五島出身の人にとって記憶に残るカフェ「キティハウス」は今も変わらぬメニューと価格だった

思い出のカフェ「キティハウス」

五島出身の方々にとって、記憶に残るカフェがあります。その名は「キティハウス」。名前を出すと、誰もが知っているのではないでしょうか。学生時代にお世話になった方も多いはずです。名前を聞くだけで、あの頃の青春がよみがえります。友人に話したところ、「まだ営業しているんだね!」と嬉しそうにしていました。

営業時間と入り口の注意点

「キティハウス」の営業は平日の12時から13時までと聞いていますが、宿泊施設も経営されているため、臨時休業があることもあります。訪れる際は、お店の入口に掲げられた営業中の看板を確認してから入店してください。入り口は正面玄関ではなく、建物左側にある宿の入口から入る形になります。店内はサンリオグッズであふれ、キティちゃんの可愛いお皿で食事が提供されます。振り返れば、10代の休日はよく「キティハウス」に通い、友人と他愛ない話をしながら100円アイスや、少し奮発してホットサンドを半分こして食べたのを思い出します。その後は、当時流行していたプリクラを撮って遊ぶのが定番でした。楽しい日も、部活で悔しい思いをした日も、家族と大喧嘩した日も、ここで友人と集まって過ごしていました。まさに「集いの場」でした。今、大人になって「キティハウス」について記事を書く日が来るとは思ってもいませんでした。感慨深いものがあります。

驚きの価格!変わらぬメニュー

メニューを見て驚きました。思い出のホットサンドはチーズ、ツナ、チョコ、いちごジャムの4種類。どれも1つ200円と、昔から値段が変わっていません。他のメニューもほとんど当時のまま、学生に優しい価格設定です。

別の日にはドリアを注文しましたが、こちらもなんと500円!チーズたっぷりで美味しいです。

ドリアにはカップに入った黄色い液体がついてきたので、スープかと思いきやパイナップルジュースでした。安価なのにドリンクまでついてくるとは驚きです。ちなみに、ピラフ、オムライス、ドライカレー、ツナ炒飯には「ソフト付き」とありますが、ソフトドリンクではなくソフトクリームがついてきます。500円のオムライスにソフトクリーム付きなんて、他では聞いたことがありません。学生たちに愛され続ける理由がよくわかります。

このソフトクリームも絶品で、単品だと150円。コンビニのアイスより安いかもしれません。五島で一番安いソフトクリームでしょう。

思い出のホットサンドと懐かしいシェイク

この日は、ツナのホットサンドを注文しました。食パン1切れを斜めにカットして三角形で提供されます。学生時代は、友人と2種類注文して交換し、2種類の味を楽しんでいました。出来立ての熱々がとても美味しかったです。

残念ながら、今は100円アイスは販売されていないようです。以前は10種類ほどのアイスがガラスケースに並び、注文すると店員さんがすくってコーンに乗せてくれました。その姿に憧れて、いつかアイスクリーム屋さんになりたいと思ったこともあります。シェイクは1杯300円で、いろいろな味がありますが、私のおすすめはメロンと黒ごまです。全国的な値上げに伴い、10月からは50円値上げされましたが、それでもこのクオリティでこの価格は破格です。懐かしい味わいが蘇ります。

ぜひ再訪したい「キティハウス」

この記事を読んで、「キティハウスが懐かしい」と感じた方も多いのではないでしょうか。大人はもちろん、学生やお子さまにもおすすめのお店です。ぜひ足を運んでみてください。私もまた、当時の友人と訪れたいと思っています。

キティハウス
長崎県五島市末広町2-18
TEL:0959-72-5722
営業時間:12:00~13:00
定休日:臨時休業がありますのでご来店時は事前にご確認をお願いします。