焼き芋アイスを作ってみた!焼き芋アイスレシピや美味しさの秘密とは?

「焼き芋アイス」なんて本当に美味しいの?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。焼き芋といえば、アツアツでホクホクな状態が定番。しかし、実は冷やすことで焼き芋の新たな魅力が引き出されるんです。冷凍した焼き芋を半解凍すると、まるで濃厚なスイートポテトやアイスクリームのような食感に変身します。砂糖や乳製品を一切使わなくても、焼き芋の自然な甘さとコクで、市販のアイスに劣らない贅沢な味わいが楽しめます。この方法は、ただのおやつではなく、レジスタントスターチが腸まで届いて腸内環境を整える健康効果も期待できるんです。この記事では、焼き芋アイスの作り方や、その美味しさの秘密を詳しくご紹介。ぜひ最後まで読んで、新たな焼き芋の楽しみ方を見つけてください。

好きな焼き芋アレンジレシピは?

突然ですが、皆さんは焼き芋をどのように食べるのがお好きですか?「焼きたてのアツアツでホクホクな状態を思い切り頬張りたい」と思う方や、「専門店でこだわりの焼き方で引き出されたねっとりとした食感をじっくり味わいたい」といった声が、きっと多いのではないでしょうか。いずれにしても、焼き芋はそのままの状態で食べるのが、世間一般的には定番であり、常識とされていますよね。しかし、それは真の焼き芋好きにとって、もはや当てはまらない常識なのです。

焼き芋イメージ

焼き芋が「そのまま食べるだけの素朴なおやつ」とされていた時代は、もはや一昔前のこと。もちろん、何も手を加えずに焼きたての焼き芋を味わうのはシンプルで十分に美味しいものです。しかし、現代では「ちょいアレンジ」を加えて一層美味しく食べることが、焼き芋好きの間で新たな常識になりつつあるのです。焼き芋そのものが持つ甘さや食感を活かしながら、プラスアルファの工夫を取り入れることで、驚くほどバリエーション豊かな味わいに変身します。

例えば、バターやアイスクリーム、チーズなどのトッピングを加えて、デザートのように楽しむスタイルや、キムチや塩昆布を合わせて意外な組み合わせを楽しむスタイルなど、焼き芋のアレンジはまさに無限大です。もはや「焼き芋=そのまま食べるもの」という発想は古く、焼き芋の魅力を最大限に引き出すためのアレンジが広く親しまれているのです。そこでまずは、焼き芋アレンジレシピで人気の焼き芋をさらに美味しく進化させる、多彩な食べ方をご紹介していきます。

バニラアイス乗せ

焼き芋アレンジ-バニラ乗せ

アツアツの焼き芋と真逆の食べ物といえば、やはり冷たい食べ物の代表格であるアイスクリームでしょう。このまったく正反対の性質を持つ組み合わせだからこそ、焼き芋の美味しさがさらに引き立てられるのです。焼き芋の自然な甘さとアイスクリームの冷たさが出会うことで、互いにその魅力を最大限に引き出します。焼き芋の縦半分に切り込みを入れて、その中にたっぷりとバニラアイスを挟むだけで、見た目にも迫力満点のスイーツが出来上がります。しっとりとした焼き芋と、ひんやりとしたアイスクリームのコントラストは、味覚だけでなく視覚や食感でも楽しませてくれます。そして、焼き芋の温かさで少しずつ溶け始めたバニラアイスが、ホクホクの焼き芋と一緒に口の中でとろける瞬間、その美味しさはまさに幸せの味としか例えようがありません。さらに、お好みでシナモンや蜂蜜をかけてみたり、ナッツを散らして食感にアクセントを加えるのもおすすめです。シンプルなのに奥深い、焼き芋とアイスクリームの組み合わせは、一度試したらやみつきになること間違いなしです。

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しみしみバター

焼き芋アレンジ-バター乗せ

焼き芋にバターを乗せるだけという、とにかく簡単なアレンジですが、そのシンプルさからは想像もつかないほどの美味しさを楽しめる食べ方です。焼きたてのホクホクとした焼き芋にバターを添えると、まるで屋台で見かける“じゃがバター”のような懐かしい味わいが楽しめます。食べ方は自由自在で、焼き芋に切り込みを入れてバターをたっぷり挟み込むのも良し、またはスライスしたバターを少しずつ付けながら味わうのもおすすめです。バターがじんわりと焼き芋に染み込んでいく様子を見ているだけで、期待が高まります。バターの塩気とコクが焼き芋の自然な甘さと絶妙にマッチし、その一口はまさに至福の味わい。ほんのりと溶けたバターが、しっとりとした焼き芋に染み渡れば、シンプルでありながらまるで高級パティスリーのケーキのような贅沢なデザートに早変わりします。さらに、お好みでメープルシロップやシナモンパウダーをひと振りすれば、まるで新しいスイーツに出会ったかのような深い味わいが楽しめます。忙しい時でも手軽に作れるこの焼き芋バターは、普段のおやつやちょっとしたご褒美にぴったりの一品です。

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キムチスイートポテト

焼き芋アレンジ-キムチ乗せ

甘々な流れで焼き芋のアレンジを紹介してきましたが、ここにきて一気に風向きが変わります!今回はなんと、キムチと焼き芋の組み合わせです。甘くてホクホクな焼き芋に、ピリ辛で酸味のあるキムチを合わせるなんて、普通なら「絶対に合わないだろう」と思うかもしれません。しかし、この意外性こそが新たな美味しさを生み出す秘訣なのです。甘さの極みともいえる焼き芋と、辛さと酸味のバランスが絶妙なキムチが合わさると、驚くほどの高相性を発揮します。口に入れた瞬間、焼き芋の自然な甘みが広がり、続いてキムチの刺激的な辛さがアクセントとして加わり、思わずもう一口と箸が進むこと間違いなしです。

実はこの食べ方、キムチの本場である韓国で大流行した方法として知られています。焼き芋とキムチのコラボレーションは、単なる珍しい組み合わせではなく、その美味しさと健康効果が注目されています。焼き芋には豊富な食物繊維が含まれており、腸内環境を整える効果が期待できます。一方で、キムチには乳酸菌がたっぷり含まれており、発酵食品として腸内の善玉菌を増やす働きがあります。この両者を一緒に食べることで、味わいだけでなく腸活にも役立つという、一石二鳥のメリットがあるのです。さらに、キムチの辛さが焼き芋の甘さを引き立て、飽きのこない新感覚の味わいを楽しめるのも魅力。お好みで、焼き芋にクリームチーズを少し添えてみると、まろやかさが加わり、また違った味わいに変化します。

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チーズがけ

焼き芋アレンジ-チーズをかける

スイーツテイストに仕上げても、食事テイストに変えても、焼き芋の美味しさを格上げしてくれる食材といえば、やはりチーズです。その濃厚な風味とコクが焼き芋の甘さや食感と絶妙にマッチし、さまざまなアレンジで楽しむことができます。甘めのアレンジであれば、焼き芋に切り込みを入れてクリームチーズをたっぷりと挟み、上からはちみつをかけるだけで、まるでチーズケーキを食べているかのような贅沢な味わいに。クリームチーズのほのかな酸味と、はちみつの濃厚な甘さが焼き芋のホクホク感と溶け合い、一口食べれば幸せな気分に浸れます。一方、食事テイストとして楽しむなら、焼き芋を食べやすい大きさに切り、ピザ用のとろけるチーズを乗せてオーブンで5分程度焼いてみましょう。チーズがとろーりと溶け、焼き芋に絡む瞬間は、まさに食欲をそそるシーンです。チーズの塩気が焼き芋の自然な甘さを引き立て、しっかりとしたおかずとしても満足感たっぷりの一品に。栄養価も高く、お子様のおやつとしても栄養バランスが取れるのでおすすめです。

焼き芋アレンジ-ブルーチーズ

さらに、少し大人なアレンジとして、ブルーチーズのような青かび系チーズを合わせてみるのも一興です。ブルーチーズの独特な香りと塩味が、焼き芋の濃厚な甘みを引き立て、まるで高級レストランの一品のような洗練された味わいに変身させてくれます。仕上げにクルミやアーモンドを砕いて散らせば、食感のアクセントがプラスされ、さらに深みのある味わいを楽しむことができます。こうして、シンプルな焼き芋がチーズの力で、デザートにもおかずにも早変わりし、その多彩な楽しみ方に驚かされることでしょう。

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焼き芋が冷たい?焼き芋アイス

そして今回、作り方付きでご紹介する食べ方が「焼き芋を冷やす」食べ方です。焼き芋と言えば、アツアツでホクホクの状態がその美味しさの決め手だと思われるかもしれません。しかし、ここであえて「冷やす」という方法をご提案します。いやいや、冷やすどころか凍らせるのです!これを聞いて「本当に美味しくなるの?」と疑問に思う方も多いことでしょう。それも無理はありません。なぜなら、焼き芋といえば温かさが命とされてきたからです。しかし、実はこの真逆とも言える冷やす工程こそが、焼き芋の美味しさを倍増させる秘密なのです。時間をかけてしっかりと冷やした焼き芋は、まるで濃厚なスイートポテトやアイスクリームのような食感に生まれ変わります。しかも、その出来上がりは何も加える必要がありません。砂糖や乳製品、卵を一切使わずとも、市販のアイスクリームに引けを取らない、自然の甘さとコクを持つ贅沢な焼き芋アイスが完成するのです。

<作り方>

①さつまいもは皮付きのまま良く洗う。竹串で全体に穴を開ける。

焼き芋アイスレシピ-さつまいもに竹串で穴をあける

焼き芋は買うものでなく家で作るもの!時間こそかかりますが、オーブンに入れておくだけなので、とても簡単に作ることが出来ます。竹串で穴を開けておくと、お店のような設備がなくても火がしっかり通るようになります。

②160℃のオーブンで90分焼く。

焼き芋アイスレシピ-160℃で90分、オーブンで焼く

焼き芋の甘さを引き出すには低温でじっくり加熱することが最重要です。そのため予熱も不要。じっくりと火を入れていきます。焼き上がった状態はこのような感じです。

焼き芋アイスレシピ-焼き上がった状態

蜜があふれ出て、甘味がぎゅっと濃縮されている様子が伺えます。軽く指で押した時にグニュっとした感触になっていたら美味しさの合格サイン。このまま粗熱を冷まします。急冷するよりもゆっくり温度を下げていった方がレジスタントスターチが増えるといわれています。これはデンプンの一種で、腸まで届くデンプンのことであり、食物繊維と同様に腸内環境を良好に保つ働きが期待できる成分です。

焼き芋アイスレシピ-焼き上がった状態中身

③ラップで包み、冷凍庫で凍らせる。

焼き芋アイスレシピ-焼き芋をラップで包む

熱いまま冷凍するのは冷凍庫の温度を上げてしまう点からもお勧めできません。粗熱がとれてから冷凍しましょう。

④半解凍する。

焼き芋アイスレシピ-焼き芋を冷凍する

ついさっきまでのグニャっとした柔らかさはどこへやら、カチコチになった焼き芋。これで良かったのか不安になるような姿ですが、大丈夫です!ここから暫く常温に放置して、半解凍になるのを待ちます。

⑤完成

焼き芋アイスレシピ-半解凍した状態で完成

半解凍になった完成の姿がこちらです!写真だけでは伝えきれないのが悔しいのですが、この少し柔らかくなった焼き芋アイスが再考の美味しさなのです!糖分も添加物も一切使っていない、とってもヘルシーな焼き芋アイス。極寒の世界を越えて、これが’さつまいもだけであったことを思わず忘れてしまうほどの立派なスイーツになりました。市販の焼き芋アイスは秋限定であることが多いですが、これなら1年中食べることが出来ます。この美味しさ、是非試して味わってみて下さい。

まとめ

焼き芋アレンジまとめ-プリンと焼き芋

焼き芋は、そのまま食べるだけではありません。アツアツの焼き芋にアイスをのせてスイーツにしたり、バターを挟んで濃厚なデザートに仕上げたり、今や「ちょいアレンジ」を加えるのが焼き芋好きの新常識。中でも注目したいのが「焼き芋アイス」。焼き芋を冷凍して半解凍するだけで、驚くほど濃厚なアイスクリームのような味わいに変身します。しかも砂糖や乳製品は一切使わず、自然な甘さとコクが楽しめるのが魅力。さらに、レジスタントスターチと呼ばれるデンプンが腸内環境を整える効果も期待できます。今回の記事では、焼き芋アイスをはじめ、焼き芋の魅力を倍増させるアレンジ方法をたっぷり紹介しました。新たな焼き芋の楽しみ方を見つかりましたか?。あなたの焼き芋のアレンジ方法も教えてくださいね。