五島列島マルシェへ行ってみた!地方のアンテナショップが多い中、五島列島の商品にしぼったマルシェ。なぜ?五島列島の商品だけにしたのか?五島列島マルシェの中村さんに聞いてみた

五島列島マルシェへ行ってみた

最近、東京の至る所には、地方のアンテナショップが色々と出来ているのをご存じだろうか?さつまいもと言えば茨城県ということで茨城県のアンテナショップIBARAKIsenseへ前回、行ってみたのだが、五島のアンテナショップってあるのだろうか?とネットで調べたところ、「日本橋長崎館」というのがあるのだが、これは長崎県全体のアンテナショップのようだった。私が探しているのは五島に特化したアンテナショップ。そんな感じで調べてみると…あるではないか!?五島に、五島列島に特化したアンテナショップ。そんな「五島列島マルシェ」へ行ってみた。

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梅雨が明けた?明けていない?そんな梅雨とは言えない…もはや夏と言えるような空気、気温の中、JR浜松町駅南口から歩いて約10分程度のところに目指すアンテナショップはあった。この季節、5分も歩けば汗が吹き出し、喉もカラカラになる。しかも今日は、晴れ。気温は32℃。アスファルトの照り返しを考えれば40℃を超えるくらいの体感かもしれない。そのような中、「五島列島マルシェ」へ到着するころには、汗が吹き出し、流れている感じだったかもしれない。

開店早々の時間帯

「五島列島マルシェ」へ到着したのは11時30分過ぎ。丁度、お店が開店したばかりの時間帯で、荷物の整理、宅急便が届いたりと物凄く忙しそうな中、「五島列島マルシェ」の中村茂幸さんに話を聞くことが出来た。私の状況(汗が噴き出している)を察してくれたのか?

まあこれでも飲んで…

と差し出されたのが「五島茶」。五島列島産の茶葉使用し、旨味があってのど越しスッキリという宣伝文句の通り、ほぼ一気にグイグイと飲み干してしまうくらい。のど越しは最高だった。そんな感じの少し気を使ってもらってからのインタビューとなったのだった。

「五島列島マルシェ」を運営している合同会社TwinS 代表社員 中村茂幸さんに色々と話を聞いてみた

「五島列島マルシェ」を教えてください。

2022年5月10日の510(五島)の日に「五島列島マルシェ」をオープンし、漸く1年たちました。商品や様々なことがやっと落ち着いてきた感じです。「五島列島マルシェ」の客層は、平日は「五島列島マルシェ」がある地元の人、近所の人が多く、土日、祝日は、五島に住んでいた人、五島の人、そして五島へ行きたいと思っている人が多く来店しています。

五島列島の商品に絞った理由を教えてください。

私は五島の福江島出身なのですが、東京にもう35年ほど住んでいます。以前、会社をやっていたのですが、ふるさとへ恩返しをしたいという想いから五島列島の商品に絞った「五島列島マルシェ」を立ち上げました。丁度、コロナ禍だったので、対面販売が難しく、ネット通販からスタートしました。五島の生産者は色々と知っていたので…。五島を紹介する為に五島の商品を紹介したいということもあり、リアル店舗は必要だなと思いましてこの場所にお店を構えました。東京から五島を応援したい!という気持ちが強かったのかもしれません。

「五島列島マルシェ」をやってみていかがですか?

最近はテレビでも五島列島の特集やNHKの朝ドラ「舞いあがれ!」で舞台になったりとしているので、以前とは違い五島列島を知らなかった人にも認知されるようになってきたと思います。今までは五島列島というと奄美とか沖縄とか、伊豆諸島?なんて言われたこともありましたから(笑)それが漸く五島列島は長崎県というところまで認知、知名度は広がったように思えます。でも来店されるお客様と話をするとよく聞かれるのが「五島列島へはどうやって行ったら良い?」や「五島のどこの島へ行ったら良い?」、「よくテレビや雑誌、メディアで見るあの景色はどこへ行けば見れる?」このあたりです。このお店(「五島列島マルシェ」)で五島を知って、五島の名産品や食べ物を知って、五島のことを詳しく知りたい、五島へ行きたいという、そのきっかけづくりが出来ればと思っています。ふるさとを出てきた人間なので、少しでも五島へ恩返しがしたいので、ここで知って現地(五島)へ行って食べてもらいたいです。

「五島列島マルシェ」の売れ筋商品や商品への想いは?

お店の売れ筋は圧倒的に「五島うどん」「かんころ餅」。そして「きびなくん」という感じになります。基本、大手以外の小さな生産者を応援したいと思ってまして、商品を売りたいけど、売るチャネルが無いというところの商品や私が試してみて、私が紹介したいと思える商品のみになっています。本当はもっと置きたいのですが、お店の広さで置く場所があまり無いので…。

お店の開店したばかりの慌ただしい時間の中、本来なら「ちょっと忙しいから」ということで断られても仕方が無い状況(宅配便が届いたりしていた)でも、ちゃんと受け答えをしていただける中村さんでした。中村さんの想いは、ふるさとを出てきた人だから五島へ恩返しをしたい。五島をもっと知ってもらえる機会を作りたい。五島を知って食べて、今度は五島へ行って見て、食べて欲しいという気持ちが言葉の中に沢山溢れていたように思えました。最後に

BARAMON BEERというクラフトビール

五島列島産レモングラスを使用したクラフトビール。この「BARAMON BEER」は、五島列島で取り扱いをしている飲食店以外で購入して飲めるのは「五島列島マルシェ」だけとのこと。そんな「BARAMON BEER」というクラフトビールを飲んでみた。

レモングラス入りという独特のクラフトビールということで

レモングラス

鎮痛作用、抗炎症作用、抗菌作用・抗真菌作用・抗ウィルス作用、収れん作用、抗うつ作用・鎮静作用、解熱作用、駆風作用(胃腸に溜まったガスを出す作用)、利尿作用、催乳作用(母乳の出を良くする)、抗癌作用、殺虫作用があると言われていています。

引用:薬草の森 はくすい堂より

とのこと。ビールの色や香りはエール系の感じ。

独特の味と香りはレモングラスからのようでのど越しも良く、女性でも好きそうなフルーティーな感じのビール。

五島の海を見ながらこの「BARAMON BEER」というクラフトビールを飲むというのはビールのフルーティーな香りと海の潮の香り…物凄く贅沢な感じなのかもしれないのだ。

五島列島マルシェ
〒105-0014 東京都港区芝2-14-1ステイエム芝公園101
TEL:03-6822-2972
営業時間、予定は公式ページにて