五島市の秋は毎週末ごとに、色んな行事やイベントが開催され、活気のある時期だなぁと実感しています。今回はその中で参加できた行事(家族含め)や場所を紹介したいと思います。
大寳寺の千日祭
まず1つ目は玉之浦の大寳寺で無病息災を願って行われる『千日祭の火わたり』です。実に4年ぶりの開催でした。さらに今年はお大師さま誕生から1250年との事。現在2023年ですから…途方もない時を脈々と紡いできた場所なんですよね。五島の事を調べていると、そのような古い年単位のものが出てくるのでいつも驚かされます。大寳寺は弘法大師や空海にゆかりのある真言密教で、西の高野山とも呼ばれています。千日祭は、この日に参拝すればなんと!1000日分の御利益があるといわれています。境内で木を組み上げられた高さ1.5メートルほどの護摩壇に火がつけられ、参拝者の名前と願い事が書かれた護摩木を僧たちが読み上げながら火に投げ入れていきます。
そして、燃えた護摩壇を崩し、残り火のついた木片の上をはだしで歩く「火渡り」が行われ、参拝者が合掌しながら次々と歩いて渡っていくのです。今年は200名ほどの人が参加されたようです。写真ではまだ赤々と火の残りが見えますが…裸足で足は熱くないのか?気になりますよね。そこで実際に体験した家族に話を聞くと「フワフワとしてて熱くなかった」との事です。なんだか不思議ですよね。参加費は5百円で、火わたりの証明のお札も貰えます。
その後には子供も大人も真剣勝負の餅まきも盛大に行われ、フィナーレとなりました。家族は投げられたお餅が顔面に当たり、「痛って~」と思いながら足元に落ちた餅を拾おうと手を伸ばすと、既に他の人の手に渡っていたそうです。まだまだですね。来月には、同寺でこれまた有名な砂打ち(ずなうち)、またの名をサンドーラともいう奇祭が行われるので、引き続き情報をチェックしていこうと思っています。大宝寺は歴史のあるお寺でありながらも、エンターテイメント性が高いので老若男女から人気が高いのは納得させられる聖地なのです。
大寳寺
長崎県五島市玉之浦町大宝631
TEL:0959-87-2471
駐車場:有
トイレ:有
アクセス:福江港から車で約40分
白鳥神社
もうひとつご紹介したいのが、前回のコラムで紹介できなかった白鳥神社です。白鳥神社は、698年に文武天皇がヤマトタケルノミコトを祀った由緒ある神社で、古くは最澄や明治時代には伊藤博文などの著名人も訪れている神聖な場所です。
白鳥神社を訪れてみて、印象的だと感じたのは荒々しさが魅力の外海側とは全く異なる穏やかな玉之浦湾を目の前に位置していることです。遥か昔は船で直接参拝に訪れたのでしょう。参拝したあと神殿を背にして景色を眺めると、木々の間から覗く目の前に広がる穏やかな海の青さは本当に絶景なのです。正面には七ヶ岳も見えますよ。
また、毎年9月に白鳥神社例大祭で奉納される五島神楽は、平成28年に国の重要無形民族文化財に指定されています。五島神楽とは、五島列島各地で神職を中心に伝承されてきて、その歴史は古く400年にもなるそうです。五島神楽の一つである「玉之浦神楽」は現在も活動されています。また、その神楽を例大祭以外にも見学できる機会もあるそうなので、観光客の方にお勧めしたいんですが、地元でも自分も含めこのような伝統芸能があることを知らない人は多いと思います。この歴史ある白鳥神社の「玉之浦神楽」を是非とも生で見学・体感してみたいので、今後も情報はチェックしていきたいと思っています。
白鳥神社
長崎県五島市玉之浦町玉之浦1629
編集部が実際に見て、食べて、飲んで!美味しかったものを厳選!ばらかもん、舞いあがれ!の聖地として有名になった五島市のふるさと納税返礼品のオススメはズバリこれ!
地元の人、旅行で福江島へ訪れる人、出張で福江島へ訪れる人、夕食と同じくらい昼食、ランチを食べるのに…福江島のランチ情報まとめがない。「五島商店 佐藤の芋屋」の「福江島のこと」の記事の中にも多数のランチ、ディナー情報の記事があります。この「福江島のこと」の「ランチ情報」だけ抜き出してスピンアウトしたのが、「福江島ランチーズ」なのです。
アグリ・コーポレーションでは、現在、事業拡大につき新しい仲間を探しています。地元(長崎県五島市)の方をはじめ、地元以外の移住者、移住を検討されてる方、未経験者、大歓迎です。募集職種、ご応募時の問い合わせFAQ等、詳しくは専用ページにて掲載しています。お問い合わせや質問等ございましたらお気軽にご連絡ください。