五島・福江港すぐの名店「鮨居酒屋 石松」の寿司・海鮮丼・五島うどんで島グルメを満喫できる!

大波止(福江港)から徒歩で5分、飲食店街・ホテル街の中心街にあり立地もよく、非常に気さくな大将がいる「鮨居酒屋 石松」に行ってきました。五島市(福江島)に移住して13年目で2回目の訪問だが、10年ほど前に来た時と内装が変わっているように感じた。店舗の駐車場が無い為、コインパーキングに車をとめて向かう。T字路の端にあり、目の前には長崎地方裁判所五島支部と皇后陛下も宿泊されたカンパーナホテルがある。

鮨居酒屋 石松

五島・鮨居酒屋 石松の店内(カウンター)

看板に「石松」とでかでかと書かれているので迷うことはない。歴史を感じる暖簾をくぐりお店に入ると、カウンターが8席ほど、お座敷テーブル席が3部屋ある。おそらくお座敷の3つを一つにして忘年会などもできそうな作りになっている。12月14日に来店したのだが、既に満席状態。地元の方と、港から五島に来た人たちで賑わっていた。来店している年齢層をみると年配の方が多い。

昼も夜も同じ

気さくな大将の影響か?店員さんもフレンドリーで活発な感じ。

五島・鮨居酒屋 石松の木札メニュー

五島・鮨居酒屋 石松の木札メニュー2

メニューを一通り見渡し、昼も夜も同じメニューだと聞いて確認済み。年末だし何品か頼みたい気分だったので、石松定食(2,200円)と、カウンター奥の値段が書かれていない「海老の塩焼き」、「ブリカマの照り焼き」を注文した。年末になると財布の紐がゆるくなる典型的な注文の仕方を実践してしまう。

天ぷらはサックサク

五島・鮨居酒屋 石松のブリカマ、海老の塩焼き、天ぷら盛り合わせ、刺身

お刺身が運ばれ、海老の塩焼き、ブリカマ、天ぷら盛り合わせと次々に運ばれてくる。お寿司と味噌汁を五島うどんに変更してもらったが、その二品は後でくると説明をもらう。親切だ。熱々の内に海老の塩焼きを食べてみる。カリッカリに焼かれて香ばしい。ミョウガを漬け込んだものがあり塩焼きと最高にあっている。海老は二口で終わる。お刺身はマグロ・タイ・ブリの3種。言わずもがな鮮度感抜群。ブリカマは脂ものっててしっかりとした味付けで白米を食べたくなる。

五島・鮨居酒屋 石松の天ぷら盛り合わせ

天ぷらは、つゆで食べるみたいだが、私は塩派なのでお塩をもらう。たぶん五島塩ではない。塩って結構大事なのだが出してくれただけでもありがたいと感じる。サックサクに揚げてくれた天ぷらは海老二尾、シイタケ、白身魚、ピーマン、おナス、さつまいもと種類が多くてコスパ最強。

寿司と五島うどん

五島・鮨居酒屋 石松の締めは寿司と五島うどん

続いて、五島うどんとお寿司が締めでやってくる。鮨居酒屋というだけあって正に居酒屋スタイル。お寿司は、イカ、海老、マグロ、クロ、イサキの五種かな。今日は海老を食べ過ぎているように思う。五島うどんは小サイズで異常無しの美味しさ。店で手打ちでつくるようなものではなく、どの店も買ってきた麺を湯がいてだすパターンしかない。五島うどんは昔ながらの地獄炊きに向くタイプ、早湯がき用、モチモチ用と数パターンある。また、製麺所が数多くあり、それぞれのこだわりがあるようだ。噂で聞くと石松が使用している麺はあまり流通していない麺と聞いたことがあり、店主に聞こうと思ったがあまりにも忙しいそうだったので聞きそびれた。ぜひ、お店に行かれた方は聞いてみてください。そして、その内容を是非、教えてください。

再訪加筆

石松の外観

福江港から歩いてわずか3分ほど。カンパーナホテルの向かいに位置する「石松」は、アクセスの良さも魅力のお店です。以前はセレンディップホテルの2階で営業していましたが、現在は場所を移し、今の立地で暖簾を掲げています。専用駐車場はありませんが、近隣の商店街にある有料駐車場や、福江港の有料駐車場を利用すると便利です。

暖簾には「鮨」「居酒屋」の文字が入り、昼も夜も地元の味が堪能できます。特に人気なのは、五島うどんがセットになった寿司定食のランチ。つややかな握りとともに提供される五島うどんの出汁は、思わず最後の一滴まで飲み干してしまいたくなるほどの美味しさ。手頃な価格ながら満足度が高く、観光客にも地元の方にも支持されている理由がよくわかります。

夜は五島の海の幸とともに晩酌を

夜になると、石松は一層活気づきます。天ぷら盛り合わせやきびなご料理、ウニ丼といった五島の旬を活かした一品が並び、どれも写真を見るだけで食欲をそそるものばかり。晩酌を楽しむなら、寿司・刺身・小鉢・ドリンクがセットになった「晩酌セット」がおすすめ。男性客を中心に人気を集めています。一方で、女性には寿司・刺身・小鉢・汁物などが付いた「石松定食」が好評。品数の多さに加え、晩酌セットより少し価格が抑えられており、コストパフォーマンスも抜群です。

石松の寿司

なかでも印象的なのは、新鮮な魚介がふんだんに使われた海鮮丼。ご飯が見えないほど魚が盛られていて、写真越しにもその豪華さが伝わってきます。さらにミニ五島うどんが付いて1,800円(税抜)という価格設定は、まさに良心的。まぐろ丼も一切れ一切れが分厚く、質・量ともに満足度の高い一品です。定食に加えて単品で注文する人が多いというのも頷けます。

アオサときびなごは春の名物、天ぷらや押し寿司で堪能

石松のアオサの天ぷら

冬から春にかけての五島の味覚といえば、アオサときびなご。石松では、その両方が楽しめます。特にアオサの天ぷらはサイズが大きく、衣はサクッと、中は香り豊か。きびなごは天ぷらのほか、押し寿司や刺身といった珍しい形でも提供されており、新鮮な素材が美しい盛り付けで供されます。

石松のキビナゴの天ぷら

卵焼きにほっこり

石松の卵焼き

お酒を楽しんでいると、不思議と食べたくなるのが卵焼き。石松の卵焼きはふわっと優しい味わいで、大根おろしに少し醤油を垂らせば、それだけで至福の一品。海の幸を堪能したあと、箸休めとしてぴったりです。

ご主人と奥様、2人で守る丁寧な仕事と温かなおもてなし

ご主人は福江島の岐宿町、米どころとして知られる山内地区に暮らしており、お店で使用するお米は地元農家から直接仕入れたもの。炊き立てのご飯は甘みと香りが豊かで、料理の美味しさをさらに引き立てています。見た目は寡黙な職人気質のように映りますが、実際に話してみるととても気さくな方で、安心してお任せできる存在です。以前ランチに子どもを連れて訪れた際も、優しい笑顔で対応してくれたのが印象に残っています。

石松のご主人

店内には座敷のテーブル席もありますが、1人や2人で訪れる場合はカウンター席に案内されることが多いようです。他のお客さんと肩を並べて、旅先ならではの会話を楽しむのもまた一興。混雑時にはカウンターが満席になることもあり、ご夫婦だけでお店を切り盛りしているため、タイミングによっては入店を断られることもあるようです。そうした背景を知っておくと、訪問時の印象もきっと変わるはずです。

訪れる際の注意点と支払い方法

なお、支払いは現金のみの対応となっていますので、その点もお出かけ前にご確認ください。

石松は、五島の海の恵みを存分に味わえるだけでなく、店主ご夫妻の人柄や温かさが伝わるお店です。港から近く、観光の途中にも立ち寄りやすい立地にありながら、本格的な和食が楽しめる一軒。五島を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

鮨居酒屋 石松
長崎県五島市池田町3-8
TEL:0959-74-1110
営業時間:11:00~22:00
定休日:不定休