夏を越えたら「秋の物産展シーズン」さつまいも尽くしの商品と有機栽培の弱点を活かすさつまいも栽培、販売とは?

秋の物産展シーズン到来

2022年9月28日~2022年10月5日まで8日間、長崎市にある老舗の浜屋百貨店で「ごとう物産展」がはじまりました。「五島の観光とよか産品まつり」に今が旬の芋スイーツをずらっと並べました。さらに、梅田阪急百貨店地下1階で「ごとうのまんま」のダブル出展!!1日から4日まで販売します。私も10月2日に終日、現場に入り、お客様対応を致します!

アグリ・コーポレーションの特徴

アグリ・コーポレーションという会社の特色は3つあります。1つは全ての畑が有機認証であること。2つ目は長崎県五島市内で約5億円をかけた食品工場を持っているということ、3つ目はベビーフードを製造販売していることです。その中で今回は、食品工場で有機安納芋ペーストを原料とした「金の芋リッチ」「お芋プリン」「安納芋フィナンシェ」をメインに「紫芋」、「芋おとめ」の商品をラインナップ!

物産展に2年前から参加し、今秋で3年目。浜屋百貨店(長崎市)のほか、T-site(大阪府枚方市)、関西お芋万博、阪急百貨店地下2階(大阪市)、東武百貨店(池袋、船橋)、名古屋金山総合講演(名古屋市)、水戸京成百貨店など、全国行脚をしております。物産展はあくまで「五島商店 佐藤の芋屋」のPR為なのですが…。少しずつ認知されてきたような…。いや、まだまだ…されていないですね。

お届けしたい商品を選んで、都度売り場を変えるのは、ノウハウが必要で、今回の浜屋百貨店では、物産展のプロに手伝ってもらい売場をつくりました。さすがプロ。すごく上手です。

長崎県五島列島の朝

9月30日は朝4時30分に起床。月末の仕事に追われていつもより早起き。外は、真っ暗なのに明るい。なぜか?満天の星空。これが五島なのです。美しい星空を見ながら出勤。早朝から城崎さんがペースト製造の仕込みのためすでに出社。ペースト製造は誰か一人が早朝出勤の犠牲になる…。申し訳ない。

お昼の休憩時間に明日から阪急百貨店の催事へ行くため洗濯をたたむ僕。

早くも青果の出荷ピークを迎え、担当者と出荷会議。週に出荷できる最大量は5tか6tか?。ペーストは月8回製造可能か?。焼き芋は…。何とか話も、まとまり10月からの出荷を迎える。がんばろう。

その後、五島市役所 農林課の担当者が来社し、新規の畑がみつかったと提案。畑の大きさは5,389㎡。約1,600坪。農業に縁のない方は広いようにおもうが、そうでもない。当社は136,000坪を既に借り受けている農業法人。目標は1,800,000坪なのでまた一歩近づいた。

農業と他の業種との違い

農業という業種は、行政との関係が深い。畑の貸し借り、整備事業など食糧政策の土台が農業なので農林水産省、県庁、市役所との担当者との折衝は非常に多い。先月も当時の農林水産省金子大臣が来社いただき、当社の会社経営のお話をさせてもらったぐらい結びつきは強い。

今回の畑は、アグリ・コーポレーションにぜひ貸したいと市役所に申し出があり、わざわざ私のスマホにも連絡をいれてくださり借りることになります。アグリ・コーポレーションが安納芋を有機栽培し、規模拡大をしている一助になればと話してくださり有難くて有難くて(涙)

弱点を活かすには…

仕事の話にもどるが、今年の販売の重点品目は「有機冷凍焼き芋」です。有機安納芋は小さくても筋張らずに甘さたっぷりに焼き芋が出来上がるので、小さい芋の方が食べ切りやすくて好まれます。有機栽培の弱点は、大きくなりにくかったり、収量がとれないことがあるが、その利点を活かし小さい芋を焼き芋にして業者様向けの卸販売や通販、ドラッグストア向けの「皮までパクッと」の商品化にこぎつけた。少しづつ注文がはいってるのでうれしいですね。大手の生協さんでも取引がはじまりそうなので、食品工場はさらに忙しくなること間違いなし。

現在時刻は17時58分だが、既に薄暗くなってきている。この時期からは日が落ちるのが極端に早くなり、畑で仕事をしている社員は、片づけの時間を読み間違えたら真っ暗になるので注意が必要。

楽しみな仲間

明日から新しい職員が入ってきます。この人も私と一緒で移住者。非常に明るく優しくて、北海道で酪農をやったり子供が4人いたりとアグレッシブな女性です。一緒に働けるのが楽しみです。収穫は12月まで。あと2カ月がんばろう!!