フェリーは時間がかかるけどお財布には優しい!長崎⇔福江島(五島市)へは高速船ではなくフェリーがオススメ!五島・福江島まで最短3時間で到着する海の旅はロマンティックかも

ゴールデンウィークは、どこか…ぱ~っと旅行に出かけたいなぁという気持ちはありましたが、大人しく福江から長崎の自宅へ帰る事にしました。五島市ー長崎市間の船を使う場合には、高速船ジェットフォイルかフェリーの二択になります。ジェットフォイルなら1時間45分くらいの船旅ですが、フェリーは途中、奈留島と奈良尾島を経由するため長崎の大波止港につくまで約4時間位かかります。運良く直行便の場合は3時間。

それでも私がフェリーを選ぶのはひとえに運賃の安さにあります。島民割引を使って(事前に市役所へ島民カードを作りに行く必要があります)往復切符で今回は5470円でした。ちなみにジェットフォイルの料金は島民割引を使って9730円になります。(令和5年5月3日現在)これでは友人知人に遊びにおいでよ!と気軽には言いにくい金額になってしまっています。時間を取るか、値段をとるかで皆さん使い分けているようです。ビジネス使用の方は殆んどがジェットフォイルのようですね。原油の高騰やオフシーズンの乗客の少なさなどの理由で、運賃が値上がりしていくのはわかりますが、もう少し値上がり幅がゆるやかになってくれたらなぁ~と思います。そして、乗船チケットの半券は降りる時に回収されますので、捨てたり失くしてしまわないように気をつけてくださいね。初めてフェリーに乗ったときには、このシステム知らなかったので、必死で探した記憶があります。その他にも、フェリーやジェットフォイルは繁忙期で増便があったり、ドックダイヤで減便があったりする場合があるので、直前に時間の変更がないか調べておくことをお勧めします。

フェリーをオススメする理由とは?

アクセスが便利

長崎市内観光をすると、港が近いからです。長崎空港は大村市で、長崎空港へバスで40分程度かかり移動します。当たり前ですが、バスの時間や飛行機の時間を気にしないといけません。港は大波止電停から徒歩2~3分です。近くのホテルはニューポートやホテルベルビュー出島があり、1便の船に乗るにはちょうど良い宿泊先になります。

ゆったりと寛げる

旅行のオフシーズンや平日は、船内は空いていることが多いので、足を伸ばしてゆっくり横になることができます。五島を1日もしくは2日間で全てを回り切るのは相当ハード。船内でくつろいで英気を養っておきましよう(笑)。フェリーなので当然ですが車やバイクも乗船できますし、ペットも可です。フェリーに車を乗船させる場合は、事前予約をおすすめします。

飛行機・高速船より断然安い

高速船は1時間40分ほどで福江島へ着くので良いことは良いのですが、価格を考えると…フェリーが断然お得です。フェリーは、高速船と比べると約半分の船賃で福江島へ到着します。月により金額は変動します。あともう一つ。高速船は少しの荒天でも欠航になったり、メンテナンスで欠航になることがありますが、フェリーではその心配がほとんどありません。事前予約も不要ですし、仮に飛行機が欠航になった時はフェリーで向かうと考えていたほうが良いかもしれません。フェリーは、8時、11時45分、16時50分発と3便あります。

景色が良い

長崎港を出発するとすぐ、女神大橋の下を通過します。大きな橋の下が見れる貴重な体験です。迫力があり、シャッターチャンスです。SNS用の撮影をする方も多いようです。また、五島から長崎港へ戻るのは夕方の便で行くと、到着するのが20時過ぎなので、長崎の100万ドルの夜景が観られるのも良いです。

フェリーは、上五島の奈良尾港にも寄港しますので、奈良尾港へ到着したら甲板に出て眺めるのも良いかもしれません。毎年3月末は、送迎シーズンで、その光景を見られるのもフェリーの醍醐味かもしれません。私のお気に入りの場所は、甲板を出て、船の先端の場所です。

ベンチもありますが風が強いこともあるので人は来ません。その場所へ立つと大海原へ突き進んでいる感じが凄いですし、映画「タイタニック」の気分が味わえます。

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フェリーの中を紹介します

ここで、今回乗ることになったフェリー万葉を紹介をします。総トン数1,553トンで、全長 86.50m幅14.50m、定員数482人。車やバイクも同乗可。2011年4月より就航。フェリー椿とは姉妹船です。船名は公募をもとに、かつて五島列島に寄港した遣唐使船など地域の歴史を想起する名称として決められたそうです。フェリー客室フロアは3階の1フロアのみです。前半分は個室感のある2等指定客室と、バリアフリー席です。後ろ半分が大勢で雑魚寝できる2等客室となっています。

乗船してすぐのエントランスには大きな荷物やスーツケースを預けておける荷物置き場がありますのでご利用ください。さて、連休中の福江港は予想どうり、観光客や帰省客、お迎えの人などでごった返していました。活気溢れる、ともいえますね。

フェリーに乗りこんだものの、二等客室はぎゅうぎゅう詰めで、落ち着く角っこのポジションは、すでに先客が…。仕方なく真ん中あたりのポジションに荷物を下ろし、貸出の枕と毛布を確保しました。

今回は、ちょうどお昼時。フェリーの中にはカップ麺やパン、お菓子やアイスなど自販機がありますので港で食料を買い忘れても何とかなります。

カップ麺用の給湯器で緑茶も無料で飲めますよ。ただ、アルコールの販売はありませんので、必要な方は事前に買っておきましょう。販売機前の小さなテーブル席で、子供たちが美味しそうにカップ麺を食べている姿は微笑ましい光景です。また、ビジネスマンがPCを持ちこんで仕事をしたり、五島の高校生が宿題をしていることも。今の子どもたちは勉強と遠征と大変ですね。自販機のアイスクリームも人気ですね。昔は、中央に売店があって蝶ネクタイした船員がお菓子やサンドイッチなどを販売していたそうです。当時は、贅沢なハーゲンダッツも置いていて、子どもの楽しみでした。時代とともに、有人のお店から無人の販売機に移り変わっていったのですね。

お客さんそれぞれのフェリーの楽しみ方

そういえば、昔、乗客が多かった時代は、甲板にゴザを敷いて雑魚寝で過ごしていたこともあると親戚から聞いたことがあります。今ではあり得ないよな~と思っていたら、大の字で寝ているご年配の方がいらっしゃるのを目撃しました。なんだかとても気持ち良さそうです。

天気のよい日には、是非デッキへ出て360度の海原と広い空を楽しんでみてください。海に沈む夕日をフェリーから眺めるのもとてもロマンティックで貴重な経験になると思います。昔も今もフェリーで同じ時間を過ごす人とは一期一会ではありますが、観光客が五島の景色やお店や人に会いに再び訪れてくれるといいなぁ~と思います。

最後に、私がフェリーに乗った際に見逃したくないと思うのが、到着時の岸壁にフェリーを寄せていく過程です。人力で船から投げる大きな縄を岸壁でキャッチしてビット(係留柱)に引っかける作業は、連携に無駄がありません。短時間で見事に接岸していく様はとてもダイナミックでいつも感動を覚えます。長崎市からは日帰りでも楽しむことが出来る五島・福江島に是非気軽にお越しくださいね。

上五島へもフェリーが便利

五島列島の中で福江島、久賀島、奈留島のことを下五島、若松島、中通島、小値賀島、宇久島のことを上五島と、区切って呼んでいます。市町村合併により、住所的には下五島は五島市、上五島は新上五島町です。同じ五島列島に住んでいながら、日本列島のように縦に長く、船でしか行けないので、私も数えるほどしか行ったことがなく、上五島のことをよく知りません。長崎に行くフェリーの寄港場所という感覚でしかなかった私が、上五島に興味を持つようになったのは、とてもお洒落なリゾートホテル、マルゲリータが数年前にできたからです。今回は残念ながら旅行ではなかったので日帰りですが、いつかゆっくり上五島を旅することができたら、ぜひ泊まりたいホテルです。

ホテル以外も高浜海水浴場にひけをとらない蛤浜海水浴場や世界遺産に登録された教会があり、観光資源となっています。上五島はかつて漁業の町として賑わっていましたが、今は下五島よりも人口減少が著しく深刻な状況です。

フェリーで奈良尾港へ

午前8時福江港発長崎行きのフェリーに乗り、マルゲリータのある若松島の奈良尾港へ向けて出発。9時5分に到着。フェリーは1時間5分で、高速船なら30分で着きます。朝1便で福江島から行くときはとても便利です。上五島で唯一行ったことがあるところです。奈良尾港に近づくと、左手には大きな石油備蓄のタンク、右手には漁船と大きな白い横長の倉庫が見えてきます。かつて漁業の町として賑わっていた名残があります。漁師だった私の父もここに出稼ぎに行っていました。今は大型漁船は少なくなり、あの頃の活気が懐かしく感じます。

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