人気で美味しいさつまいも♪ワンちゃんにさつまいもを食べさせて大丈夫?ワンちゃんにさつまいもをあげる時の注意点と適切な量をワンちゃんの体重から検証!

犬はさつまいもを食べても大丈夫?

栄養価が高いと言われているさつまいも。その栄養価の高さは、NASAに「準完全食品」として高く評価され、研究が進められている程です。そんな、私たち人間の栄養バランスに良い効果をもたらしてくれるさつまいもですが、犬にとっても同じなのでしょうか?そこで、犬にさつまいもをあげても問題がないか、また、あげる場合の注意点や適切な量などを解説していきます!

犬はさつまいもが大好き!

結論から言うと、犬にさつまいもをあげてもまったく問題ありません。さつまいもは人間だけでなく、犬にとっても健康に良い食べ物です。また、炭水化物、食物繊維、ビタミンやミネラルが豊富で、栄養補給にも役立ってくれるんです。そして何といっても、犬は自然な甘味と程よい歯応えのさつまいもが大好き!他の野菜が苦手な犬でも、好んで食べてくれることが多く、おやつとしてあげるのに最適なんです。さつまいもは食物繊維が豊富に含まれているので、特に便秘がちな犬には積極的にあげてよいでしょう。食物繊維の効果でお腹の調子が整えられ、便秘の解消が期待できます。ぜひ、便秘がちな犬には毎日のおやつにさつまいもを取り入れてみてください。ただ、皮は消化に悪いので取ってからあげるようにしましょう。

子犬もさつまいもを食べられる?

犬はさつまいもを好んで食べてくれますが、子犬にあげる場合は注意が必要です。子犬は消化機能が発達途中で未熟なため、さつまいもを食べると消化不良を起こすことがあります。
最悪、下痢をしてしまうこともありますので、生後半年立たないような子犬には、あまりあげない方が良いでしょう。子犬の場合は、成犬と同様の食事が出来る様になり、フードも成犬用に切り替える時期がきたら問題なく食べることができます。消化不良による下痢を起こさない様に、初めてさつまいもをあげる時は様子を見ながら少しずつあげてくださいね。

さつまいもは1日どれくらい食べさせていいの?

甘い香りと食感で、犬が好んで食べてくれるさつまいも。嬉しそうに食べる姿を見ると、ついつい沢山あげたくなってしまいますが、食べ過ぎには注意が必要です。栄養価が高いため、食べすぎると肥満の原因にもなりかねません。毎日食べても問題がないといわれていますが、1日に与えても問題ないとされる適切な量を守ってあげましょう。

1日の適量は犬の体重によって異なりますが、以下が目安とされています。

◆超小型犬(体重4kg未満) チワワ、ポメラニアンなど ⇒ 約20g

◆小型犬(体重10kg未満)トイプードル、ダックスフントなど ⇒ 約40g

◆中型犬(体重25kg未満)柴犬、フレンチブルドッグなど ⇒ 約100g

◆大型犬(体重25kg以上)秋田犬、ゴールデン・レトリーバーなど ⇒ 約150g

食べ過ぎは犬の体調を崩す原因となりますので、1日の適量を超えない様に調節してあげてくださいね。

犬にさつまいもをあげる時の注意点

犬が大好きで栄養満点なさつまいもですが、あげる際には注意も必要です。ここでは、主な注意点をご紹介していきますので、参考にしてみてください。

きちんと加熱処理したさつまいもをあげる

さつまいも自体は生でも食べられる食材です。あまり馴染みはないかもしれませんが、サラダなどで生のさつまいもを楽しむことができます。ただ、生のさつまいもはデンプンが多く含まれていて消化に悪いため、犬に生のさつまいもをあげるのは控えた方が良いでしょう。犬にさつまいもをあげる時は、必ず加熱処理をし、中まで火が通っていることを確認してからあげてくださいね。加熱した方が香りや甘味が増すので、犬も喜んで食べてくれます。

さつまいもアレルギーがないか確認する

さつまいもは比較的アレルギーを起こしにくい食材と言われています。ただ、まれにさつまいもを食べた犬がアレルギー症状を起こしてしまう場合があるので注意が必要です。犬がさつまいもアレルギーを持っているか分からない場合は、初めてさつまいもをあげる時に少量から始めて様子をみることをおすすめします。もし、下痢や嘔吐、皮膚のかゆみなどのアレルギー症状が出てしまった場合は、速やかに動物病院で診てもらってください。なお、摂取量や摂取時刻が記録してあると受診した際に役に立ちますので、万が一のためにメモを残しておくと良いでしょう。

犬用のおやつを選ぶ

さつまいもはお菓子やケーキなどに使われることも多く、さつまいもクッキーやチップス等、つい犬にも分けてあげたくなってしまいます。しかし、人間用の加工食品には様々な添加物が含まれており、犬の消化器官に悪影響を及ぼす砂糖や塩も多く含まれています。そのため、犬にあげるさつまいものおやつは必ず犬専用のものを選びましょう。特に、犬用のさつまいものおやつは無添加のものがおすすめです。安心してあげられる安全なおやつを選ぶことで、愛犬の健康を守ることができますよ。

さつまいもをあげない方がいい場合

犬にはさつまいもをあげていいということが分かりました。しかし、犬の健康状態によってはさつまいもをあげない方がいい場合もあります。最後に、さつまいもをあげない方がいいのはどんな場合なのかをご紹介していきます。

ちょっとぽっちゃり、太り気味の場合

栄養満点のさつまいもは、主成分が炭水化物となっておりカロリーが高い食材です。そのため、毎日あげてしまうと肥満の原因になってしまいます。さつまいもを好む犬には毎日でもあげたいところですが、太り気味の場合はあげる量を調整してみてください。

糖尿病や腎臓病などの持病がある場合

さつまいもは高カロリーな食材であるため、太り気味であること以外に、糖尿病を患っている場合もあまり食べさせない方が安全です。また、さつまいもにはカリウムが豊富に含まれているため、腎機能が低下している犬にあげるのは控えた方が良いでしょう。腎機能が低下している場合、カリウムが尿と一緒に排出出来ずに体内に蓄積されてしまいます。その結果、血中のカリウム濃度が上昇し、不整脈を引き起こしてしまう可能性があるんです。最悪の場合、心臓にも悪影響を及ぼし、突然死してしまう場合も・・・。腎機能が低下している犬に、どうしてもさつまいもを食べさせてあげたい時は、カリウムをできるだけ減らせる様に、水から茹でこぼしたものを少量あげてみましょう。愛犬にいつまでも元気でいてもらうためにも、健康状態に合わせてさつまいものあげ方を工夫してみてください。

まとめ

犬にさつまいもをあげても大丈夫ということが分かりました。ただし、気をつけた方がいいこともあるので注意してあげてくださいね。

【犬にさつまいもをあげる際の注意点まとめ】

・子犬は成犬のフードが食べられるようになってからあげる
・1日の適切な量を守ってあげる
・アレルギーがないかを確認する
・おやつは犬用のものを選ぶ
・太り気味の場合はあげ過ぎない
・持病がある場合はあげるのを控える

犬はさつまいもが大好きです!注意する点をおさえれば問題なくあげられますので、ぜひサツマイモを食べさせてあげてください。