京都のシュトレンが繋いだ縁。アグリ・コーポレーションでの新たな挑戦

京都生まれの私が五島へ移住した理由

京都生まれ京都育ちの私が、まさか長崎県の五島列島・福江島へ移住することになるとは、自分でも驚いています。株式会社アグリ・コーポレーション(五島商店 佐藤の芋屋)の佐藤社長と出会い、新たな挑戦をすることになった不思議な「ご縁」についてお話しします。

ドイツ、そして京都。料理人としての歩み

私はドイツ・ハンブルクの鉄板焼日本料理店で料理人としてのキャリアをスタートしました。 その後は現地の複数のミシュラン星付きのフランス料理店や在外公館での経験を積み、京都・滋賀でドイツ料理やイタリアンのシェフ、さらには京都祇園のフランス懐石料理店でシェフ兼シニアソムリエとして勤務。 地元京都でオーナーシェフとして和食を取り入れたフランス料理店を経営していた頃の常連様からのご紹介が今回の福江島へのきっかけとなりました。

一本の「シュトレン」が繋いだ不思議なご縁

私は毎年12月に京都水尾の柚子と季節の柑橘の自家製ピール、自家製白味噌入りローマジパンを加えたハンブルクの有名ドイツ菓子店のオリジナルレシピをアレンジした京都のシュトレンを販売しておりました。 これを毎年購入してくださった常連様が、そのうちの1本を佐藤社長と繋がりがある京都の会社経営者様にプレゼント。その経営者様が私のシュトレンと経歴に興味を持ってくださったことから、ご縁が始まりました。 今年の冬に私がホテル退職後、常連様からのご紹介で、福江島でのホテル開業を計画されていた京都出身の佐藤社長と繋がることができました。

五島の食材と地域再興への想いに共鳴して

私自身、長崎の質の良い魚介類を料理に使用していたこともあり、福江島の豊富な食材には大きな魅力を感じていました。 何より、京都出身の佐藤社長が移住者として地域に密着し、閉業したユースホステルを改装して地域の再興を目指すという事業のアイコンとしてのホテル開業に強く共感しました。

南ドイツの風景と重なる、三井楽での暮らし

徒歩圏内にスーパーや三井楽港があり、生活の便も良好

この度、採用となり、約半年後に単身赴任で福江島へ移住となりました。 リノベーション済みの平屋の一軒家はとても快適で感謝しています。住まいは三井楽町のメインストリート近く。徒歩圏内にスーパーや三井楽港があり、生活の便も良好です。 車で30分ほどの五島市内には大型店も充実しており、生活に不自由はありません。三井楽の町は、私がかつて住んでいた南ドイツの田舎町と似た静けさと風景があり、とても懐かしい気持ちになります。

町で見かける家猫ちゃんや外猫ちゃん

町で見かける家猫ちゃんや外猫ちゃん達に癒されながら、小分けのカリカリを携帯して交流を楽しんでいます。

五島の魅力を「食」と「ワイン」で発信したい

日本の最西端・福江島は、複数の教会と日本で有数の漁場で有る五島列島の珍しいお魚が水揚げされる

日本の最西端・福江島は、複数の教会と日本で有数の漁場で有る五島列島の珍しいお魚が水揚げされる福江港もあり、日本にいながらヨーロッパの田舎に似た雰囲気を感じられる素晴らしい場所です。 この福江島で、ホテルレストランの調理長兼ソムリエとして、島の魅力を発信するお手伝いができることを心から楽しみにしています。

まとめ

京都生まれの私が、不思議なご縁に導かれ、長崎県五島列島・福江島へ移住しました。ドイツ・ハンブルクでの修業時代から、ミシュラン星付き店や祇園でシェフ兼ソムリエとして研鑽を積んできた私。そんな私とアグリ・コーポレーションの佐藤社長を繋いだのは、知人を介して渡った一本の「特製シュトレン」でした。長崎の豊かな魚介類、そして閉業したユースホステルを再生し地域再興を目指す社長の熱意に深く共感し、ホテルレストランの調理長としての挑戦を決意しました。日本にいながらヨーロッパの風情を感じられるこの島で、自身の経験と五島の食材を掛け合わせ、食とワインを通じて島の魅力を発信していきたいと考えています。

執筆者プロフィール

Y.N
京都生まれ京都育ち。海外経験や和食、フレンチ、ドイツ、イタリアンなど様々な料理に携わる。ホテルレストラン 調理長 兼 ソムリエとして2025年11月に長崎県五島市(福江島)に単身移住。