秋に入社して、また秋になりました。さつまいもと共に過ごした1年間。長崎県五島列島の農業ベンチャーで1年働いて分かった事

1年の振り返り

台風シーズンもピークが過ぎ去り、朝晩の虫の声と共にすっかり秋の足音が聞こえ始めた今日この頃。ついに、さつまいもの季節がやってまいりました。畑の土の中には安納芋、紫芋、芋乙女と数種類のさつまいもたちが眠っており、立派な葉を茂らせています。その姿は一日も早く地上に出してくれとお願いされているようにも感じます。私が、農業に携わるようになって1年という時間が過ぎました。それは、もう目まぐるしい日々に追われる時間であり、今振り返ってみても自分が何をしながら過ごしてきたのか上手く思い出すことができないくらい、忙しさと緊張の中で過ごした1年でした。

今回、コラムを書くにあたり良い機会だったので、これまでの記憶を呼び起こしながら1年を振り返ってみたいと思います。

入社した「秋」

私が、入社したのは、ちょう9月。入社した当初に私が担当したのは、会社のみんなが丹精込めて作ったさつまいもを市場の皆様に届ける出荷を受け持ちました。その頃は、さつまいもの種類やサイズさえわからず、どのように送るのか?袋に入れるのか入れないのか?シールを貼るのか?まったくわからず間違えてばかりの日々でした・・・

家庭で食べるさつまいもの量とは、比べ物にならないくらいの量(数トン単位)をパートタイマーで働いてくださっている皆さんと一緒に準備し、時間に追われながら四苦八苦しながらの毎日でした。9月・10月・11月・12月と年末に向けその忙しさはピークに達し、夢にまでさつまいもが出てくる・・・そんな毎日でした。

出荷、出荷、そして出荷の「冬」

秋の続きです。出荷量は山のようにあり、袋詰めと箱詰めの毎日。次の日の準備をして予定の出荷をこなす。また次の日も同じことの繰り返し・・・しかし、この頃になると少しずつ自分の中で変化が起きてきました。少しずつですが、手際も良くなり、さつまいもの良し悪しや準備の段取りがスムーズになってきて心にゆとり出始めました。どのように準備したら皆さんの仕事がしやすくなるか?できる限りシンプルに誰にでもわかるようにと心がけながら仕事に取り組むことが出来るようになってきました。

次年度の計画の「春」

さつまいもの出荷も終わり…やっとひと段落を迎え、次年度の栽培準備に取り掛かる時期でした。ビニールハウスの管理をしながら苗の育成をするのが中心です。ほぼ温度と環境の整備が中心で、苗の成長を見守りながら水を撒いたりハウスの開け閉め作業を行っていました。この頃は出荷に追われることもなかったのでゆっくりとした心の時間を過ごすことができました。

色鮮やかな小麦色に癒された「夏」

私の担当は、麦の刈り取りと畑の肥料散布。ちょっと夏にはフライングですが、麦は、5月から刈り取りを始めます。麦刈りのコンバインに初めて乗ったり、収穫した麦を乾燥機に入れたりと毎日忙しく仕事をしていましたが、色鮮やかな小麦色に心を癒されました。肥料の散布はとにかく大変!春から初夏にかけての日差しの中で暑い!とにかく暑く、毎日格闘でした。肥料の重量も15~20キロあり重たくて…大変でしたが、おかげで筋肉ムキムキ(笑)になることができました。

自分も成長し、やってきた「今秋」

これからお芋の出荷シーズンを迎えようとしています…。

終わりに

本当にいろいろな経験をした1年でした。大変なこともたくさんあったけど、大自然の中で生き物の成長に携わることができ貴重な時間を過ごすことができました。何より皆さんの笑顔と優しさに支えられながら成長することが出来ました。今年度は、昨年の自分より少し成長した姿をさつまいもに見せることができるように頑張ります!!