五島で新鮮な魚を味わうなら「海鮮なないろ」へ。刺身盛り合わせが人気の実力店

「五島で魚を食べるなら海鮮なないろ」。そう自らInstagramに記すほど、鮮度と味に自信を持つ大将が営むお店です。「魚の目利き」はもちろん、口に運ばれる瞬間が一番おいしくなるよう仕上げる腕前で、来店者のほとんどが刺身盛り合わせを注文するほどの人気。五島の海の恵みを存分に味わえる一軒です。

海鮮なないろ

場所はカトリック福江教会から徒歩5分ほど。店舗横には4台分の駐車場があり、車でも気軽に訪れられます。

外観は黒い木板に白文字の看板が映える、上品な和モダンの佇まい。淡い外壁に黒地の看板がよく映え、「市場直送鮮魚」と書かれた暖簾からも鮮度へのこだわりが伝わります。

五島・海鮮なないろ 店内

店内は白壁と木目が調和した落ち着いた空間。和のおもむきにすっきりとした現代的な雰囲気が加わり、穏やかな時間が流れます。「静かに食事を楽しみたい」「家族でゆっくり過ごしたい」という方にもぴったりな心地よい雰囲気です。

五島・海鮮なないろ 大将

席はカウンター8席と座敷が数部屋。カウンターは、大将と会話をしながらおすすめを聞ける特等席。座敷には16名ほどで使える広い部屋もあり、家族連れや宴会にも対応できます。

人気の刺身盛り合わせ

五島・海鮮なないろ 刺身盛り合わせ

この日はお目当てのお刺身盛り合わせを注文。さざえ、寒ぶり、トロ、タチウオ、キビナゴ、真鯛、サワラ、ヒラマサ、アカカマスの9種類が並びました。

寒ぶりのトロは軽く炙られており、脂がふわりと溶け、甘みとコクが引き立つ絶妙な仕上がり。アカカマスは、淡白ながら噛むほどにやさしい甘みと旨味が広がり、しっとりした食感が印象的でした。

五島・海鮮なないろ きびなご

キビナゴは、鮮度が良いほど立てて盛り付けができるそうで、その姿に、その鮮度に驚かされます。銀色に輝く皮目は美しく、噛むと上品な甘みが広がり、後から旨味が追いかけてくる五島ならではの味わいです。

五島・海鮮なないろ きびなごアヒージョ

大将が試作を重ねて完成させた「きびなごアヒージョ」は、キビナゴ解禁時期だけの限定メニュー。オリーブオイルの中でふっくらと火が通ったキビナゴは、とろりとした食感で、ニンニクの香りが食欲をそそります。甘み、旨味、香ばしさが順に感じられる完成度の高い一皿で、旨味が溶け込んだオイルをバケットにつけると一滴残さず味わいたくなるほどでした。

五島・海鮮なないろ ごろっと野菜の自家製鶏ハムのせ

刺身に次ぐ人気が「ごろっと野菜の自家製鶏ハムのせ」。大将曰くリピート率99.9%の定番で、特製ドレッシングが大人気。大将と女将さんが時間をかけて仕上げたタレは「売ってほしい」と声が上がるほどの味わい。鶏ハムのしっとり感、野菜の甘み、特製タレがよく合い、何度でも食べたくなる美味しさです。

店名の意味とは?

五島・海鮮なないろ 店名の意味

お店を切り盛りするのは、大将と女将さん。大将は五島出身で、愛知県では五島の魚を扱うテイクアウト店を営んでいたほどの五島愛の持ち主です。夜中2時まで片付けをしても翌朝8時には市場へ向かい、自分が納得した魚だけを仕入れるというストイックさ。仕入れから提供まで魚と真剣に向き合う姿勢(一流の職人は、皆さん、こんな感じの方が多いですよね。)が、料理の味にも表れています。

「五島の本当に美味しい魚を味わってほしい」という思いが込められた料理ばかり。刺身好きの方はもちろん、観光で五島を訪れた方にもぜひ立ち寄ってほしい一軒です。

最後に、店名「なないろ」には、大将と女将さんの7つの想いが込められているとのこと。詳しくは「海鮮なないろ」のメニューに記載されているので、訪れた際の楽しみにしてみてください。

海鮮なないろ
住所:長崎県五島市三尾野1-1-16
TEL:0959-76-3335
営業時間:18:00~22:00
定休日:不定休
公式instagramはこちら

執筆者プロフィール

Taka

関西から五島へ移住したアラフィフ男子です。
前職はフリーランスのWeb制作者として活動していましたが、現在は福江島の農業法人へ転職し、働いています。さつまいもの収穫・加工・出荷などを経験するなかで、離島ぐらしの楽しさと大変さを実感する毎日です。実際に移住して気づいたことや、そこで得たリアルな体験を発信していきたいと思っています。五島の暮らしに興味がある方や、移住を考えている方の参考になればうれしいです。