ、これらが腸の粘膜を健康に保つ助けとなります。腸粘膜が健康であれば、栄養の吸収がスムーズに行われ、腸内環境がさらに整いやすくなります。皮ごと食べることで噛みごたえが増し、満足感が得られるため、食べ過ぎを防ぐ効果も期待でき、腸への負担を軽減する点でも優れています。こんな感じのことから焼き芋は皮のまま食べると腸活、便通改善に効果的なわけです。ついついさつまいもの皮や焼き芋の皮を捨ててしまってますよね?これは少し勿体ないわけなのです。因みに、さつまいもの皮を食べる時の注意点として、まずしっかりと洗うことで農薬や汚れを落とすことが大切。そして、蒸したり焼いたりといった調理法が適しており、特に蒸すことで栄養素を損なわずに摂取できます。焦げを避けるために加熱の仕方にも注意が必要です。さつまいもの皮を上手に取り入れることで、腸内環境を整えるとともに、さつまいもの豊かな風味や香りを存分に味わうことができるわけです。さつまいもの皮。これを知ると迂闊に捨てられなくなってしまいますよね?今回のロールケーキでもさつまいも皮、使ってます。

腸活向き!?安納芋尽くしのロールケーキ

まずは、安納芋の焼き芋を作るところからスタートします。安納芋…ねっとり系焼き芋を作る際には、過去、色々な焼き方、焼き芋レシピを試してみましたが、今、現在、この焼き芋レシピが最強です。安納芋を焼き芋にする方法は、このレシピで行っていますので今回のロールケーキの記事では割愛させていただきます。蜜が溢れる焼き芋レシピはこちら

ご家庭にあるシルバーのアルミホイルでも十分なのですが、更に蜜を溢れる焼き芋にしたいということであれば、私たちも何度も使用している「焼き芋専用アルミホイル」をおすすめ致します。

腸活向き安納芋ロール-焼き芋を作る

蜜が溢れる焼き芋レシピで安納芋を焼き芋にするとこんな感じの焼き芋に仕上がります。焼き芋専用のアルミホイルを外すと…

腸活向き安納芋ロール-蜜たっぷりの安納芋の焼き芋

このまま、焼き芋で食べてしまいたい!と思うのですが今回は、腸活向き安納芋ロールケーキなので、ぐっと我慢をして次に進みます。

腸活向き安納芋ロール-安納芋の焼き芋の皮を剥く

腸活向き安納芋ロール-安納芋焼き芋ペーストにする

安納芋の焼き芋の皮をここで一度、取ります。安納芋らしい黄金色の果肉がなんとも眩しい感じです。焼き芋の皮は、こんな感じで、包丁で剥くのではなく、ねっとりとした蜜が溢れる感じの焼き芋なので手で簡単に剥けてしまいます。

腸活向き安納芋ロール-安納芋の焼き芋の皮

焼き芋の皮を剥く時は少し冷やしてからのほうが剥きやすいです。手で剥くことにより、焼き芋の皮に安納芋の果肉が多めについているのがポイントです。ここ重要ですので必ず手で焼き芋の皮は剥いてくださいね。

腸活向き安納芋ロール-安納芋の焼き芋の皮を焼いて水分を飛ばす

焼き芋の皮は、オーブンで185℃、5分くらい加熱をします。焼き芋の皮の水分が抜けて、パリパリになるまで加熱をしてください。オーブンに焼き芋の皮を入れている間に、安納芋の果肉をペーストにしていきます。この作業をしていると焼き芋の皮がパリパリになってくるはずです(それくらいの時間で大丈夫です)。

腸活向き安納芋ロール-安納芋の焼き芋の皮を細かくする

オーブンで水分を抜いた焼き芋の皮を細かく砕きます。

腸活向き安納芋ロール-生地と安納芋の焼き芋の皮を混ぜる

砕いた焼き芋の皮を全卵、砂糖、薄力粉、サラダ油で作ったロールケーキの生地に入れて撹拌していきます。

腸活向き安納芋ロール-生地を混ぜる

キレイに混ぜ合わせたら、ロールケーキの生地を作る為に、鉄板にロールケーキ生地を流し込んでいきます。

腸活向き安納芋ロール-生地を鉄板に流し込む

腸活向き安納芋ロール-鉄板に流し込んだ完成画像

流し込んだら表面の凹凸が無いようにへらで伸ばしていきます。凹凸部分が無くなってきたらこの状態のままオーブンへ入れます。焼成時間は185℃で15分です。

腸活向き安納芋ロール-ベースクリームを作る

腸活向き安納芋ロール-ベースクリームに安納芋ペーストを入れる

ロールケーキの生地をオーブンに入れている間に、ロールケーキのベースとなるクリームを作っていきます。

腸活向き安納芋ロール-ベースクリームを混ぜる

生クリームと砂糖、安納芋をペーストにしたものを少しだけ入れて撹拌していきます。見た目は、生クリームだけに見えますが、ここに安納芋ペーストを入れることでロールケーキの生地、ベースのクリーム、そして中央の安納芋クリームを安納芋でつなげることで美味しさが際立ちます。ベースのクリームに安納芋ペーストを入れるのがコツです。

腸活向き安納芋ロール-生地の焼き上がり

腸活向き安納芋ロール-生地には焼き芋の皮が沢山

ロールケーキの生地が焼き上がってきました。こんな感じで生地に入れた焼き芋の皮が目で確認できればOKです。

腸活向き安納芋ロール-生地にベースクリームを入れる

腸活向き安納芋ロール-生地の上にベースクリームを延ばす

まずは、ベースとなるクリームを入れていきます。こちらもクリームが均等になるように伸ばしていきます。

腸活向き安納芋ロール-中央に安納芋ペーストを入れる

そして、ロールケーキの中央部分に入る安納芋ペーストをベースとなるクリームの上に絞っていきます。ロールケーキの生地の端にこんな感じで絞って形にしていくとロールケーキを巻く時に便利で作業も簡単に出来ます。

腸活向き安納芋ロール-ロールケーキを巻く

ロールケーキの生地に「サラダ油」を入れているのは、ロールケーキを巻いて行く時に生地にひび割れが起きないようにする為です。ロールケーキでひび割れしちゃった…という方は、「サラダ油」を入れるとスムーズにロールケーキが巻けますよ。

腸活向き安納芋ロール-焼き芋の皮入りロールケーキ

ロールケーキを巻くとこんな感じの状態になります。

腸活向き安納芋ロール-上部に絞るクリームを作る

この状態のまま、上部表面に安納芋ぺースト、生クリーム、砂糖で作った安納芋クリームを絞っていきます。

腸活向き安納芋ロール-ロールケーキの上部にクリームを引く

まずは、上部表面に薄く、安納芋クリームを塗ります。これが安納芋クリームを上部表面に絞った時に滑り落ちてこないコツです。

腸活向き安納芋ロール-ロールケーキ上部にクリームを絞る

この薄く塗った安納芋クリームの上に安納芋クリームを絞っていきます。

腸活向き安納芋ロール-断面

気になるロールケーキの断面はこんな感じ。

腸活向き安納芋ロール-最上部に安納芋の焼き芋を刻んで置く

では最後の仕上げに入ります。安納芋で作った焼き芋を細かく刻み、ロールケーキ上部へ乗せて完成です!

腸活向き安納芋ロール-完成

上に乗っている安納芋からロールケーキの上部に絞っているクリーム、ロールケーキの中に入っているベースのクリーム、中心にある安納芋クリーム、そして生地には、冒頭でも説明した通り、腸活向きでもあるさつまいも(安納芋)の皮が入っているロールケーキの生地。全ての部品に安納芋が入っていることで味や香りの調和がとれている腸活向き!安納芋ロールケーキ。安納芋尽くしで口の中が安納芋の焼き芋の味でいっぱいになりますよ。安納芋の焼き芋は、蜜がたっぷりで溢れるレシピで作っていることで安納芋の焼き芋の味がかなり濃く出ていますのでお好みで生クリームを乳脂肪が高い生クリームに換えて使用しても安納芋の焼き芋は、乳脂肪が高い生クリームにも負けないくらいの力強さがありますので大丈夫ですよ。

腸活向き!安納芋尽くしのロールケーキ材料 10人前

ロール生地

  • 皮15g
  • 全卵300g
  • 砂糖170g
  • 薄力粉90g
  • サラダ油60g

ベースクリーム

  • 生クリーム300g
  • ペースト(安納芋)50g
  • 砂糖30g

真ん中の安納芋ペースト

  • 安納芋ペースト170g

安納芋クリーム(上部)

  • 生クリーム200g
  • ペースト(安納芋)200g
  • 砂糖20g

まとめ

腸活向き安納芋ロール-まとめ

安納芋の甘さや香りを最大限に活かした「安納芋尽くしのロールケーキ」は、焼き芋の皮を活用し、腸活を意識した点が大きな魅力。生地、クリーム、トッピングすべてに安納芋を使用することで、風味の一体感が楽しめます。また、蜜たっぷりの焼き芋から作るペーストや、皮を加えた生地が特徴的で、食物繊維やビタミンを手軽に摂取できる点も見逃せません。仕上げに加える焼き芋のトッピングは見た目のアクセントにもなり、まさに安納芋尽くしの贅沢なスイーツ。焼き芋スイーツを楽しめるだけでなく、健康や腸活にも配慮されたスイーツになっています。これを機に、自宅で安納芋ロールケーキ作りに挑戦してみてはいかがでしょうか?焼き芋の旬の時期だけではなく、1年中、楽しめるスイーツです。