さつまいもは完全栄養食に近い?さつまいもで始める健康生活!さつまいもを食べると変わる?その意外な効果とさつまいもの栄養素を徹底解説します!

さつまいもは種類も豊富で、近年では美容やダイエットに効果的な食品であると話題になっています。今回はそんなさつまいもの栄養素や意外な効果にも着目。さつまいもについて徹底解説していきます。

さつまいもの特徴と種類

さつまいもは、秋~冬が旬の野菜で、ジャガイモや里芋などよりも甘みが強いため、大学いもやスイートポテトなどのスイーツ、天ぷらなど自然な甘みを生かした料理に利用されています。さつまいもには3種類のタイプが存在し、「ほくほく系」「ネットリ系」「しっとり系」があります。タイプによって、調理方法や甘みが異なっていますので、自分の好みに合った美味しいさつまいもを選択し、健康的な生活に役立てましょう!

ほくほく系~

ほくほく系は、以下3点が特徴のさつまいもで、天ぷらや煮物など、ご飯のおかずとして並ぶ料理にピッタリです。

  • 繊維が少ないため、煮崩れしにくい
  • 水分量が少ないため、粉質でホクホク
  • 甘みが強い

有名な銘柄として、関東を中心に作られている「紅あずま」や徳島県産のブランド「鳴門金時」があります。

ネットリ系

ネットリ系は、以下3点が特徴のさつまいもで、焼き芋、干し芋、スイートポテトなど、スイーツやお菓子などにおすすめです。

  • 加熱することでしっとりとした食感に
  • 水分量が多く、粘り気が強い
  • 後味のすっきりとした甘み

有名な銘柄として、九州沖縄農業研究センターが2010年品種登録をした「紅はるか」や、スーパーに並ぶ多くのお菓子に使用されている「安納芋」があります。

しっとり系

しっとり系は、「ほくほく系とネットリ系の中間」タイプのさつまいもで、スイーツやお菓子はもちろん、天ぷらや煮物にも使える「オールラウンダー」な存在です。

有名な銘柄として、茨城県産の「紅まさり」や2012年に登場した比較的新しい銘柄「シルクスイート」があります。

さつまいもは栄養素が豊富で食べやすい!

さつまいもは、他のいも類と比べてカロリーが高いですが、その分ビタミン・ミネラル・食物繊維など、人間の生活に欠かせない、さまざまな栄養素を含んでいます。

さつまいもに含まれる栄養素

  • 三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)
  • ビタミン(B1,B2,C.Eなど)
  • ミネラル(ナトリウム、カリウム、カルシウムなど)
  • 食物繊維(水溶性、不溶性)
  • ヤラピン

今回は、さつまいもに含まれる代表的な5つの栄養素について解説していますので、健康生活に役立ててください!

活力の源!「糖質」

さつまいも100gあたりの糖質は約32gです。代表的ないも類である「ジャガイモ」の100gあたりの糖質は約17gなので、2倍の差があります。糖質は、「体重が増えてしまう」などのイメージがありますが、健康生活を送るためには必須の栄養素で、不足すると、エネルギー(ATP)が生成できなくなり、身体に力が入らないなどの症状として表れてしまうので、注意しましょう。

美肌に効果的!「ビタミンC」

さつまいもに含まれるビタミンCは、ガンや老化の原因物質である「活性酸素」に対抗する効果(抗酸化作用)を持っているため、健康な身体作りに大きく貢献します。ビタミンCは、加熱などで熱が加わると、構造が壊れてしまい、栄養素として取り入れることが難しくなってしまいますが、さつまいもの場合、でんぷんで作られた膜で保護されているため、しっかりと摂取できるメリットがある。

健康的な腸を作る!「食物繊維」

食物繊維は2種類に分けられ、「水溶性」は体内の水分に溶けると、ネバネバな状態になり糖を吸収することで、血糖値の上昇を抑えます。「不溶性」は水分に溶けないので、直接大腸まで届き、便通を促す働きがあります。さつまいもには、「不溶性」の食物繊維が多く含まれているので、腸活に最適な栄養素です。

正常な腸の働きを助ける!「カリウム」

カリウムは、細胞の浸透圧調整、神経間の伝達、心肺機能や筋肉の働きの調整など、生命活動に欠かせないミネラルの一種です。カリウムは藻類、いも類など多くの食材に含まれており、加工すればするほど含有量は減少します。さつまいもにも多く含まれており、焼き芋や干し芋など、素材の味を活かした調理方法で、カリウムをしっかりと摂取しましょう。

さつまいも独自の成分!「ヤラピン」

さつまいもを切ると、断面から粘り気のある白い液体がでたことありませんでしょうか。その正体は、さつまいも独自の「ヤラピン」という成分です。ヤラピンは「糖脂質」という分類の成分で、熱に対して安定性があります。効果として、腸の運用を促進し整える「整腸作用」があり、食物繊維とともに作用することで、便通の改善などの効果が見込めます。お腹の調子が悪い人は、さつまいもを食生活に取り入れましょう。

さつまいも生活から健康的な身体へ!

さつまいもは、スイーツやお菓子、天ぷらなどさまざまな料理で美味しくいただけるだけでなく、ビタミンCやカリウム、独自の成分であるヤラピンなど、豊富な栄養素を含んでおり、高い満足感と栄養素を持つ万能食材です。

  • 最近、身体の調子が悪い
  • 便通がよくない
  • 甘いものを食べたいけど、脂質が気になる

という方は、さつまいもを食生活に取り入れることで、健康的な生活を手に入れることができます。
ぜひ一度試してみてください!