新ブランドで当社の安納芋を使用した商品完成のご報告をいただきました。博多で11月まで期間限定販売!

株式会社シュクレイが展開する「バターバトラー」というブランドをご存じでしょうか。パッケージを目にしたことがある方も多いかもしれませんが、シュクレイは「東京ミルクチーズ工場」や「ザ・メープルマニア」など、数々の人気ブランドを手掛けている企業です。その商品は、洗練されたデザインとこだわりの素材選びで、多くの人々に愛されています。

私たちがシュクレイ社とご縁をいただいたのは、今から2年前、マイナビ農業の横山事業部長のご紹介がきっかけでした。それ以来、弊社の農産物をさまざまな商品に原料としてご利用いただいております。こうしたご縁が、双方にとって新たな価値を生み出すきっかけとなっています。参考記事はこちら

今年も昨年に続き、シュクレイ社の皆様が工場見学と現場視察、そして安納芋の収穫体験のために、東京と福岡から計6名で五島に来島されました。6名という大人数での訪問となると、数か月前から飛行機や宿泊施設の調整など、12日をいかに充実したものにするか、担当者と綿密に計画を立ててきました。しかし、当日朝には思わぬハプニングが発生しました。東京組が搭乗予定だった飛行機が機材故障のため滑走路から戻り、急遽長崎便を経由して夕方に到着することとなったのです。そのため、福岡から到着する2名を先にお迎えすることになりました。五島への出張では、こうした予期せぬ事態も珍しくありませんが、初めての方にとっては不安も大きかったことでしょう。

予定通り福岡から到着されたのは、新ブランド「KOKUNEKO」の店長・植木さんとマネージャーの安武さんです。お二人を鬼岳へご案内し、五島の自然や街の雰囲気を感じていただいた後、現場へと向かいました。途中、福江の街中では激しい雨に見舞われ、ワイパーも効かないほどでしたが、目的地の三井楽町の畑はアメダスの情報通り雨が降っておらず、安心して収穫体験を実施することができました。

収穫用車両「ポテカルゴ」に乗り込み、皆で力を合わせて安納芋の予行収穫作業

昨年から導入された収穫用車両「ポテカルゴ」に乗り込み、皆で力を合わせて安納芋の予行収穫作業を1時間ほど行いました。作業が終わる頃には日も暮れ、長崎経由で到着した東京組と合流し、ホテルにチェックイン。その夜は、ホテルのシェフ・野村さんも来島されていたため、皆で懇親会を開き、意見交換会は大いに盛り上がりました。

安納芋収穫体験

翌日は朝7時半に全員集合し、写真撮影会と芋掘り体験を行いました。会社案内をアグリコーポレーションで行った後、圃場へ移動し、6人が順番に安納芋の収穫や写真撮影などの役割を分担して体験しました。午前中はあっという間に過ぎ、気が付けば帰りの飛行機の時間となっていました。短い時間ではありましたが、充実した収穫体験となりました。

新たに採用された「KOKUNEKO」ブランド

後日、新たに採用された「KOKUNEKO」ブランドの立ち上げに込めた想いを伺う機会がありました。博多の地ではこれまで様々なブランドを立ち上げてきたものの、なかなか定着せず苦労された経緯があったそうです。そこで、同じ九州の特産である黒糖と安納芋を組み合わせて、美味しいスイーツを作りたいという強い思いから、試行錯誤を重ねて誕生したブランドが「KOKUNEKO」です。

「KOKUNEKO」の商品は11月末までの期間限定販売

植木店長は、今回の来島を通じて安納芋への思いや収穫の苦労を深く理解され、販売にも一層力を入れているとのことです。実際に体験したことで言葉にも説得力が増し、販売実績も好調だと伺いました。「KOKUNEKO」の商品は11月末までの期間限定販売で、無くなり次第終了となります。博多駅に立ち寄る機会がある方は、ぜひ一度ご賞味いただきたい逸品です。

HAKATA KOKUNEKO

このように、現場体験を通じて生産者と販売者が直接交流し、商品への理解と愛着を深めることは、ブランドの成長にとって非常に重要なことだと改めて感じました。今後もこうした取り組みを続け、より多くの方に五島の魅力と美味しさを届けていきたいと思います。