余った焼き芋で作る!絶品!焼き芋ポタージュレシピ

焼き芋はそのまま食べるだけの食べ物だと思っていませんか?勿論そのまま食べても十分に美味しいのですが、料理やお菓子に使うと、とても美味しく食べることが出来ます。通常のさつまいもを使ったレシピも、焼き芋に変えると甘味が断然違い、調理工程も楽になることも。今回は、余った焼き芋…焼き過ぎてしまった焼き芋…を利用した焼き芋リメイクレシピとして自宅で手軽に!簡単に!出来て、え~これ、この前、食べた焼き芋なの?と驚かれる!?美味しい焼き芋のアレンジレシピを紹介します。

焼き芋は冷凍出来る

余った焼き芋-冷凍する

今ではスーパーやコンビニでも焼き芋を手軽に買える時代になりました。店頭から漂う香ばしい香りにつられて、つい購入してしまったという経験をお持ちの方も多いでしょう。特に寒い季節には、その温かさと甘い香りに惹かれて、食べる前からほっとする気持ちになります。ただ、焼き芋は一本でも意外とボリュームがあるため、買ったはいいものの、途中で食べきれずに残してしまうこともありますよね。そんなときは、思い切って冷凍保存に挑戦してみましょう。焼き芋を冷凍すると、なんとなく風味や質が損なわれそうな気がしますが、実際には甘みがさらに凝縮されるという嬉しい特長があります。また、冷凍後に再加熱することで、レジスタントスターチという特別なデンプンの量が増え、腸内環境の改善にも役立ちます。これによって、ただ美味しく食べるだけでなく、体にも嬉しいメリットが加わります。

余った焼き芋-冷凍するとこんな感じ

冷凍保存する際は、焼き芋を使いやすいサイズに切り分け、小分けにして保存袋に入れておくと便利です。お菓子作りなどに活用したい場合には、あらかじめペースト状にしてから保存袋に平らに詰めておくと、後で取り出しやすく、作業がスムーズになります。一つ注意点として、熱々の状態のまま冷凍すると、冷凍庫内の他の食材がダメージを受ける可能性があります。常温に冷ましてから冷凍するようにすると安心です。さらに、冷凍後は急冷よりもじっくり冷ますことで、レジスタントスターチの増加がより期待できます。これは食べ応えだけでなく、腸までしっかり届く働きを強化してくれるため、健康志向の方にもおすすめの方法です。冷凍した焼き芋は、そのまま再加熱してホクホクの状態に戻すのはもちろん、スムージーやスープの材料としても活躍します。少しアレンジを加えることで、いつもの焼き芋とは違う楽しみ方が広がりますよ。

残った焼き芋で作る!絶品焼き芋のポタージュ

それでは早速、余った焼き芋を絶品料理に変えてみましょう!今回、ご紹介するのは「焼き芋のポタージュ」です。一見するとありふれた料理に思えるかもしれませんが、ここで活躍するのが焼き芋です。さつまいもの代わりに焼き芋を使うだけで、甘みと香ばしさが一段と引き立ち、まるでお店で出されるようなクオリティの味わいに仕上がります。それだけではなく、焼き芋を使用することで下ごしらえが不要になるため、調理時間を短縮できるのも大きな魅力です。

材料・2人分

  • 焼き芋・・・100g
  • 牛乳・・・180ml
  • 顆粒洋風だし・・・小さじ¼

なんと、材料はたったの3つだけでOK!牛乳の代わりに豆乳を使ってヘルシーにしたり、逆に牛乳の一部を生クリームにして濃厚な風味を楽しむのも美味しいですよ。

作り方

1、焼き芋は熱いうちに皮を除き、フォーク等で滑らかになるまで潰す。

焼き芋リメイク!焼き芋ポタージュ-熱いうちに皮を剥くアツアツの焼き芋を調理するのは、熱くて大変ではありますが、熱い時の方がつぶしやすいので、ちょっと頑張りましょう!火傷が心配な方は軍手をすると安心です。

焼き芋リメイク!焼き芋ポタージュ-丁寧に潰す

2、牛乳を少量ずつ加えて馴染ませ、全量が入ったら、顆粒洋風だしを加えてよく混ぜる。

焼き芋リメイク!焼き芋ポタージュ-牛乳と出汁を入れるこの「少しずつ」加えるのがポイントです!一気に全量を入れてしまうと、焼き芋と牛乳が上手く馴染みません。特に最初の方は大さじ1杯くらいの極少量から入れてなじませ、潰しきれていない焼き芋があれば、潰しておくとなめらかになります。この時点でお気づきのかたもいらっしゃるかと思いますが、このレシピではポタージュスープの調理には必須のミキサーの使用がありません!そして、煮込む工程もありません。なぜなら、それだけ焼き芋は柔らかいからです。なので、とても簡単、且つ短時間で作ることが出来ます。ミキサーをお持ちでない方や料理に時間をかけたくない方も手軽に作ることが出来ますよ。

焼き芋リメイク!焼き芋ポタージュ-ミキサー無しでも作れる3、ふんわりとラップをかけ、500wの電子レンジに1分かける。いったん取り出して全体を混ぜ、再びラップをかけて500wの電子レンジに1分かける。最後に必要であれば、塩、こしょうで調味をし、全体をよく混ぜる。

焼き芋リメイク!焼き芋ポタージュ-500Wで1分加熱加熱もお鍋いらず!電子レンジだけで全ての工程が完了します。洗い物も少ないところが、著者自身も気に入っているポタージュです。一つだけ、電子レンジの欠点は中に入れた後は状態が常に見えるわけでないため、過度に加熱してしまうことがある点です。液体のものは溢れてしまったり、中でも乳製品を使ったものは加熱のしすぎによって分離してしまうことがよく見られます。豆乳を使う場合は特に分離しやすいので注意して下さい。そのため、少し手間ですが、一気に加熱するのではなく数回に分けて加熱をしています。加熱のムラがあるので、取り出す度によく混ぜることをお忘れなく。

焼き芋リメイク!焼き芋ポタージュ-加熱後、ゆっくり混ぜるミキサーも鍋も使わないポタージュなんて、どうなの?と思うかもしれませんが、騙されたと思って作ってみて下さい!調理時間10分以下でもじっくり煮込んだような重厚な味わいがお楽しみいただけます。これこそが焼き芋のパワー。焼き芋の美味しさを再確認出来るはずです。

焼き芋リメイク!焼き芋ポタージュ-完成品

今回は茨城県産の紅天使というさつまいもを使った焼き芋を使用しましたが、品種は何でも大丈夫です!同じレシピでも品種によって少しずつ色や味わいが異なってくるので、色々な焼き芋で作り比べてみるのも面白いですよ。冒頭で焼き芋は冷凍保存も可能とお伝えしましたが、スープにしてから冷凍するのも可能です。密閉容器に入れて、常温に冷ましてから冷凍して下さい。朝食に焼き芋のポタージュを一品加えると、一気にカフェの朝ごはんのようなお洒落さがプラスされ、栄養バランスもぐっとアップします!

まとめ

焼き芋リメイク!焼き芋ポタージュまとめ

焼き芋は、そのまま食べるだけでなく、アレンジ次第で新たな魅力を発揮する万能食材です。特に、焼き芋を冷凍保存することで甘さが凝縮し、腸内環境を整えるレジスタントスターチも増加するため、味わいと健康効果を同時に楽しめます。冷凍時には食べやすいサイズに切り分けたり、ペースト状にして保存すると、後の調理がスムーズです。

今回紹介した「焼き芋ポタージュ」は、余った焼き芋を手軽に絶品スープに変えるおすすめレシピです。焼き芋を使うことで、下ごしらえや煮込み作業が省け、電子レンジだけで仕上がる手軽さが魅力。甘みと香ばしさが活きたこのスープは、シンプルな材料だけで濃厚な味わいを楽しめます。さらに、品種ごとに異なる風味を試してみると、新しい発見があるかもしれません。冷凍した焼き芋や作り置きしたポタージュは、忙しい朝や軽食にもぴったり(ん~テレビのコマーシャルのキャッチコピーみたいですけど)。ちょっとした工夫で焼き芋の楽しみ方が広がるので、ぜひ試してみてください。