三井楽、岐宿をはじめ五島市内で広く行われてきた昔からの伝統行事「お大師さま」に行ってきました。
お大師さまとは?
真言宗の開祖、弘法大師(空海)をしのぶ伝統行事「お大師さま」が今年は5月10日にありました。命日とされる旧暦3月21日、家庭に伝わる大師像を祭壇に祭り、参拝者に手料理やお菓子を振る舞います。私が小学生の頃は、毎年、色々な家を回ってお菓子をもらっていました。私の住んでいる地区、岐宿町の山内では「10円参り」とよく言っていました。各家庭には、季節の花で飾り付けた華やかな祭壇があり、「まんじゅう」、「赤飯」、「巻き寿司」、「煮物」、「果物」などが供えられています。10円をお供えして、線香を上げ、手を合わせると、住民が「どこから来たの?よく来てくれたね」と子供達にお菓子を手渡してくれます。
10円をお供えすると袋いっぱいのお菓子を貰えるのです。家庭によって違いますが、お供えしたお金によってはお菓子の量が変わったりもするそうですよ。三井楽町と岐宿町の二本楠を周りましたが、二本楠は豪華だな~と感じました。10円でそんなにお菓子貰えるの!?と言うレベルでした。
お参りをすると「見覚えのある顔ね」と言われ、誰だろう??と思っていたら私の祖母のお友達でした。久しぶりに世間話が出来、楽しかったです。お参りした場所では「〇〇さんのお孫さん?」と私の事を知っている方も多く、五島・福江島の狭さを痛感させられました。そんな福江島ですが、子供達も大人も楽しいお大師さんなのですが、御多分に漏れず、高齢化が進み、新型コロナウィルス感染症の影響もあり、以前なら数十軒も営まれたお大師さまも…現在は少なくなって来ているのです。昔からの伝統行事が少なくなったり、無くなったりすることは、悲しいことです。出来たらこのまま無くならないで欲しいと思っています。
お大師マップ
三井楽町では何年か前に地域起こし協力隊が発案し、「お大師マップ」というものが作られたそうです。こちらのマップは三井楽市役所で貰いました。
開催時間は11〜16時になるそうですが各家庭ごとに異なるそうです。今では、行っていない場所もありましたが、マップを見ながらお参りして楽しかったです。ちょっとしたオリエンテーリングです。これから五島・福江島へ移住を考えている方や、五島・福江島へ旅行を考えている方は、是非、五島・福江島の伝統行事を楽しんで、見てくださいね。
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地元の人、旅行で福江島へ訪れる人、出張で福江島へ訪れる人、夕食と同じくらい昼食、ランチを食べるのに…福江島のランチ情報まとめがない。「五島商店 佐藤の芋屋」の「福江島のこと」の記事の中にも多数のランチ、ディナー情報の記事があります。この「福江島のこと」の「ランチ情報」だけ抜き出してスピンアウトしたのが、「福江島ランチーズ」なのです。
アグリ・コーポレーションでは、現在、事業拡大につき新しい仲間を探しています。地元(長崎県五島市)の方をはじめ、地元以外の移住者、移住を検討されてる方、未経験者、大歓迎です。募集職種、ご応募時の問い合わせFAQ等、詳しくは専用ページにて掲載しています。お問い合わせや質問等ございましたらお気軽にご連絡ください。