福江港の前にある信号機を渡ってすぐ、目の前には「うま亭」という食堂と、ひときわ目立つ魚の絵が描かれた看板のお店があります。それが「釣りバカ食堂」です。ユニークなネーミングですね。
つりバカ食堂
車は港の有料駐車場に停め、波止場で釣りをしている人々を眺めながら港公園を横切り、お店の前に到着しました。入り口を開けると女性の方が笑顔で出迎えてくれました。カウンターには大柄な男性がいて、このお店の目玉である海鮮丼を注文しました。見た目とは違い(失礼ですが)、話し方も優しい感じの方でした。実はご主人が漁師さんで魚を豪快に捌くと思っていたのですが、普段は別の仕事をしていて、この日はたまたま手伝いに来ていただけだそうです。お店の切り盛りは全て女性2人が行っています。
カウンター席は6名分、テーブル席は3台、座敷のテーブルも3台と意外と広く、昨年オープンしたばかりなので新しい雰囲気が漂っています。
注文したのは豪華な海鮮丼
海鮮丼(定食)が運ばれてきました。まず、ネタの大きさと種類の多さに驚きました。器からはみ出しそうなほどのプリプリとした刺身がご飯を覆い尽くしています。吸い物も大きめのお椀に白身魚のアラとわかめがたっぷり入っています。
この二つだけでもお腹がいっぱいになりそうなのに、小鉢二種類と漬物もついてきます。今日の小鉢は酢の物とミニ冷やしそばです。
醤油の味の違い
テーブルには五島の人々が好む甘い醤油と普通の醤油が置いてあります。甘い方の醤油を小皿に注ぎ、いざ実食!一切れが大きいのですが、口の中で一瞬でとろけました。これは幸せです。吸い物も魚の出汁がしっかり出ていて、臭みがなく上品な味わいでこれまた美味しいです。
メニューに無いものも
このお店では旬の食材が楽しめ、ボイルしたカニやうつぼの唐揚げも提供しています。隣の席にいた地元のお客さんは「サザエの刺身できる?」とメニューにないものを注文していました。お店の人は「出せるよ」と答え、あっという間にテーブルに届きました。そのお客さんはビールと一緒に美味しそうに食べていて、隣同士で会話も弾みました。サザエの刺身を一切れいただきましたが、ナマコより少し柔らかくコリコリした食感が良かったです。サザエの刺身はなかなか食べる機会がないのでおすすめです。
ランチの時間帯でお酒も飲める
メニューの中にある「さざえ丼」が気になります。五島にはさざえ飯という炊き込みご飯がありますが、ここの丼はさざえを卵でとじた親子丼のようなものです。そのほか、トンカツ定食やうどんもあり、お子様連れでも座敷でゆっくり食事が楽しめます。
15時まで営業しているので、遅めのランチも食べられて便利です。夜の時間帯は営業していませんが、ランチの時間帯にお酒の提供もしているので、美味しい海鮮料理と一緒に昼間からお酒を楽しむのも良いかもしれません。
五島列島 つりバカ食堂
長崎県五島市東浜町1-8-5
TEL:070-2682-0510
営業時間:10:30~15:00
定休日:火曜日
福江島のエリア毎に飲食店を網羅!実際に行って食べたランチ・カフェ情報のみ140店舗以上掲載しています。随時更新中
編集部が実際に見て、食べて、飲んで!美味しかったものを厳選!ばらかもん、舞いあがれ!の聖地として有名になった五島市のふるさと納税返礼品のオススメはズバリこれ!