富江町山下地区のそばの文化を受け継ぐ店「大河内商店(五島列島・福江島)」の東京からも食べに来るくらい有名な「山下んそば」を食べてみた!鯖とそばの相性は最高なのです

五島市富江町の中心部は買い物やランチでよく行くのですが、ちょっと足を延ばせば色々な地区があり、漁業だけでなく、農業も盛んな町です。今日は久しぶりに大河内商店のご主人に会いに山下地区に行きました。富江小学校の正門を過ぎ、すぐ左に曲がります。ずっとまっすぐ車を走らせ三叉路を左に、そして山下簡易郵便局を目指してください。

漫画「ばらかもん」原作の中に登場してくる、木造の古い郵便局で、郵便ポストもレトロです。大河内商店はそのすぐ先にある、鉄筋の白い壁のお店です。

大河内商店

見た目の通り、スーパーです。この地区にある唯一のスーパーで、お年寄りの多いこの地区の生活を支えてくれています。そのスーパーの一角を改装してイートインスペースを作ったそうです。コロナ前に行ったときは、まだテーブルが1つだけ…こじんまりした営業でしたが、完全にスーパーとイートインスペースを分けてそばと豚丼などを提供しています。なぜスーパーがそばを?と疑問に思うかもしれません。

大河内商店は、昭和38年から続く歴史のあるお店で大河内さんは3代目です。小売りだけでなく惣菜や、仕出しの弁当も注文を受けて作っています。そして、山下地区の高齢化が加速していくなか、昔から「山下んそば」としてその地区に親しまれていたそばがそのまま作られなくなるのではないかと心配した今のご主人が祖母に教えてもらいながら、10年前に独学でそば打ちを始めました。山下地区で生産されたそばを地産地消するためでもありました。この地区は漁師もいたので魚で出汁をとったものが特徴的で麺は、八割の平打ち麺。最初は「山下んそば」をPRするために、様々な福江島のイベントや百貨店で出店していました。私が出会ったのはその頃でした。

山下んそば

そばと出汁を冷凍で、ふるさと納税で配送するようになってから、そちらのほうも忙しいようで、イベントでは見かけなくなりましたが、こうしてお店で「山下んそば」を食べることができるようになり私としては嬉しいです。お店へ行くと心よく出迎えてくれ、動画の撮影にも対応してくださいました。とはいえお客さんが買い物に来たらスーパーのレジをしたり、お弁当の予約の電話対応をしたり相変わらず忙しそうな大河内さんでした。

さっそく「山下んそば」を注文しました。あらかじめ作って冷凍ストックしていたとは思えないクオリティーの出汁は具だくさんで美味しいです!焼いた鯖が大きくて焼いたばかりのように香ばしい香りが口に広がります。

そばと鯖は、意外な組み合わせですが…かなり美味しいです。そばは、太めでもちもちしています。茹で時間が長いのにちぎれず、こしがあります。これはご主人の腕前なのでしょうね。大河内商店は、そばだけでなく、豚丼、ほぐした鯖の味噌漬けも販売しています。

そばについてきたサラダに鯖の味噌漬けがアクセントで乗っており、ご飯が欲しくなりました。メニューには、豚丼とそばのお得なセットが1,000円で食べられるのです。今日は、豚丼の具が冷凍販売しているのを買って夕食にしました。豚丼も優良特産品と認められただけあって美味しかったです!

花見をするなら…

その他、山下地区の人たちがお祝いのときに食べるという角寿司も予約すれば購入することができます(写真が無かったので出典でお借りしました)。富江でお花見をするなら、大河内商店のお弁当がオススメですよ!生まれ育った山下地区を愛し、お店を守り続けているご主人。地区の行事や商工会の青年部としても頑張っています。地元の小学校ではそば打ちの先生として参加しています。その郷土愛が次の世代に受け継がれていくことを願っています。

大河内商店
長崎県五島市富江町山下212-1
TEL:0959-86-0267
営業時間:9:00~18:00
定休日:日曜日
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