敬老の日もお月見も大活躍のさつまいも♪さつまいもが旬の季節を迎えてやってくるイベントはさつまいも尽くしの和菓子でほっこりしちゃいましょう!さつまいも和菓子のレシピも

敬老の日

さつまいもの旬の季節を迎えて初めにやってくる行事は敬老の日。敬老の日はお年寄りを敬い、長寿を願う日です。お祝いの席にふさわしいお菓子といえばまず思い浮かぶものがおまんじゅうではないでしょうか。饅頭はさまざまな祭事でも使われる日本の代表的なお菓子です。子供の頃から入学・卒業の際には紅白饅頭を貰ったのではないかと思います。旅行に行くと、土産店には必ずと言っても過言ではないほどお饅頭がありますよね。洋菓子はちょっと抵抗があるというお年寄りの方でも饅頭なら馴染みがあるはず。

お年寄りの方にこそ、体に良いものを食べてもらいたいですよね。そんな時にもさつまいもはぴったりです。さつまいもは栄養価が高い上、加熱すると柔らかくなり、食べやすいことから介護食でもよく使われています。市販のお菓子も良いですが、今年は手作りのお菓子で感謝を伝えてみるのは如何でしょうか。きっと大変喜ばれることでしょう。包丁などの危ない物も使わずに作れるので、お子様と一緒に作るのにも向いています。お孫さんからプレゼントされたら、おじいちゃん、おばあちゃんの喜びも一層増すこと間違いないでしょう。

さつまいもまんじゅう

〈材料〉

4個分

  • 小麦粉・・・50g
  • 砂糖・・・30g
  • ベーキングパウダー・・・小さじ1
  • 水・・・大さじ2
  • さつまいも餡・・・120g
  • 打ち粉(薄力粉)・・・適量

〈作り方〉

  1. ボウルに砂糖と水を合わせ、500W電子レンジに20秒程度かける。砂糖を完全に溶かし、粗熱をとる。
  2. 薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるい、1のボウルに入れる。全体を切るようにさっくりと混ぜ、粉気が無くなったらラップをかけて冷蔵庫で20分休ませる。
  3. さつまいも餡を4等分にし、丸く丸める。
  4. 打ち粉を広げたバットに2を取り出し、両面に打ち粉をつける。4等分に切り分け、生地を丸める。
  5. 手に打ち粉をつけて、4を手のひらより一回り小さい位の大きさに広げる。真ん中にさつまいも餡をのせて包み、とじ目を摘まんで閉じる。
  6. 蒸し器のかごにクッキングシートを敷き、包んだまんじゅうを乗せる。蒸気の上がった蒸し器で10分蒸す。

お月見

今年のお月見は9月29日です。お月見と言えばやっぱり月見団子。お団子にもさつまいもを使うと甘みと栄養価がぐんとアップします。そしてさつまいもの黄色味でお団子が色づき、まさに月のような色味になります!これこそ本物の月見団子ですね。すっかり定番となっている月見だんごですが、そもそも何故お月見の日に団子を食べるのかご存知でしょうか。うさぎが餅つきをしているから?早速さつまいものお月見団子の作り方、そしてせっかく手作りするならばお月見の概要も頭に入れてから作れるように、お月見の基本と共にご紹介していきます。

お月見とは

お月見自体の本来の意味は美しい月、主に満月を眺めることをですが、一般的には十五夜を示す言葉となっています。この十五夜は旧暦の8月15日のことで、この頃は1年の中で一番空が澄み渡り、最も美しい月を見ることが出来るといわれていました。十五夜は毎年日付が変わります。これは現代の新暦が太陽の動きを基準にしていることに対し、旧暦は月の動きを基準としているからです。その為にズレが生じ、実際には9月の中旬から10月の上旬のどこかとなっています。

さて、何故十五夜にお団子を食べるようになったのかというと、十五夜の時期は米の収穫時期でもあったことから、お米の粉で月に見立てた形を作り、今年も米が収穫できたことに感謝すること、そして翌年の豊作を祈願するようになりました。山型の盛り付けにも理由があり、先端が霊界に通じるとされ、収穫の霊に届くようにという願いが込められているそうです。お月見は平安時代から始められていたといわれている長い歴史を持つ行事でもあります。ちなみに、米の団子の前は芋類も伴えられていたそうです。さつまいもを使ったお団子であれば、お月様や収穫の霊もさらに喜ぶかもしれませんね。

さつまいもと豆腐の月見団子

〈材料〉

約20個分

  • さつまいも餡・・・50g
  • 白玉粉・・・60g
  • 絹ごし豆腐・・・60g

〈作り方〉

  1. ボウルに白玉粉と絹ごし豆腐を入れて、ゴムベラでよく馴染ませる。塊になってきたら、手で滑らかになるまでよく捏ねる。
  2. さつまいも餡を2~3回に分けて加え、よく馴染ませる。
  3. 一口大の大きさにして丸める
  4. 熱湯で3を茹で、浮かび上がってきたら更に1分ほど茹でる。冷水にとり、粗熱をとる。