捨ててるさつまいもの皮に含まれる栄養素と期待できる効果は?焼き芋やさつまいもの皮はどうしてる?捨ててる?食べている?小さな子供や高齢者の方は注意すべき点も解説

焼き芋を食べるときに皮ごと味わう人もいれば、皮をはがして捨ててしまう人もいるでしょう。果たして、焼き芋は皮ごと食べても大丈夫なのでしょうか。先に結論を言うと、焼き芋は皮ごと食べても大丈夫です。実はさつまいもの皮には、さまざまな栄養素が含まれています。今回は、さつまいもの皮に含まれる栄養素と、摂取することで期待できる効果を徹底調査!あわせて、食べるときの注意点についても紹介します。

焼き芋は皮ごと食べるのがおすすめ

甘い香りに食欲をそそられる焼き芋。小腹満たしにもピッタリな食べ物のひとつです。平成以前は鮮やかな黄金色のさつまいもが主流でしたが、果肉が濃い紫色のさつまいもが登場。さつまいも好きにとって選択肢が増えるのは嬉しいことですよね。そんなさつまいもを香ばしく焼き上げた焼き芋の皮には、さまざまな栄養素が含まれています。たとえば、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸やアントシアニンなどです。それぞれの栄養素を摂取することで期待できる効果を具体的に紹介します。

焼き芋の皮に含まれるポリフェノールの働き

先述の通り、焼き芋の皮に含まれる栄養素のひとつが、クロロゲン酸やアントシアニンのようなポリフェノールです。クロロゲン酸は抗酸化作用が強いことで知られています。とくに近年は、脂肪の蓄積を抑える効果が期待できると考えられており、ダイエット時のサポート食品の素材として利用されているそうです。アントシアニンは、紫芋やブルーベリー、なす、黒豆のような、色の濃い青紫・黒・赤色の食材に多く含まれています。アントシアニンの働きのひとつが、視覚機能を改善する効果です。またアントシアニンには、50歳台から発症しやすく、80歳台になると多くの人が発症する白内障を予防する、という研究結果があります。クロロゲン酸やアントシアニンのようなポリフェノールは、80%ほどが皮の下の5mmまでにあるといわれているため、焼き芋は皮ごと食べるのがおすすめです。

便秘解消に効果が期待できる食物繊維

焼き芋に含まれる栄養素のひとつが食物繊維です。食物繊維は、野菜・果物・きのこ・海藻に多く含まれ、第6の栄養素と呼ばれています。摂取することで期待できるのは腸内を整えたり、コレステロール値を下げたりすることに加えて、糖尿病や高血圧、肥満予防のような健康効果です。ただし、皮の部分は消化があまりよくないため、小さいお子様や高齢者の方が食べるときは注意すべきでしょう。さつまいもを皮ごと食べるときのポイントは、まずさつまいもを10分ほど水に浸けておきます。次に、さつまいもを流水にあてながら手でこすり洗いして、泥と砂をきれいに落とすことが大切です。ちなみに長時間水に浸けておくと栄養素が減少するため、約10分を目安に浸けてください。

抗酸化作用を持つビタミンC

ビタミンCは、皮膚と粘膜の健康維持を助けながら、抗酸化作用を持つ栄養素です。摂取することで病気や老化から体を守ったり、ストレスをやわらげたり、美白・美肌効果が期待できます。また免疫力を高め、白内障の予防・改善、貧血予防効果が期待できるので、積極的に摂取したい栄養素のひとつです。ビタミンCを摂取すると、小腸の上部から吸収し、肝臓に運ばれて肝臓から血液によって全身へ運ばれます。動物の多くは体内でビタミンCをつくり出せますが、人間や猿、モルモットは自分でビタミンCを合成できません。そのため食事からビタミンCを摂取する必要があります。

むくみ解消に効果が期待できるカリウム

カリウムは水分のバランスを保つ栄養素です。体内の余分な塩分を排出するため、むくみ解消に効果が期待できます。またナトリウムを排出し、正常な血液を保つ働きがあるので高血圧を予防したい人におすすめです。

焼き芋の皮の焦げは食べても大丈夫?

焼き芋の焦げた皮には、体に有害な物質のアクリルアミドが含まれている可能性があります。アクリルアミドができる原因のひとつが、原材料に含まれる特定のアミノ酸と還元糖が、120℃以上の高温加熱によって化学反応を起こすからです。万が一アクリルアミドを大量に吸収すると、中枢神経や末梢神経に障害を起こす可能性があります。なぜなら、神経系のタンパク質とアクリルアミドが結合して神経毒性を示すからです。そもそも焼け焦げた皮を食べて、おいしいと感じる人は少ないでしょう。無理に食べる必要はないので焦げをはがして、おいしく味わってください。

さつまいも・焼き芋の皮のまとめ

先述したように、さつまいもの皮には脂肪の蓄積を抑える効果が期待できるクロロゲン酸や、年齢を重ねるにつれ発症しやすい白内障を予防するアントシアニンが含まれています。また糖尿病や高血圧、肥満予防に効果が期待できる食物繊維をはじめ、抗酸化作用を持つビタミンCのような栄養素を含む食べ物です。これまでは焼き芋の皮をはがしながら食べていた人もいるでしょう。皮ごと食べることで、さまざまな栄養素を摂取できるのがメリットのひとつです。これからは是非、焼き芋を皮ごと味わってみてはいかがでしょうか。