五島で歴史に触れることが出来る福江武家屋敷通りふるさと館で食べる!絶品ランチ&カフェとは?

五島列島・福江島は、自然に囲まれ、美味しい食事も楽しめる由緒深い離島です。石田城や福江武家屋敷通り、三井楽の遣唐使など、多くの歴史的スポットがあります。今回は、そんな歴史を感じながら食事ができるスポットを紹介します。

福江武家屋敷通りふるさと館

五島つばき空港から車で約10分、福江港からは車で約5分、徒歩約15分で到着します。武家屋敷通りは現在一方通行になっているため、車を運転する際には注意が必要です。駐車場も広く、駐車しやすいです。食事処は、武家屋敷通りふるさと館内にあります。

福江武家屋敷通りふるさと館の魅力とは?

武家屋敷通りふるさと館-入口

福江武家屋敷通りふるさと館は、幕末に建てられた石田城の近くにあり、当時30~40石の五島藩に仕えた中級武士の居宅が並んでいた場所に位置しています。

武家屋敷通りふるさと館-石垣

高石垣の堀が並び、ほとんどそのままの形で当時のたたずまいを残しており、市指定史跡「福江武家屋敷跡」として遺構を活かした木造平屋建ての観光拠点施設です。周辺には福江文化会館、五島高校、五島観光歴史資料館、山本二三美術館などもあります。

武家屋敷通りふるさと館-庭園

石垣に囲まれた門をくぐり中に入ると、木造平屋建ての建物と和室、立派な庭があります。縁側でお茶も楽しめるため、お茶と五島の名産品であるかんころ餅を楽しんでいる方もいました。

武家屋敷通りふるさと館-縁側

天気の良い日には特にぴったりのスポットです。今の季節は風もあり、涼しくて気持ちが良さそうでした。中へ進むと昔ながらの井戸もあり、複数箇所で見ることができます。

おすすめは日替わり定食

武家屋敷通りふるさと館-食事処

食事処を見つけました。券売機での注文となり、メニューは券売機で選びます。店員さんのおすすめは日替わり定食で、この日は鶏むね肉のマヨカレーソース和えを注文しました。他にも五島ビーフ丼や五島うどんセット、五島牛カレーなどもあり、どれも五島の魅力を感じられるメニューです。営業日は週末の金曜日、土曜日、日曜日で、観光団体の予約もあるため、来店の際には事前に連絡することをオススメします。

武家屋敷通りふるさと館-店内

席はカウンター席とテーブル席があり、私はテーブル席に通されました。お昼時で賑わっており、カレーの香りが漂ってきました。注文してから15分ほどで料理が運ばれてきました。副菜にはお浸しや煮しめ、サラダがついており、メインは鶏むね肉のマヨカレーソース和えでした。鶏むね肉はパサパサしておらず、カレーマヨの味付けがとても美味しかったです。副菜も新鮮で美味しかったです。日替わり定食の内容は豪華で、これで1000円はお得です。量も多く、コストパフォーマンスも抜群です。

武家屋敷通りふるさと館-日替わり定食

日替わり定食を注文した方は、250円の追加でコーヒーも楽しめます。デザートも別料金で種類豊富で美味しそうでした。暑くなるこれからの季節にはアイスクリームもおすすめです。デザートはテーブル席だけでなく、縁側でも楽しむことができます。天気の良い日は、武家屋敷通りを観光しながら休憩するのも良いですね。

武家屋敷通りふるさと館-日替わり定食2

五島の歴史を肌で感じながら、情緒溢れる場所でゆっくりとランチを楽しむのはいかがでしょうか?観光後のお茶や休憩にもぴったりです。こちらでは定期的にイベントも行われているので、随時チェックしてみてください。とても美味しかったです。また訪れたいと思っています。

2024年10月再訪

約400年前の江戸時代、福江のお殿様に招集された中級武士たちが住んだと言われる「武家屋敷通り」。400mもの長さにわたり続く石塀が今なお保存されている通りは、全国でも類まれなのだそうです。その一角にあるのが「武家屋敷通りふるさと館」。薬医門と呼ばれる立派な門をくぐると、右手に和室を備えた本館と、中庭の奥には体験やワークショップなどが行われる建物、そして福江の街の昔と現在を見てとれるコーナーがあります。

さて、明るい中庭に面した場所にあるカフェを訪ねてみました。入口には美味しそうなスイーツの看板が、、早速お店の中に入り、メニューをチェック!まずは「五島サンデー」と「手づくり梅ジュース」を注文しました。

「五島サンデー」は、さつま芋のアイスクリームに五島産のきなこと黒みつ、黒ごまがかけられ、見るからに甘くて美味しそう。スプーンですくったアイスを口にすると、冷たさと共にほんのり甘いお芋の風味が口の中に広がります。アイスクリームの下からは、こちらも五島産の「はったい粉」(大麦や裸麦を煎って粉に砕いたもの)がかけられたコーンフレークが登場。コーンフレークのクリスピーな歯触りと、はったい粉の香ばしい甘さがマッチして、アイスクリームの美味しさを引き立てています。

梅ジュースは、中庭にある大きな梅の木になった実をシロップに漬けたもので、今日いただいたのは今年の6月1日に漬け込んだ梅だそうです。ジュースは酸っぱすぎず爽やかな味。入っていた梅も丸ごといただきましたが、柔らかな果肉に染み込んだシロップがとてもフルーティ。梅がなくなるまでの期間限定メニューです。

和室には行灯が灯り、樹木に囲まれた庭園の雰囲気は、ちょっと京都のお寺さんに来た感じがします。こちらの縁側でいただくのであれば、「かんころもち」セットがおすすめ。身体に優しい「五島つばき茶」と、丁寧に作られた「かんころもち」を食べながら、何も考えることなく庭を眺めての〜んびりと過ごすのも、たまには良いかもしれませんよ。

街中でありながらも、江戸時代へタイムトリップしたかのような武家屋敷通りにある、閑静なカフェ。福江城(石田城)の本丸跡に建てられた五島高校周辺の石垣や、五島観光歴史資料館、斜め前の「山本二三美術館」などの散策の合間に、立ち寄ってみませんか?

再訪加筆:さとくま

食事処 武家屋敷(「武家屋敷通りふるさと館」内)
長崎県五島市武家屋敷2-1-10
TEL:0959-72-2083
営業時間:11:00~16:00
定休日:月曜日(10月中は営業)*観光客の団体等の予約がある場合、貸切のためお断りする可能性があります。
※月曜~木曜は終日カフェのみ。金・土・日はランチメニューあり。
公式Instagramはこちら