
今日は娘と2人きりで、色々ゆっくり話をしたかったので、我が家のある山内地区の隣の玉之浦方面へドライブしました。五島市の観光名所といえば、玉之浦町の「大瀬崎灯台」が有名です。福江港からも空港からも車で1時間以上かかりますが、地元の人も毎回感動するほど見る価値のある絶景です。
その大瀬崎灯台を眺める展望台へ続く坂道の入り口に「ちょうちん家」の案内板があります。その入り口の先に玉之浦町の中心地があり、漁協や小学校があります。小学校の目の前に、チャンポンと海鮮丼ののぼりが見えます。
のぼりの近くにある黒い屋根の家が「ちょうちん家」です。入り口は道路の方からは見えないのでわかりにくいかもしれませんが、たぬきの大きな置物が玄関前で出迎えてくれます。
ちょうちん家
「ちょうちん家」は、カウンター4人とテーブル2台あります。「いらっしゃいませ~」とお母さんと息子さん夫婦が出てきました。このお店の人気はチャンポンということでチャンポンとチャーハン、一緒にきた娘は味噌ラーメンを注文しました。「ちょうちん家」のちゃんぽんは色々種類があって担々麺が好きな私は担々ちゃんぽんも気になりましたが、やはりどこのお店に行っても基本のちゃんぽんを先に食べるのがそのお店のことを理解するという私なりのこだわりがありまして。娘は娘で基本はとんこつラーメンから入るのですが、珍しくメニューにとんこつラーメンがなかったので、「味噌」、「醤油」、「塩」の中で選ぶとしたらいつも味噌ラーメンをチョイス。
最初にきた「味噌ラーメン」はお味噌の色が濃い見た目に反して以外とあっさりしていました。輪切りの唐辛子がアクセントになってます。担々麺に近い味噌ラーメンという感じです。もやしがたっぷりでその食感がたまらないです。
麺はやや太めでスープの味がしっかり絡んで美味しいかったです。
チャーハン、ぜ、絶品
チャーハンを作る様子を若奥さんが快く厨房で撮影してくれました!ありがとうございました!以前「ちょうちん家」のInstagramでチャーハンを作っているところをアップしていたのを見てずっと食べたいなと思っていました。おかげで迫力ある動画をいただきました。出来上がったチャーハンは、れんげで少し触れただけで崩れるほど空気が入っており、食べるとふわふわで卵の味もしっかりします。チャーシューがみじん切りというよりふた回り大きい角切りがゴロゴロ入っていて、食べ応えがあります。
野菜の量が凄い!ちゃんぽん
そして、ちゃんぽんの野菜の量がすごいボリューム!一番上にはキクラゲがトッピングされ、粗挽き胡椒がパラパラっとすでにかけられており、胡椒の香りがして食欲をそそります。たっぷりの野菜の中にさりげなく入っているイカがプリプリしています。スープも本当に美味しいかったです。食べた後にメニューを見て気がづいたのですが、さらにちょっとランクをあげた「島ちゃんぽん」というメニューがあり、手作りのすり身や海鮮がたくさん入っているそうです。今日は海が時化のためお魚が入らず、すり身ができなかったそうで残念ながらお目にかかれなかったのですが、次回は絶対「島ちゃんぽん」を食べてみたいです。
「ちょうちん家」は中華料理だけでなく他の定食も美味しいと評判です。ひとくちカツ定食は男性に人気だそうです。また、ご兄弟が瀬渡しの仕事をやっていることもあり、夜は居酒屋もやっており、美味しい刺身などを食べることができます。先代のご主人が20年前に亡くなっても、奥さんが一人で頑張ってお店を続け、4、5年前に息子さん夫婦が継ぐことになって本当に嬉しかったと話をしてくれました。お店を始めて40年、人口が減り、子どもたちの声もあまり聞こえなくなった町ですが、周りにあまりお店が無い中、観光客の人にとっても、地元の人にとってもちょうちんで明るく照らしてくれる、「ちょうちん家」は貴重な存在です。因みに、数年前に出川哲郎さんがバイクで日本中を旅する番組で立ち寄ったお店でもあります。
2025年2月再訪
以前、ランチでちゃんぽんとチャーハンが絶品のお店として紹介したこちらの店。夜は18時から食事処としても居酒屋としても利用でき、新鮮な魚料理が楽しめます。お店の方のご家族が瀬渡しを営んでいるため、新鮮な魚が手に入るのです。
初めての夜訪問
夜に訪れるのは今回が初めて。最近の日の入りは18時頃で、お店に着いた18時半にはすでに真っ暗。街灯が少ないため、お店の明かりが頼りです。車を降りると、駐車場まで漂う美味しそうな香りに食欲をそそられました。「腹が減った」——心の中で『孤独のグルメ』の名セリフが浮かびました。
夜も活気ある店内
のれんをくぐると、ご近所の方々で席はすでに埋まっています。カウンターには家族連れ、テーブルでは酒盛りが始まり、お店の方も大忙し。予約しておいて正解でした。カウンターの隅に座らせてもらい、メニューを眺めるふりをしながらも、実は刺身定食を食べるつもりで来ています。最近は寒気が強まり、時化が続いていたため、魚が手に入りにくい時期。天気が落ち着いてから訪れることを決めていました。予約の際に刺身定食があることを確認済み。観光客のレビューで「ボリューム満点で美味しい」と評判だったからです。
噂通り!圧巻の刺身定食
隣のお客さんのチキンカツ定食も美味しそうだなと思いつつ、ゆっくり待ちました。定食でも単品でも、特に揚げ物が人気です。
そして、待望の刺身定食が登場。お刺身の量が定食の域を超えています。二人前?と思うほどのボリューム。しかも、一枚一枚が厚く、弾力がすごい。ヒラマサがなかったのは残念でしたが、ネリが絶品。ご飯が進みます。さらに、存在感のあるもう一皿。刺身定食には白身フライとすり身揚げが一枚ずつ付いています。五島に来たら、これもぜひ食べてほしい一品です。
揚げたてのフライはサクサク。自家製タルタルソースをつけて食べると、至福の味わいです。今日のフライは「グレ」という魚。魚フライの王様といえばアジですが、これも十分美味しい。お店自慢のすり身揚げは厚みがあり、約3センチほど。クリックポストにぎりぎり入るほどの厚さです(笑)。最初はそのまま、次にタルタルソースをつけて食べました。ご飯を食べすぎてしまい、刺身が3切れ残っているのに、ご飯は一口分しかない!五郎さんなら間違いなくおかわりするでしょうが、お腹いっぱいだったため、最後は刺身を口いっぱいに頬張って完食。贅沢な食事でした。
まだまだ気になるメニュー
このほか、チキン竜田やチキン南蛮も食べる価値あり。ボリュームも圧巻です。特にチキン南蛮は甘酢ソースがしっかり染み込んだ衣だけでも美味しく、噛むとジュワッと肉汁があふれます。鶏肉は柔らかくジューシーで、タルタルソースがさらに美味しさを引き立てます。
宮崎のチキン南蛮を彷彿とさせる味わい。店内は地元の玉之浦町に住む方が多く、アットホームな雰囲気。お客さん同士も仲が良く、会話を聞いているだけで心が温まります。後から来た家族は、慣れた様子で即決注文。「カレーちゃんぽん」と聞いて驚きました。メニューを確認すると、確かにあります。ただ、その日はカレーがなく、注文できず。他にも「メキシコ風ライス」など気になるメニューが多数。次回の楽しみが増えました。
お食事処 ちょうちん家
長崎県五島市玉之浦町玉之浦742
TEL:0959-87-2152
営業時間:11:00~14:00、17:00~20:00
定休日:火曜日夜の部、不定休
公式Instagramはこちら
福江島のエリア毎に飲食店を網羅!実際に行って食べたランチ・カフェ情報のみ140店舗以上掲載しています。随時更新中
編集部が実際に見て、食べて、飲んで!美味しかったものを厳選!ばらかもん、舞いあがれ!の聖地として有名になった五島市のふるさと納税返礼品のオススメはズバリこれ!