長崎県の名産品。長崎県のフルーツと言えば「びわ」。長崎県では道を歩けばびわの木を植えている家が沢山!0円のびわとは?実家にあるびわは有機栽培?びわの皮むきのコツを教えます!

長崎県のフルーツと言えば…

みなさんは果物のびわはお好きですか?初夏からお店に並ぶびわ。実は、長崎県はびわの生産量と収穫量が日本一なのです。その理由は、日本で最初にびわを栽培したのが長崎県だからです。びわは元々中国が原産で、江戸時代の頃に、長崎の人が中国の方からもらったタネを庭に植えたことがきっかけで、長崎でびわがつくられるようになったからです。長崎県の方なら、実家にびわの木があるとか、道を歩けばびわの木を植えている家を見かけます。かくいう私もその一人で、母方の実家にはびわの木が大小合わせて6本あります。というのも、私が子供の頃からびわが大好物で、家にびわの木があれば沢山たべられると、子供ながらに食いしん坊な考えで種を植えたのがきっかけです。

0円のびわとは?

植えたのがまだ保育園か小学校低学年くらいだったと思いますが、10何年とたった今では大きな木になりました。子供の時にはなにも知らなかったのですが、タネから育てた場合のびわの木が、実をつけて収穫できるようになるまでは8年程かかるそうです。この自家栽培のびわの木。実は肥料も水もあげていないし、防虫・防鳥の袋もかぶせたりはしていないのです。完全に自然の力に任せっきりです。お店に売っているようなものには負けますが、味や肉厚の方は、家で食べる分には十分な出来栄えです。なにせ0円ですからね。

実家は、山の麓の方にあり、山との間に小川を挟んでいます。このびわの木がある場所は、家の裏庭のちょっと傾斜になっているところの中腹にあり、おそらくは、日当たりのよさと、植えている場所が半分原野のような場所だから、落ち葉や枯れ草が堆肥になっているのかなと思います。自然のままに任せるのは、ある意味では有機栽培なのかもしれません。さすがに私ひとりでは食べきれないので、身内や職場の人とか、ご近所さんにお裾分けをしています。

食べられる期間が短いのです。

そんなびわですが、食べられる期間はとても短いです。旬の時期が初夏の間だけというのもありますが、びわは寒さや刺激にとても弱いため、冷蔵庫に入れて保管するとすぐに傷んでしまいます。保管する際には、室内において、常温で保管するのが一番良いです。もうひとつ注意しておきたいのが、机の上に直に置いたりすると、当たっている部分から傷んでしまうため、タオルなど柔らかいものの上に置くとよいです。とはいえ、びわは収穫後に追熟しない果物のひとつで、バナナのように時間を置いても甘くなることはありませんから、収穫した時や、お店で買った時が一番美味しい時期のため、できれば3日以内に食べるとよいです。

びわの皮むきのコツ

びわの皮剥きには、コツがあります。びわは枝がついていた側ではなく、花があった側、膨らんでいる方から皮を剥いたほうが、剥きやすいです。枝側から剥くと、一度に取れる皮の量は少ないですが、花があった側、膨らんでいる方から剥いていくと、一度に沢山の皮が取れます。

動物も好む。美味しい時期とは?

びわは収穫時期、食べ頃を見極めるのがけっこう難しくもありますが、とてもジューシーで甘いです。五島の民家のびわは露地で袋をかぶせていないので、高いところにある実は柿でもそうなのですが、すぐカラスにつつかれます。カラスは食べごろをわかっているからです。それを合図で食べごろなのだなと教えてもらっています。今が旬のびわぜひ味わってみてください。農協直売所に貴重な五島産のびわが6月くらいに出てきます。