前回、第4話まで触れていましたが今回はその続きを私の偏見で解説とまではいかないですが、考察していきます!第5話から8話、毎回ジーンとくるシーンがあり、心がほっこりしましたね。
第5話 清舟東京に帰る!?清舟に心の変化が…
新作を書道展に出品するため、そして会長に謝罪に行くために東京に向かった清舟ですが、また作品をつまらないと言われたらどうしようと緊張します。しかし、意外とすんなりと謝罪の言葉を口にし、しかも会長の体を気遣うまでになった清舟に、親友の川藤も驚くシーンがありました。五島で暮らすうちに、島の人たちのペースに巻き込まれっぱなしの日々でしたが、なんだかんだいって、先生と慕われ、よそもん(よそ者)じゃなく島のもん(島の住人)として扱ってくれる島の人に応えようとする姿が見られるように。また、第1話でなるが清舟に謝ることの大切さを教えてくれたおかげで、謝罪もできたのかもしれませんね。
なるたちの声を聞いて五島に戻りたくなる清舟。五島弁にほっこり
東京からもう戻ってこないのではないかと心配し、しびれを切らして電話を掛けるなるたち。(人の家を秘密基地にして、散らかしておきながら)清舟に近況を報告しようと受話器を取り合いする子どもたちの様子に思わず笑みがこぼれる清舟役の杉野さんの表情がとても優しくて、演技が上手だなと感心しました。最後に「先生、待っちょるけん!」という五島弁(長崎弁と共通)にほっこりしました。
新章 再び五島へ そして五島で初めての別れ、五島のお葬式は大忙し
両親に送り出され、書道の修行に、また五島に戻った清舟。また福江空港に降りたち、またなるの祖父のキャリーから海を眺める清舟の顔は初めて訪れた時とは違い清々しい顔です。やっぱり、三井楽町柏地区の海は神々しくて綺麗ですね。まだ行ったことがないのでいつか散策してみたいです。家に着くとなるたちが出迎え、島の人たちとの絆が深まったところですが、餅まきの時、清舟に人生の深い言葉をかけてくれたヤスばあが亡くなります。ヤスばあを慕っていたヒナの母親・郁江は悲しむ間もなく、葬式の段取りで大忙し。まるでお祭りのようなにぎやかさに清舟は驚きます。田舎の葬式あるあるです。自宅でお葬式するときは隣組というご近所の女の人たちが遺族の代わりに料理を準備します。家の人が亡くなると、隣組の連絡網で通夜と告別式の時間が知らされ、地区の住人全員がお通夜にくるので、その人数分の精進料理を作ります。大きな鍋や何十枚ものお皿や湯呑はどこの家にも常備されていました。
郷長は、行列に使う竹の飾りやのぼりを準備します。火葬されたあとすぐ遺骨をお墓まで運ぶ行列に使われます。ばらかもんのドラマでそれが再現されるとは思いもしませんでした。のぼりはあんなにカラフルではなく実際は黒と白でしたが。竹かごの中には習字紙で包んだお金が入っており、それを振って道に落としていきます。それを周りの人たちが拾うのです。この行列は、ごんぎつねのお話にも出てきています。子どもの頃は、しょっちゅうこの風習を見たことがあります。私が嫁に来たとき、18年前、主人の祖母が亡くなった時もこの行列で墓まで歩きました。お墓がけっこう遠かったのでとても暑くて汗だくになりながら、歩いたのを思い出しました。今は、立派な葬祭場ができ、自宅葬をすることがなくなり、隣組の料理の準備も、行列も無くなりました。簡素化され、負担がなくなりましたが、地域のつながりが薄くなってきたようなきがして寂しくもあります。日本のどこかでこの風習を続けているところがまだあったらすごいですね。
第6話で印象的だったのは、郁江が、出棺の時に泣き叫ぶシーンでした。田中みな実さんの演技素敵でした。血はつながっていなくてもお互い家族のように過ごし、ヤスばあを看病し、最期まで看取り、ヤスばあも幸せだったと思います。
第7話 清舟の両親五島に来る!またまた漫画にはない展開
五島にしぶしぶ送り出してからいつのまにか心も成長し、書にも変化が現れ、息子のいる五島に興味がわいてきた母親。まさにアグリ・コーポレーションのカネゴンこと金子君のお母さんの気持ちと同じですね。両親で五島にやってきます。そこで父子の本音もお互い話せてよかったですね。母親は五島のご近所付き合いをこなしている息子に感動します。また、島の人たちは東京からきた両親に興味津々です。島の人たちは、清舟の両親にも挨拶をしておきたかったのでしょうね。五島の人同士初めて会ったときも出身地や旧姓などを聞き、「あー、○○さんの娘さんか」とか「あー、私のいとこの兄弟の嫁さんね」とか、遠縁でもなんでも共通の知り合いみたいに言って話すきっかけを作りますね。川口春奈ちゃんが有名になったときは、田舎あるあるで知り合いの知り合いは、さも自分の知り合いみたいな感じで、街角インタビューで答えていた五島の人がいたので爆笑しましたね。五島の世間は狭いので噂もあっという間に広まります。また、その辺を歩いている見慣れない人が地元の人かそうでないかは格好を見たりして瞬時に察知します。島の人のそんなところが移住者にとっては嬉しかったり、逆にそうではなくうっとうしくなる人もいるかもしれませんね。
第8話 なるの父親優一郎登場。実は優一郎役の岡田さんは五島には上陸してない!?説について
8話では、漫画でもあまり触れられていない、なるの父親のことが丁寧に描かれています。7話の最後にもその伏線を出してきてましたね。父親の存在を宇宙人と教えられ、それを信じているふりをして父親と缶けりをしたりするなるの健気な姿は切ないですね。小学1年生にこれは辛いと思います。そこまでして父親にまた来年もきてもらいたかったという理由を泣きながら清舟に打ち明け、血はつながっていないけど近くにいる俺を頼れみたいなことを言うシーンは涙腺崩壊でした。
ここでも、「遠くの親戚よりも近くの赤の他人」という言葉がちらつきましたね。しかし、優一郎も子供に無関心を装いながら実はなるのことを大切に思っているのがわかりホッとしました。岡田さんは、マザーゲームというドラマでも、いい加減な父親役を演じていたので、キャステイングも岡田さんの演技もさすがでした。しかし、バス停の別れのシーンも、清舟と初めて会話するシーンの酒屋のロケ地も、千葉県なのです。唯一、福江空港の出口と売店は出たかに思われていますが、空港のシーンは足元の靴しか映っていないです。そして大きな違いは、売店が全く違う別の売店が映っており、優一郎が飛行機のおもちゃを買っているのです。
そして、ん!?この場所どこかで見たことあるなと思いました。それは私が、この前、東京に行ったときに訪れた長崎県のアンテナショップ、長崎館の店内だったのです。
売店のシーンをそのまま福江空港売店を使わずわざわざそれに差し替えたのか…。その疑問が浮上しました。
そして福江空港の自動ドアは確かに本物だけど映ったのは靴だけ、にすぐ結びつきました。したがって、岡田さんの登場シーンは東京と千葉でしか撮影されていないことになります。
ちなみに、なると清舟の最後の感動シーンの海も、千葉県だそうです。もし私だったら同じような景色で五島のロケ地にするとしたら、奥浦の堂崎教会の先の海岸ですかね。ロケ地は千葉県のほうがむしろ多いですが、最後の検証では地元民としてそれをマイナスに捉えているわけでは決してありません。五島バスのバス停は完全に再現しておりますし(笑)監督並びにスタッフの皆さんの見えない努力が垣間見れますね。ドラマってこんな風に製作されるんだなとしみじみ思います。
編集部が実際に見て、食べて、飲んで!美味しかったものを厳選!ばらかもん、舞いあがれ!の聖地として有名になった五島市のふるさと納税返礼品のオススメはズバリこれ!
地元の人、旅行で福江島へ訪れる人、出張で福江島へ訪れる人、夕食と同じくらい昼食、ランチを食べるのに…福江島のランチ情報まとめがない。「五島商店 佐藤の芋屋」の「福江島のこと」の記事の中にも多数のランチ、ディナー情報の記事があります。この「福江島のこと」の「ランチ情報」だけ抜き出してスピンアウトしたのが、「福江島ランチーズ」なのです。
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