SNSの普及によって食のトレンドもかつてないほどのスピードで情報が入るようになった今日この頃、さつまいもを使ったレシピで大人気、いや、最近の言葉で言えば大バズリしているレシピがあるらしい。そう聞けば試す他ないでしょう!この記事では作り方と共に実際に作ってみたレポートをご紹介していきます。
世界的にヒットしたさつまいもキャンディ
SNSの良い所は何と言っても世界中の情報をスマホ1台で手軽に手に入れることが出来ること、そして一般の人でも情報を発信出来ることではないでしょうか。それゆえにトラブルもありますが、一億総スマホ社会になるほどの世の中を見ていれば、その便利さは言うまでも無いでしょう。そんなSNS上で今さつまいもを使ったレシピが世界中に拡散されて話題になっているということです。さつまいもと聞いただけでもついつい反応してしまうような者ですので、世界中で人気のさつまいもレシピなんて聞いたら、居ても立っても居られません。早速調べてみると、やはり人気なのでしょう、直ぐに発見することが出来ました。本当に便利な世の中です。さてさて、気になるそのレシピは何かといいますと、「さつまいもキャンディ」です。名前を聞いただけで間違いなく美味しいことは予想がつきますが、世界中で拡散される魅力はどんなところなのでしょうか。早速その人気の神髄に迫ります!
材料はとてもシンプル
世界中で人気になる料理と聞くと、プロにしか出来ないような複雑な技術や凝った調味料が必要なレシピかと思っていましたが、レシピを見ると、材料も作り方も実にシンプルでした。さつまいもさえ買ってくれば、あとは家にあるもので全て賄えるようなものです。あまりの簡素さにちょっと意外でしたが、逆に揃えなければいけない材料も調理工程もが少なく、料理初心者でも挑戦しやすそうだからこそ、人気に火が付いたのかもしれません。
人気の味を作ってみよう!
<材料・作りやすい分量>
- さつまいも・・・1本
- 砂糖・・・200g
- 水・・・大さじ4
- 揚げ油・・・適量
さつまいも1本は約200g~250g程度が標準です。砂糖の量はさつまいもの重量と同じ位と覚えておくと、どんなサイズでも作りやすいと思います。ちなみに、きび砂糖では失敗しやすいので、上白糖がお勧めです。
<作り方>
①さつまいもは良く洗い、皮付きのまま乱切りにする。
切り方もレシピによって輪切りだったり半月切りだったりと様々なので、お好きな形で大丈夫です。ただし、傾向を見ていると、一口サイズのものが多いようです。キャンディというくらいなので当然でしょうか。
②5分程度水にさらしておく。
③クッキングペーパーでしっかり水気を除く。
この工程は地味ですが重要です。面倒くさいと省いてしまうと、揚げるときに油が跳ねやすくなります。
④常温の揚げ油に入れて、加熱する。竹串が無理なく刺さる硬さになるまで揚げる。
なんと、このレシピではまだ加熱していない常温の油にさつまいもを入れてから加熱を始めます。揚げ物と言えば、温度命、加熱した油の温度を見極めて材料を入れるというのが常識だと思っていたので驚きましたが、低温からじっくりと揚げることでさつまいもの柔らかさを引き出すと聞いて納得です。少し違和感を感じながらも、まだ温かくもない油にさつまいもを入れてから火をつけましたが、結果はとても美味しく揚げあがりました。
⑤鍋に砂糖と水を入れ、均一にする。強火をつけ、そのまま一部があめ色に変わるまで加熱する。
このレシピで一番難しいのはここかもしれません。ポイントはとにかく待つこと、色が変わるまで混ぜないようにしましょう。高温でグツグツしてくる様子を見ていると、すごく手を出したくなりますが、ぐっと我慢です。
⑥揚げたさつまいもを加えて、よく混ぜる。
お待たせしました!色が変わったら、今まで手を出したかった欲望を一気にぶつけて、さつまいもに飴が絡むようによく混ぜて下さい。素早く混ぜないと、均一に飴が絡む前に固まってしまうことがあります。さりげなく「飴を絡める」なんて書いてしまいましたが、砂糖と水は加熱することで飴に変化します。
⑦クッキングシートに乗せて固める。
飴が固まる前にクッキングシートに移します。複数がくっついたまま固まってしまうと、小分けに出来ないので注意して下さい。最後にせっかくなのでよりパリパリに仕上がるプラスワンテクニックをご紹介します。テクニックといっても’とっても簡単。熱いうちに氷水に漬けるだけです。アツアツのものを氷水に入れるのは抵抗があるかもしれませんが、安心してください。美味しくなっていますよ!
試食タイム
さてさて、お楽しみの試食タイムです。世界で人気のお味はといいますと・・・確かに!これは世界中で嫌いという人はいないのではないでしょうか。さつまいものホクホク感と対照的な飴のパリパリ感のコントラストが病みつきになります。さつまいも1本分で作るには少し多いかなと思いましたが、あっという間に無くなってしまいます。作り方は大学芋に似ていますが、大学芋のとろみのある餡とは違い、しっかりと固まっている飴なので、よりスイーツ感があります。発祥は中国とも言われていますが、中国の人気料理である「バースー」の方がより近いイメージです。バースーは中国版と大学芋とも言われており、餡を飴になるまで加熱し、糸を引かせてから固めるといった料理です。さつまいもキャンディを初めに考案した方はバースーを元にしたのではないかと思います。
盛り付けのアレンジとしては、串に複数刺してみると屋台風になり、食べやすさもアップします。カロリーを抑えるには揚げたさつまいもではなく、オーブンでローストしたり、電子レンジで加熱したものを使うのも良さそうです。世界中の人がハマった新しいさつまいもの美味しさ、是非ご自宅で作って出来立てを味わって見てください。