富江町の道の駅のような存在に。そんな思いが込められた「五島列島製麺所(五島列島・福江島)」の本格的な蕎麦の味を味わいに行ってみた!天ぷら定食と五島うしの肉めしは絶品だった

今日はとてもいい天気でドライブ日和!富江に用事があったので五島列島製麺所へランチを食べに行ってきました!2022年3月末にオープンし、ちょうど2年、古民家を改装して作ったお店はまだまだきれいで五島とは思えない空間です。

大きな窓から光が差し込み、木のぬくもりが感じられるお店は13時を過ぎているのにお客さんでいっぱいでした。とは言え、この日はすんなり入れてラッキーでした。土日は観光客が多く30分待ちになることもあります。駐車場がとても広いので車の中で待つこともできます。

五島列島製麺所

五島といえば五島うどんが有名ですが、富江地区は蕎麦の生産も盛んです。「五島列島製麺所」の蕎麦は慶宝園という地元の農家から仕入れ、毎日打ちたての蕎麦が食べられるということでとても人気です。蕎麦好きにはたまらないですね。私は天ぷら定食を注文し、他にオススメは?と聞くと「五島うしの肉めし」とのことで蕎麦が少し苦手な友人はそれをチョイスしました。カウンターの中にある厨房が席からよく見えて、女性スタッフの方がフル回転で蕎麦を茹でたり、天ぷらを揚げたりしていていました。その様子が見れるのも臨場感を感じられ良いですね。

また、料理を待っている間、小さなお子さんは外にあるブランコで遊べます。大人はレジの奥に新設されたお土産コーナーを見るのもよしです。下五島だけでなく、上五島の厳選された商品やデザインがスタイリッシュで手に取りやすい商品に絞って棚に並んでいます。

棚を覗いてみると…塩の種類の多さにびっくり。そして「五島列島製麺所」の蕎麦と出汁も冷凍で販売されていました。お土産といえば、五島列島製麺所の系列の会社、株式会社Factoryが、2023年12月に「五島アンテナショップ」を長崎市にオープンしました。五島列島製麺所は観光客が多いので、それに合わせて蕎麦のお店の中にもお土産屋をオープンしました。アグリ・コーポレーションの安納芋バターやひとくち焼き安納芋も2箇所で販売させていただくことが決まりました。

ちょうどその日、Factoryの社長さんが、お客さんと一緒にランチをしていたのでご挨拶させていただきました。「福江島ランチーズ」のこともご存知で、投稿も快くオーケーしていただきました。

天ぷら定食と五島うしの肉めし

そして、いよいよ天ぷら定食と五島うしの肉めしができ、テーブルに運ばれてきました。蕎麦はミニサイズ、大きいエビも入っている天ぷら、カリカリ梅としらすのふりかけののったご飯に、すり身のてんぷら、漬物と…とてもボリュームがあり、お値段だけのことはあります。お皿も可愛いです。蕎麦は八割りそばで、のど越しがよく食べやすいのが特徴です。小麦粉も富江産を使用しています。すり身の天ぷらは熱々の揚げたてで、とてもふわふわして美味しかったです。すり身の天ぷらは、浜口水産のものだそうです。お米も野菜も勿論、地元五島のものです。

五島うしの肉めしは生の卵黄が真ん中に乗っていて、その黄身の色が本当に濃いオレンジ、黄色です。これは大石養鶏場の卵を使用しています。箸で割ってお肉と混ぜます。濃い味付けの甘辛のお肉と卵のまろやかさが合います。お肉も富江のニク勝や村岡精肉店から仕入れているという徹底ぶりです。ハヤシライスは創作料理いつきのお手製だそうです。今度、ハヤシライスも食べてみたいですね。色々な富江の特産物などを積極的に取り入れ、地元に少しでも恩返ししたい!どんどんこの地に人が訪れてほしい!という願いが伝わってきました。

全体的に五島のお店の中では高めの価格設定ですが、それも納得の味、クオリティなのかもしれません。知り合いが五島へ来たら「五島列島製麺所」へ連れて来たいと思えるお店です。

五島列島製麺所
長崎県五島市富江町職人304-9
TEL:0959-86-2287
営業時間:11:30~14:30
定休日:日曜日、祝日