
食べて美味しく、栄養もたっぷりのさつまいも。実は、さつまいもをモチーフにしたキャラクターが数多く存在しており、その愛らしいデザインが子どもから大人まで幅広い層に親しまれています。さつまいもそのものの魅力はもちろん、キャラクター化されることで新たな楽しみ方が広がり、見ているだけで心が和む存在となっています。そこで今回、ユニークでキュートな見た目と、個性的な特徴で人々を惹きつけてやまない「さつまいものキャラクター」を厳選して20名ご紹介します!どのキャラクターも、さつまいもの特徴やイメージを上手に活かしながら、思わず応援したくなるような愛嬌たっぷりのデザインに仕上がっています。それぞれが異なる魅力を持ち、見る人の想像力を掻き立てるユーモラスな存在感が楽しめます。
食べるだけではなく、視覚でも楽しめるさつまいも。このキャラクターたちが、さらにさつまいもの魅力を引き立て、食文化やライフスタイルの中での存在感を一層高めています。可愛らしい姿とさつまいもへの愛情が詰まった彼らの世界を、ぜひ堪能してください!
さつまいも・焼き芋のご当地マスコットキャラクター6選
はじめにご紹介するのは、「ゆるキャラ」としてもおなじみの、ご当地マスコットキャラクターです。「ゆるキャラグランプリ」に出場しているキャラクターもいるため、もしかしたらどこかで目にしたことがあるかもしれませんね。さつまいものご当地マスコットキャラクターは、茨城県・埼玉県に多く見られました。
1.イモゾー(茨城県東海村)
「イモゾー」は、茨城県東海村のマスコットキャラクターとして愛されている存在です。このキャラクターは、東海村の村政50周年を記念して2005年に誕生しました。本名は「芋畑富蔵(いもばたけとみぞう)」というユニークな名前で、東海村ならではの親しみやすさを感じさせます。「イモゾー」は、家族7人で構成される「イモゾーファミリー」の中心的な存在で、家族全員で力を合わせて東海村の魅力を全国に発信しています。ファミリーそれぞれが異なる個性を持っており、地域の文化や特徴をキャラクターに反映させている点が特徴です。この家族の温かみあるストーリーが、村民や観光客からも大きな支持を得ています。
特に「イモゾー」は、その名前や見た目がさつまいもをモチーフにしていることから、地域の名産品や特産物とも深い結びつきを持っています。イベントやキャンペーンなどでも積極的に活躍し、東海村のPR活動に欠かせない存在となっています。こうした活動を通じて、村の名前を広めるだけでなく、人々に笑顔と親しみを届けています。
2.チャラボーン(茨城県牛久市)
「チャラボーン」は、茨城県牛久市の食育推進キャラクター「USHIKU野菜オーケストラ」のメンバーの一人です。この個性的なキャラクターは、楽器のトロンボーンを持ったさつまいもをモチーフにしており、名前もその特徴から生まれています。「チャラい」性格とトロンボーンという楽器の組み合わせがユニークで、親しみやすさを感じさせます。「チャラボーン」は、明るく陽気な性格が特徴で、食育活動を楽しく盛り上げるムードメーカー的存在です。そのデザインは、さつまいもの丸みを生かした愛らしいフォルムと、楽器を演奏する姿が魅力的で、見る人を自然と笑顔にしてくれる力があります。また、キャラクターとしてだけでなく、甘くて栄養価の高いさつまいも自体の魅力も伝えており、特に女性から高い支持を得ています。
牛久市が推進する食育活動の一環として、「チャラボーン」は地元野菜の素晴らしさをアピールし、子どもから大人まで幅広い世代に食の大切さや楽しさを伝えています。その軽快なキャラクターと愛らしいデザインは、イベントやキャンペーンでも注目を集め、地域の魅力を発信する大切な役割を果たしています。
3.ときも(埼玉県川越市)
「ときも」は、埼玉県川越市を代表するマスコットキャラクターです。このキャラクターは、川越市の象徴的な建造物である「時の鐘」と、市の特産品であるさつまいもを組み合わせたモチーフから誕生しました。そのユニークなデザインと親しみやすさが、地元だけでなく訪れる人々にも愛されています。
「ときも」の誕生日は、さつまいもの日である10月13日。この日が選ばれた理由も、さつまいもを愛する川越市の文化や歴史と深く結びついています。キャラクター自体も、ホクホクとした焼き芋を思わせる愛らしい見た目が特徴で、見る人に温かさと癒しを届けています。その柔らかなイメージが、人々の心を惹きつけ、地元のイベントや観光PRの場でも注目を集めています。また、「ときも」は芋づる式に友達を増やすのが得意という設定があり、その明るく社交的な性格がキャラクターとしての魅力をさらに高めています。川越市の名物や観光地を紹介する際に、その特徴を巧みに取り入れた活動を行い、市の魅力を全国に発信する大使的な存在となっています。
4.のぞみちゃん(埼玉県入間郡・三芳町)
「のぞみちゃん」は、埼玉県入間郡・三芳町の公式マスコットキャラクターとして誕生した存在です。この愛らしいキャラクターは、三芳町の特産品である「富の川越いも」を象徴するデザインを帽子に取り入れており、その姿が町の豊かな農産物を象徴しています。のぞみちゃんのデザインには、三芳町が誇る自然や文化、そして地元で育まれてきたさつまいも産業への誇りが込められています。
のぞみちゃんは、大地の精という設定を持ち、三芳町の豊かな土地と自然を守り、見守る役割を担っています。同じ三芳町のキャラクターである、水の精「みらいくん」とは特別な関係があり、のぞみちゃんは彼のガールフレンドという位置づけです。この二人のキャラクターは、大地と水の調和を象徴しており、三芳町の自然環境の豊かさや恵みを表現する存在としても重要な役割を果たしています。さらに、のぞみちゃんの明るく親しみやすい性格と、地元の特産品を象徴したデザインは、イベントや観光キャンペーンで多くの人々に笑顔を届けています。帽子にデザインされた「富の川越いも」は、三芳町の農業の象徴であり、のぞみちゃんを通じてこの特産品の魅力が広く伝えられています。
5.うなも(静岡県浜松市)
「うなも」は、静岡県浜松市が生んだユニークなオリジナルキャラクターです。そのデザインは、さつまいもの頭とうなぎの体を持つという、他に類を見ない斬新な組み合わせで、多くの人々に愛されています。浜松市の特産品であるうなぎと、さつまいもを巧みに融合させたこのキャラクターは、市の魅力を象徴する存在として活躍しています。
「うなも」の誕生ストーリーも非常にユニークです。浜松市では、かつてうなぎを肥料として使い、さつまいもを栽培していました。その肥沃な土地で育ったさつまいもが、ある日突然変異を起こし、うなぎと融合して誕生したのが「うなも」です。この設定は、浜松市の農業や特産品に対する誇りを象徴しており、地元の人々に親しまれています。さらに、「うなも」は農業の力を象徴するキャラクターとして、浜松市の農業や地域活性化を応援する役割を担っています。地元のイベントや観光キャンペーンに登場し、そのユニークな姿で注目を集めるだけでなく、浜松市の特産品や農産物の魅力を全国に広める活動を行っています。
6.からいもくん(熊本県大津町)
「からいもくん」は、熊本県大津町のマスコットキャラクターであり、大津町の魅力を広めるために誕生しました。その名前は、町の特産品である「からいも」から取られており、その愛らしいデザインが地域内外で親しまれています。からいもくんは、単に特産品をアピールするだけでなく、町全体の観光PR活動にも積極的に取り組む、頼もしい存在です。
「からいもくん」の誕生日は、毎年11月の第2週の日曜日。この日は、彼の名前にもなっている「からいも」をテーマにした「からいもフェスティバル」が開催されます。このイベントでは、地元で収穫された新鮮なからいもを使った料理やスイーツが並び、訪れる人々はその豊かな味わいを堪能しています。また、地域の伝統や文化が体感できるステージイベントや地元の特産品を購入できるブースもあり、からいもくんの誕生日を祝う特別な日として、多くの人々で賑わいを見せます。
さつまいも・焼き芋の企業や団体イメージキャラクター8選
次にご紹介するのは、企業や団体の顔となるさつまいものイメージキャラクターです。制作者の思いを受け継ぎ、さつまいもの魅力を発信しています。中には、公募によって、一般の方からアイディアが採用されたケースもあります。茨城県・埼玉県・千葉県で多くのキャラクターが見られました。
1.焼き右衛門(茨城県・なめがたファーマーズヴィレッジ)
「焼き右衛門」は、茨城県行方市に位置する体験型農業テーマパーク「なめがたファーマーズヴィレッジ」のマスコットキャラクターです。その正体は焼き芋の妖精で、なんと400歳という長い歴史を持っています。年齢の割に、元気いっぱいで陽気な性格が特徴的な「焼き右衛門」は、多くの人々に親しまれる存在です。
彼の使命は、焼き芋の歴史やその魅力を幅広い世代に伝えること。長い時を生きてきた彼は、焼き芋にまつわる知識や物語をたくさん抱えており、それを子どもから大人まで楽しみながら学べる形で発信しています。「焼き右衛門」の存在は、焼き芋が単なる食べ物ではなく、歴史や文化、そして地元農業と深く結びついた特別なものであることを教えてくれる象徴です。
2.こがねちゃん(茨城県・JAなめがた甘藷部会)
「こがねちゃん」は、茨城県のJAなめがた甘藷部会が誇るイメージキャラクターであり、地域のさつまいも文化を象徴する存在です。このキャラクターは、昭和62年に「紅こがね」が茨城県青果物銘柄産地指定を受けたことを記念して誕生しました。その背景には、地元農家の努力と誇りが込められており、こがねちゃんはその象徴として長く親しまれています。
「こがねちゃん」は、さつまいも農家のアイドル的存在として、地域のPR活動に欠かせない役割を担っています。その可愛らしいデザインは、さつまいもの魅力を視覚的に伝え、農業の温かみや豊かさを表現しています。出荷ダンボールやパンフレット、ポスターなど、さまざまな場面で活躍し、農家と消費者をつなぐ架け橋となっています。さらに、「こがねちゃん」は三姉妹の長女という設定を持ち、妹に「まさりちゃん」と「ゆうかちゃん」がいます。この三姉妹の存在は、さつまいもの多様な品種や魅力を表現しており、それぞれの個性が農産物としての豊かさを象徴しています。三姉妹のキャラクターはイベントやキャンペーンでも注目を集め、地元のさつまいも産業を広くアピールする役割を果たしています。
3.さつまちゃん(茨城県・有限会社内山青果)
「さつまちゃん」は、茨城県の有限会社内山青果のイメージキャラクターとして親しまれている存在です。そのデザインはボーイッシュな女性の姿をモチーフにしており、元気で明るい印象が特徴的です。内山青果の活動や地域でのさつまいも栽培を象徴するキャラクターとして、さつまいもの魅力を多くの人々に伝える役割を担っています。
さつまちゃんの相棒的存在として登場するのが、サングラスをかけた「いも蔵」です。このユニークなキャラクターとのコンビは、親しみやすさとユーモアを感じさせ、内山青果の活動に活気を添えています。二人が一緒に登場する姿はイベントやプロモーションの場で注目を集め、地域のさつまいも産業の魅力を発信する重要な役割を果たしています。さらに、さつまちゃんは内山青果の公式ブログにも時折登場します。その中では、畑での作業風景やさつまいもの収穫の様子などをレポートし、農業の現場を身近に感じられる情報を発信しています。実際の農作業の裏側を垣間見ることができるその内容は、さつまいもに対する関心を深めるだけでなく、農業に携わる人々の努力や情熱を伝える役割を果たしています。
4.時の鐘美(埼玉県・川越青年会議所)
「時の鐘美(ときのかねみ)」は、埼玉県川越市の魅力を発信するため、川越青年会議所によって誕生したキャラクターです。その名前は公募によって決められ、多くの人々の意見や想いが反映されています。デザインは、川越市の象徴的な建造物である「時の鐘」と、特産品のさつまいもをモチーフにしており、市の歴史や文化、農産物の豊かさを表現しています。
「時の鐘美」は、もともと2009年に誕生した「時の鐘マン」というキャラクターの存在をきっかけに生まれました。当初の「時の鐘マン」は、地域を元気づける役割を果たしていましたが、ジェンダー意識の高まりに伴い、より多様性を尊重したキャラクターが求められるようになりました。その結果、2021年に「時の鐘美」が新たに妹として誕生し、川越市のシンボルとしての役割を引き継ぎながら、新たな風を吹き込んでいます。
5.いもこちゃん(埼玉県戸田市・阿佐美や)
「いもこちゃん」は、埼玉県戸田市で移動販売の焼き芋屋さん「阿佐美や」のイメージキャラクターとして誕生しました。その愛らしい姿と不思議な雰囲気が、多くの人々を魅了しています。「いもこちゃん」は、ホクホクの焼き芋から生まれた妖精のような存在で、その正体については公式にも詳しい説明がされておらず、どこかミステリアスな印象を与えています。
6.くりちゃん(千葉県・道の駅くりもと紅小町の郷)
「くりちゃん」は、千葉県香取市にある道の駅「くりもと紅小町の郷」のPRキャラクターとして誕生した存在です。その誕生の背景には、旧栗源町が町制施行70周年を迎えた記念事業があります。この節目の年を祝うため、町民から案を募集し、多くの人々のアイデアや思いが集まった結果として「くりちゃん」が誕生しました。
キャラクターのデザインは、地域の特産品であるさつまいもと、旧栗源町の名称にちなみ考案されています。名前に含まれる「くり」には、栗源町の歴史や文化への敬意が込められており、また、地域の農産物であるさつまいもの魅力をより多くの人々に伝える役割も担っています。その可愛らしいデザインは、地元の人々だけでなく、道の駅を訪れる観光客にも親しみやすい印象を与えています。「くりちゃん」は、地域のイベントやプロモーション活動にも積極的に参加し、その姿を通じて香取市や道の駅の魅力を広めています。特に、さつまいもをはじめとした地元の農産物をPRする際には欠かせない存在となっており、農業の大切さや地元の特産品への愛着を発信する重要な役割を果たしています。
7.カトリーヌいもこ(千葉県・道の駅水の郷)
「カトリーヌいもこ」は、千葉県香取市にある道の駅「水の郷さわら」の出荷者協議会によって誕生した、農産物のPRキャラクターです。そのデザインは香取市の特産品であるさつまいもをモチーフにしており、地域の農業や特産品の魅力を広めるために活躍しています。キャラクター名の「カトリーヌ」は、香取市の名前にちなんで名付けられ、親しみやすさとユーモアが感じられるネーミングとなっています。
「カトリーヌいもこ」の考案には、地元の市民活動団体である「佐原おかみさん会」の方々が関わっています。この団体は、地域の活性化や農産物の普及に力を注いでおり、その活動の一環として「カトリーヌいもこ」が生まれました。地元住民の意見や思いを反映したキャラクターは、地域のシンボルとして多くの人々に愛されています。
8.さつま王子(群馬県・株式会社新明工産)
「さつま王子」は、群馬県東毛地区を中心に活躍するローカルキャラクターで、その愛らしさとユニークな設定が地域の人々に親しまれています。このキャラクターは、さつまいもの魅力を広めるために誕生し、地域活動だけでなく、株式会社新明工産のイメージキャラクターとしても活躍しています。地元に密着した存在として、農業や特産品を楽しみながら学べる象徴的な存在です。
「さつま王子」の設定は非常にユニークで、彼は「さつまの国」の王子様という背景を持っています。その名前が示す通り、興味の対象は「芋」に特化しており、芋を育てたり食べたりすることへの愛情を強くアピールしています。彼の決めゼリフである「芋、植えちゃえばいいじゃん!」は、そのシンプルで親しみやすい言葉の中に、農業の楽しさややりがいを伝えるメッセージが込められています。このフレーズは、イベントやキャンペーンでの彼の登場シーンで頻繁に使われ、観客に笑顔と元気を届けています。
さつまいものPRキャラクター2選
次にご紹介するのは、さつまいもをPRするキャラクターです。さつまいもには、いくつもの品種があります。調べたところ、2つの品種についてPRキャラクターがいることが分かりました。
かわいらしいキャラクターに興味が湧いたら、デザインの元になったさつまいものことも調べてみてはいかがでしょうか。
1.いもジェンヌちゃん(新潟県・いもジェンヌ)
「いもジェンヌちゃん」は、新潟県のいもジェンヌ農商工連携協議会が手掛けるPRキャラクターとして、多くの人々に親しまれています。そのデザインは、新潟の特産品であるさつまいも「いもジェンヌ」をテーマにしており、彼女は「いもジェンヌの国」のお姫様という設定を持っています。その華やかで愛らしい姿が、地元の人々だけでなく、訪れる人々の心を引きつけています。
いもジェンヌちゃんは、さつまいもを使ったお菓子や料理を得意とするキャラクターとして描かれており、彼女が作る料理は絶品だと評判です。この設定は、新潟県が誇る「いもジェンヌ」の美味しさを広く伝える役割を担っており、地域の農業や食文化を象徴しています。また、いもジェンヌちゃんの物語を描いた絵本が制作されており、その内容を通じて子どもたちに地域の特産品や農業の魅力を伝えています。この絵本は、新潟市内の小学校や幼稚園、保育園、こども園などに寄贈されており、地域の教育現場で活用されています。物語を通じて、子どもたちはいもジェンヌの魅力やさつまいもの楽しさに触れることができ、地元の特産品に対する親しみや理解が深まります。いもジェンヌちゃんは、ただのキャラクターではなく、地域の食文化を次世代に伝える重要な役割を担っているのです。
2.仙台金時ちゃん(宮城県・仙台金時)
「仙台金時ちゃん」は、宮城県に本拠を置く仙台金時株式会社が誇るキャラクターとして、多くの人々に親しまれています。その誕生には深い背景があり、津波による塩害に苦しむ農家の皆さんを支えたいという願いが込められています。このキャラクターは、宮城県の農業復興と地域活性化の象徴として、明るく元気な姿で活躍しています。
デザインの元になっているのは、悪条件に強いさつまいも「仙台金時」です。この品種は、土壌の質や環境に左右されずに育つ力強さを持ち、農家の人々にとって希望の光となりました。その強靭さを体現した「仙台金時ちゃん」は、さつまいもの魅力を全身で表現しながら、地域の農業や特産品をPRしています。その活動を通じて、多くの人々にさつまいもの素晴らしさと農業の可能性を伝えています。仙台金時ちゃんの特徴は、宮城方言を駆使して地域の魅力を発信する点です。その親しみやすい話し方と明るい性格が、地域の人々だけでなく、観光客や外部の人々にも好印象を与えています。地元のイベントやキャンペーンで登場する仙台金時ちゃんの姿は、子どもから大人まで幅広い世代を笑顔にし、宮城県の特産品であるさつまいもを多くの人に知ってもらうきっかけを作っています。
さつまいも・焼き芋のアニメや絵本キャラクター2選
次にご紹介するのは、子どもが親しみやすい、アニメや絵本のキャラクターです。幼い頃から自然な形でさつまいもに触れられるので、食育にも効果があるのではないでしょうか。
1.やきいもまん(アンパンマン)
「やきいもまん」は、アンパンマンの世界に登場する個性的なキャラクターの一人で、焼き芋の屋台を引いて街を巡っています。本名は「スイートポテト・ジュニア」という少しユーモラスな名前で、その名前からも焼き芋への強い思いが感じられます。彼のデザインや設定には、焼き芋の魅力を子どもたちに伝えたいという願いが込められているようです。
もともと「やきいもまん」は、自分が焼き芋売りとしてやっていけるかどうか、自信を持てずにいました。失敗を恐れ、消極的だった彼ですが、仲間たちの励ましやサポートを受けながら少しずつ成長し、今では焼き芋を売ることに情熱を注ぐ頼もしい存在となっています。屋台の前に立つ姿は、自信に満ち溢れており、多くの人々に美味しい焼き芋を届けたいという思いが溢れています。焼き芋の屋台を引いて歩く「やきいもまん」の姿は、子どもたちだけでなく大人にもどこか懐かしさを感じさせます。その香ばしい焼き芋の匂いが漂うと、思わず屋台の前で足を止めてしまう人も多いでしょう。焼き芋を振舞うことで、寒い日には温もりを、心が疲れた人には元気を届ける「やきいもまん」の姿は、見ている人々を優しい気持ちにさせてくれます。
2.おいものもーさん(絵本)
「おいものもーさん」は、絵本の中でユーモラスな存在感を放つ個性的なキャラクターです。その正体は、本を読むことが大好きなさつまいもで、一度読書を始めると夢中になりすぎて周りが見えなくなるほどです。もーさんの物語は、そんな読書好きな一面がきっかけで展開していきます。
ある日、読書に没頭していたもーさんは、あまりにも本に集中しすぎてしまい、気付けばタコに外の世界へ連れ出されてしまいます。読書という静かな趣味とは対照的に、そんなシュールな状況が物語の笑いを誘います。その外の世界で何が起きるのか、ページをめくるたびに驚きや発見が待っており、読者を物語の中へと引き込んでいきます。もーさんのデザインは、まるで本物のさつまいもそのもの。リアルな外見が逆に愛らしさを際立たせ、物語を読み進めるうちに、そのシュールさがだんだんと癖になる魅力に変わります。表情や動きは少ないながらも、独特の存在感があり、読者はいつの間にかもーさんに感情移入してしまいます。
さつまいも・焼き芋の情報発信サイトキャラクター2選
最後にご紹介するのは、さつまいもの魅力や、情報を発信するサイトのキャラクターです。より多くの人に注目してもらい、分かりやすく内容を伝えるのにうってつけですよね。
1.大学芋くん(日本・大学芋愛協会)
「大学芋くん」は、日本・大学芋愛協会が誇るマスコットキャラクターで、そのユニークで印象的なデザインが人々の目を引きつけます。一度見たら忘れられない個性を持つこのキャラクターは、大学芋をこよなく愛し、その魅力を広めるために誕生しました。その姿には、大学芋の特徴がたっぷりと詰め込まれており、多くの人々に親しまれています。
大学芋くんには、3つのチャームポイントがあります。その一つ目は、大学芋にちなんだ「大学の博士のような帽子」です。この帽子は、大学芋の名前にインスパイアされており、知識や深みを象徴しています。二つ目は、頬にある「ごま」です。このごまは、大学芋に欠かせないアクセントであり、甘さと香ばしさを思い起こさせます。そして三つ目は、「輝く黄金のオーラ」。このオーラは、大学芋の蜜の艶やかさや美味しさをイメージしており、見る人に食欲をそそる温かみを伝えています。
2.おいーも学長(さつまいも大学)
「おいーも学長」は、さつまいもの情報を発信するユニークなサイト「さつまいも大学」のイメージキャラクターです。このキャラクターは、さつまいも共和国「スイートポテトランド」に存在する唯一の大学の学長として登場し、その肩書きにふさわしく、さつまいもの魅力を日々研究し、学生たちと共にその奥深い世界を学んでいます。
「さつまいも大学」は、さつまいもに関する知識を楽しみながら深めるために設立された架空の学びの場で、「おいーも学長」はその中心的な存在です。学長である彼は、知識とユーモアを兼ね備えた頼れる存在であり、さつまいもへの情熱を持って、学生たちと交流しています。大学には、「紅はるかさん」「紅あずまさん」「紅ほまれさん」という個性豊かな学生たちが在籍しており、それぞれが異なる視点からさつまいもの魅力を探求しています。
さつまいも・焼き芋キャラクターまとめ
さつまいもをモチーフにしたキャラクターは20名と、かなり多く存在していることが分かりました。
種類は大まかに分けると、以下の5種類でしたね。
● ご当地のマスコットキャラクター
● 企業や団体のイメージキャラクター
● さつまいもをPRするキャラクター
● アニメや絵本のキャラクター
● さつまいも情報を発信するサイトのキャラクター
特に、さつまいもが特産品である茨城県・埼玉県・千葉県でたくさんのキャラクターが生まれていました。「推し」が見つかった方は、ぜひ、キャラクターがおすすめするさつまいもを買って、食べてみてくださいね。