![廃校になった小学校をカフェスペース、宿泊施設、グランピング施設として再利用!田尾フラット(五島市・福江島)のランチで食べる!スペアリブカレーは絶品なのだ](https://organic.co.jp/wp-content/uploads/2023/09/2023-imoya-46-41.jpg)
今回は、富江エリアの第2弾を紹介していきたいと思います。富江を舞台にしたヨシノサツキ先生のマンガ原作のドラマ「ばらかもん」の放送が終わってしまいましたね。あっという間の3ヶ月でした。主演の杉野遥亮さんは回を追うごとに半田先生らしさが出てきていたし、なるちゃん役の宮崎莉里沙ちゃんも可愛いらしく、お父さんとのエピソードの回はホロリときました。ただ漫画原作を読んでいた身からすると田中みな実さんの役柄がちょっと腑に落ちませんでしたが・・テレビの視聴率的には必要だったのでしょうかね。気を取り直して、これから気候も秋めいてくるので、ばらかもんの聖地巡礼もよし、五島列島へ観光にいらっしゃるにはピッタリの時期だと思います。
富江町のオススメのランチ
さて前置きが長くなりましたが、お勧めのランチスポットは、「田尾フラット」です。廃校となった田尾小学校を2016年に地域住民、田尾小学校の卒業生、農事組合、民間企業、商工会などが、廃校跡地の活用による地域活性化の取り組みとして再生された一般社団法人です。地域の人達の団結力と田尾への並々ならぬ愛を感じますよね。
カフェスペースと宿泊施設、そしてグランピング施設もあります。冬には暖房を入れてくれるので一年中楽しめますよ。
建物は小学校舍の雰囲気をうまく残しつつ、シンプルかつお洒落な室内空間はとても居心地が良く、周り一面は緑に囲まれていて、風が心地よく通ります。そして、何といっても凄いところはカフェの空間の設計は、 ヴェネチアビェンナーレ(イタリア政府が後援するNPOであるヴェネツィア・ビェンナーレ財団が主催し、二年に一度開催される芸術祭)での受賞歴のある建築家の能作淳平氏で、室内家具は日本を代表するインテリアデザイナーの小泉誠氏が手掛けられているという事です。テーブルや椅子は、解体した時の廃材をテーブルの足に使い、その他は五島産の杉材で作られているそうです。この話だけでも、建物やインテリアに興味がある人は訪れてみたくなるのではないでしょうか?
因みに能作淳平さんは、五島市内では同じ富江町の私設図書館「さんごさん」、松山町の宿泊施設「キンナゴアジロ」の意匠設計も手掛けられてます。五島との縁がとても深いのですね。
これまで田尾フラットは、カフェの空間を結婚式やイベントの会場として利用したり、地域の農産物・加工品の販売等、様々な活動を行ってきました。昨年度は、拓,s coffee rosterさんの珈琲ワークショップ、蒼い森工房さんの日本ハチミツ採取体験会など魅力的なイベントを開催されていました。しかし今年の3月から臨時休業となっていました。復帰を願っていた人は多くいたと思います。
ランチは3種類のカレーから選ぶスタイル
そんな中、今月からカフェが再開されるとの情報を同じ富江町のガレット店「アニマ」の店主から教えてもらいInstagramをチェックしたところ先週カフェを再開したとの投稿が。待っていました!とばかりに週末にランチを頂いてきましたよ。
ランチは3種類のカレーから選ぶスタイルで、スペアリブ、チキン、キーマとあります。今回は家族と訪れたので、スペアリブカレーとチキンカレーを選びました。スペアリブはスパイスの中にも玉葱糀の甘さが優しくお肉もホロホロ。
チキンカレーはココナッツが効いていて後を引く美味しさでした。彩りの野菜もたくさんのっていて見た目にも楽しめます。
食後には、コーヒーとお店手作りの黒ゴマのパンナコッタと珈琲ゼリーを頂きました。どれも美味しいのでほんとお勧めです。他にもスイーツ類は、チーズケーキやガトーショコラもあるので、気軽にお茶をたのしみに訪れるのもいいですね。ちなみに営業時間は11時から16時まで。定休日は水曜日と木曜日です。訪れる際には、InstagramなどのSNSを確認されると安心です。またWi-Fi完備なところもチェックポイントですよ!
この日はカフェの草野恵子さんの娘さんが帰省されていて、愛犬のシュナウザー、ルー(るう?)ちゃんが看板犬をしていてその可愛さに心癒されました。緑がいっぱいな田尾フラットでは、子どもたちが虫取りを楽しんでいる姿もよく見かけます。
散策するとあちらこちらにシロツメクサが咲いていて、四つ葉ならぬ五つ葉も見つけましたよ。とても心地よい場所なので、つい長居したくなってしまいます。それを許してくれるおおらかさを持った田尾フラットへ是非訪れてみてくださいね。
自然の雄大さを感じられるスポットを紹介!
もう1つご紹介したいのが、富江の中心部に位置していて、穏やかな火山地形の「只狩山」(ただかりやま)です。ジオパークの目線でいうと、全体がスコリアという多孔質の玄武岩でできています。スコリアとは火山から出た噴出物の一種で、色は暗色、ゴツゴツとして噴火時にガスが通過した小さな孔が多数開いているのが特徴です。岩滓(がんさい)とも呼ばれます。
只狩山は標高84メートルの低山で展望台のすぐ近くまで車で行くことができます。
只狩神社の鳥居をくぐり、階段を登っていく特徴的な螺旋階段の展望台は、思った以上の見晴らしで、鬼岳をいつもとは違う角度から観ることができて新鮮です。去年まで有人島であった黒島も良く見えます。かつての珊瑚漁で多数出た海難被害者を慰める慰霊碑と、それを「珊瑚」という小説で描いた新田次郎氏が建てた記念碑もあります。夏にはお祭りのフィナーレ、花火の観賞場所としてもオススメです。ただ1つ気になったのは、駐車場横に小さな子供を遊ばせられる遊具のある公園があるのですが、雑草が生い茂りヘビなんかも出てきそうで、とても足を踏み入れられる感じではありません。今日も子供さんを連れた家族とすれ違いましたが、もしかしたら公園を目的に来ていたのかも知れません。観光客も多く訪れると思うので、もう少し整備してもらえたらと思います。
田尾フラット
長崎県五島市富江町田尾1233-1
Tel:0959-86-3545
営業時間・定休日はInstagramにて
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地元の人、旅行で福江島へ訪れる人、出張で福江島へ訪れる人、夕食と同じくらい昼食、ランチを食べるのに…福江島のランチ情報まとめがない。「五島商店 佐藤の芋屋」の「福江島のこと」の記事の中にも多数のランチ、ディナー情報の記事があります。この「福江島のこと」の「ランチ情報」だけ抜き出してスピンアウトしたのが、「福江島ランチーズ」なのです。
アグリ・コーポレーションでは、現在、事業拡大につき新しい仲間を探しています。地元(長崎県五島市)の方をはじめ、地元以外の移住者、移住を検討されてる方、未経験者、大歓迎です。募集職種、ご応募時の問い合わせFAQ等、詳しくは専用ページにて掲載しています。お問い合わせや質問等ございましたらお気軽にご連絡ください。