玉之浦町のランチ最終を飾るのは…
今まで福江島ランチーズでは玉之浦町の飲食店を紹介してきましたが、最後にご紹介するのは、鶴田商店です。位置的には手前から、カフェじゃろなんじゃろ、夢の駅、西端の邸、ニューパンドラ、大瀬崎灯台展望台のぼり口、ちょうちん屋、鶴田商店と、福江島の最西端にある飲食店です。玉之浦郵便局の先の玉之浦教会のすぐ近く、表の通りの裏側にあります。
鶴田商店の魅力
鶴田商店の少しさびてレトロな看板は、昔懐かしい駄菓子屋さんを思い出させます。店内にはいろんなメニューの貼り紙があります。昔、日用品の小売店だったこのお店を、息子さん夫婦がUターンしてきた時に、老朽化で取り壊そうか迷っていました。しかし、当時地域おこし協力隊の野澤さんや地元の方たちの間で、この町のふれあいの場として残してほしいという声が上がり、クラウドファンディングを呼びかけました。その結果、お店を改装し、2022年1月23日にオープンしました。当時は地元の有志がジビエのハンバーガーを販売していましたが、現在はご夫婦がお店を切り盛りしています。
店内の雰囲気
店内には、仕切りのある4人座れるテーブルが2つ、中央には6人ほど座れる会議テーブルがあります。
現在も、玉之浦町の活性化のために発足した、玉之浦町未来拠点協議会の会議の場としても使われています。お店に入ると、お祭りで売っているおもちゃ、アイスの冷凍ショーケース、ハンドメイド品などが置いてあります。奥の調理スペースで注文し、先にお金を支払います(現金のみ)。コーヒーなどもありますが冷たい飲み物はビンのジュースが3種類、セルフで冷蔵庫からとりだし、栓抜きで開けて飲みます。ペットボトルや缶が主流の昨今、この感じもなんか懐かしいです。瓶ってとても美味しく感じるのはなぜなのでしょうか?
メニューとおすすめ料理
鶴田商店では、船長ビーフカレー、テイクアウトで市舞バーガー、新メニューのミートソーススパゲッティを注文しました。カレーは牛肉から豚肉に変更されることもありますが、今日はビーフでした。このカレーは一見普通のカレーに見えますが、かなり煮込まれていてとても深い味わいがあります。カレーに使用する水は山内の七岳の山水で、辛さは普通でとても食べやすいです。
このカレーが食べたくて今月2回お店を訪れましたが、2回ともカレーが無くなって終了してしまい、3度目の正直でやっと食べることができました。数に限りがあるのでご注意ください。
市舞バーガーとミートソーススパゲッティ
ミートソースは奥さん特製で、もともと市舞バーガーに使っていたトマトソースが美味しいと評判になり、それをベースに作られたものです。
市舞バーガーはトマトソースとパテの相性が抜群で、チーズも良い感じにとろけています。
できたてを食べるのが一番ですが、テイクアウトして近くの小浦海水浴場で綺麗な砂浜を見ながら食べるのもおススメです。パテが丁寧に作られていて、パテだけでもご飯がすすむくらい美味しいです。
辛いものが好きな方には赤鬼バーガー、さらにハバネロを効かせた暴走獅子舞バーガーもあります。勇気のある五島の挑戦者はまだ数えるほどしかいないそうです。獅子舞は玉之浦町の伝統行事で、オーナーの故郷を思う気持ちが伝わってきますね。
コミュニティスペースとしての役割
鶴田商店は、夏休みには子どもたちの宿題をする場所として開放したり、ワークショップを提供したりしています。玉之浦町のコミュニティスペースとしてなくてはならない存在のお店です。季節限定の飲み物や惣菜なども登場することがあるので、インスタグラムを要チェックです。
鶴田商店は、地域のふれあいの場として、多くの人々に愛され続けています。ぜひ一度訪れてみてください。
鶴田商店
長崎県五島市玉之浦町玉之浦598
TEL:090-4980-7930
営業時間:11:00~15:00
定休日:不定休
公式Instagramはこちら
福江島のエリア毎に飲食店を網羅!実際に行って食べたランチ・カフェ情報のみ140店舗以上掲載しています。随時更新中
編集部が実際に見て、食べて、飲んで!美味しかったものを厳選!ばらかもん、舞いあがれ!の聖地として有名になった五島市のふるさと納税返礼品のオススメはズバリこれ!