長崎・五島列島から、はるばる山口県の「芋フェス」へ!
さつまいも好きの皆様、こんにちは!「お芋のイベントがある」と聞けば、どこへでも飛んでいきたいお芋マニアの筆者(のだめ)です。
2026年の3月19日〜22日の3連休にかけて、山口県小野田市にあるショッピングモール「おのだサンパーク」にて第4回『芋フェス』が開催されました。
全国の有名お芋スイーツ店が集結するイベントですが、私が長崎県の離島・五島列島から、わざわざ海を越え、新幹線を乗り継いでまで山口へ行こうと決心したのには、ある特別な理由がありました。それは、私が5年前から大ファンである芋雑貨一筋のハンドメイド作家「芋小町」さんが、久しぶりにイベントで実店舗出店するとInstagramで知ったからです!
芋小町さんは普段、愛知県を拠点に活動されており、関東や関西の大きなイベントでの出店がメインです。九州地方ではお芋の大型イベント自体が少なく、なかなか直接作品を手に取れる機会がありませんでした。
「今回の山口開催なら、九州から一番近い!しかも3連休!」ということで、お芋スイーツと芋雑貨を求めて、初の山口旅を決行しました。
この記事では、長崎からのちょっと長くて楽しいアクセス方法と、山口県の『芋フェス』の温かい魅力、そして絶対に行きたくなる山口県内のお芋スイーツ・カフェ情報をたっぷりとレポートします!
九州・長崎から山口(小野田市)へのアクセスと旅の記録
「長崎県から山口県って、意外と近いんじゃない?」と思われるかもしれませんが、離島である五島列島からの出発となると、なかなかの大移動になります。
思い立ったのがイベントのわずか4日前。3連休の初日ということもあり、五島から福岡への直行便飛行機は当然ながら全便満席でした。そこで、以下のルートで陸路と海路を乗り継ぐことにしました。
船、バス、そして初めてのネット予約新幹線!
- 五島から長崎市内へ: 朝一番の高速船(ジェットフォイル)で海を渡り、長崎港へ。
- 長崎駅から福岡(博多)へ: 長崎駅前バスターミナルから高速バスに乗り、約2時間揺られて博多駅へ到着。
- 博多駅から新幹線で山口へ: 博多駅からついに新幹線に乗車!
今回、恥ずかしながら初めてインターネットで新幹線のチケットを予約しました。3連休の博多駅の「みどりの窓口」は恐ろしいほどの人だかりでしたが、事前予約のおかげでスムーズに発券が完了。憧れの駅弁を片手に、余裕を持って自由席に座ることができました(座れずに立っている方も多い中、本当にネット予約の偉大さを痛感しました)。
一人旅の列車は、なぜか全く眠気が来ません。車窓から流れるのどかな田園風景を眺めながら駅弁を味わっているうちに、あっという間に山口県の「厚狭(あさ)駅」に到着しました。
到着!会場の「おのだサンパーク」へ

厚狭駅からJR山陽本線に乗り換え、芋フェスの会場がある小野田市へ向かいます。最寄り駅からバスも運行しているため、アクセスは比較的便利です。
五島を出発してから数時間。会場の「おのだサンパーク」に到着したのは、夕方の16時半でした。
地図で見ると、北九州と下関は関門トンネルを歩いて渡れるほど隣接しているため「すぐそこ」というイメージでしたが、やはり五島列島からだと遠いですね。山口県には宇部空港がありますが、残念ながら福岡空港と結ぶ直行便がないため、こうした陸路での移動が基本になります。
地域密着型!アットホームで温かい山口「芋フェス」の魅力
会場の「おのだサンパーク」は、山口県内でも最大規模を誇るショッピングモールです。駐車場も広大で、3連休初日ということもあり、多くの家族連れで大賑わいでした。
芋フェスは、1階の広い催事会場で開催されていました。完全な屋内イベントなので、雨や風、気温を全く気にせずにお芋スイーツを堪能できるのは、本当にありがたいポイントです。
以前行った長崎の「出島メッセ」のような巨大な展示場に比べると、お店同士の距離がギュッと近く、どちらかというと「デパートの熱気あふれる物産展」のようなワクワクする雰囲気でした。
超有名店と地元カフェが融合した夢の空間

会場の目立つ場所には、「志のもと」「芋吉」「芋やす」といった、全国の芋イベントを荒らしまわる超有名店が陣取っています。そしてその周囲を囲むように、山口県内のお芋専門店や、地元のカフェ、パン屋さんなど、全30店舗が軒を連ねていました。

この芋フェスが素晴らしいのは、単なる「有名店の寄せ集め」ではないところです。
「みんなで山口県を盛り上げよう!」という熱気が、チラシや会場の雰囲気からひしひしと伝わってきます。例えば、お芋専門店ではない地元のカフェやパン屋さんが、このイベントのためだけに特別なお芋メニューを考案して出品しているのです。
遊び心満載の企画と公式テーマソング!

来場者に色んなお店を回ってもらうための工夫も満載でした。

焼き芋、スイーツ、和菓子など、異なるジャンルのお店で買い物をするとスタンプがもらえる「ビンゴカード」が配布されていました。景品はおのだサンパークの商品券や、なんと私が愛してやまない「芋小町」さんのお芋雑貨!残念ながら私はハズレてしまいましたが、参加賞として可愛い芋フェスのステッカーシールをいただきました。

さらに、会場のミニステージではマジックショーやライブが開催され、極めつけは芋フェスを盛り上げるために制作された「OIMONOUTA」という公式テーマソングとダンスの披露!ネット配信もされているという本気度です。
このイベントを企画した「山口フェス実行委員会」は、もともと「食のイベントや商品開発で山口を元気にしよう」と立ち上がった有志の集まりだそうです。昨今のお芋ブームに着目して始まった芋フェスも、今回で堂々の4回目。地元に根差した、本当に温かくて素敵なイベントでした。
絶品ぞろい!山口県内の注目お芋スイーツ&カフェ 食べ歩きレポ
ここからは、私が実際に食べて感動した、山口県内の素敵なお店とお芋スイーツをご紹介します。山口に旅行される際は、ぜひ実店舗にも足を運んでみてください!
1. 壺焼き芋専門店 芋将軍(山口市)

山口の焼き芋専門店を代表する有名店です!山口市内に焼き芋専門店と古民家カフェの2店舗を展開されています。
一番人気だというチーズケーキは残念ながらホール販売のみだったので断念し、「お芋のタルト」を購入しました。

サクサクでフワフワのパイ生地の上にクリームチーズが乗り、その上に「ホクホクのお芋を角切りにして甘く煮たもの」がゴロゴロとたっぷりと乗っています。お芋の自然な甘みとチーズの酸味がベストマッチ!名刺をいただいて実店舗のカフェにも行きたいと思ったのですが、芋フェス期間中はお休みとのこと。普通の古民家を改装した、心が落ち着く素敵な雰囲気のカフェらしいので、次回は絶対に行きたいです。
2. Tuk Tuk Café(長門市)

サンパークの駐車場入り口にキッチンカーで出店していたお店です。会場に到着して真っ先に買ったのがこちらでした。
購入したのは、紫と黄色が色鮮やかな「さつま芋ボール」。串に刺さった出来たての丸いお芋ドーナツは、外はカリッと、中はモチッとしていて、食べ歩きには最高のスイーツでした!素揚げのお芋をトッピングした「牛すじカレー」も強烈に惹かれましたが、スイーツのお腹を残すために泣く泣く我慢しました。
3. 石ィ焼芋(宇部市)

昔ながらの「石焼き芋屋台の軽トラック」で販売していたお店です。芋フェスには今回が初出店とのこと。
ご主人がとても気さくな方で、カメラを向けると快くポーズをとってくれました。紅はるかの焼き芋は、農家から直接仕入れてじっくりと石で焼いており、包装紙に蜜が染み出すほどのねっとり感!
夕方に行ったため小さいお芋しか残っていませんでしたが、実はお芋は小さい方が甘味が凝縮されて美味しいのを知っています。「長崎からわざわざ来ました!」と伝えると、なんとおまけで2個もサービスしてくれました。山口の人の人情に触れ、心がポカポカになりました。
4. パリパリ工房(山口市)

ご夫婦で販売されていた、紅はるかや紫芋を極限までプレスした「パリパリチップス」のお店です。
お芋は専門の農家から直接仕入れており、レンコンなどの野菜チップスも販売しています。どれを買おうか迷っていると、ご夫婦が「全種類入った食べ比べセット」をすすめてくれました。添加物を一切使用せず、お芋の自然な甘みとパリッとした食感だけを楽しめる、ヘルシーで素朴な美味しさでした。
5. Café Brass(美祢市 / みねし)

様々な種類の自家製スコーンを販売していたカフェです。
もちろん「焼き芋スコーン」を購入!丸いコロンとしたフォルムに、黒ゴマがアクセントとして乗っており、まるで本物のさつまいものような可愛いビジュアルです。常温で2日日持ちするとのことだったので、五島へのお土産として持ち帰りました。お芋本来の優しい甘さが活きた、紅茶にぴったりの美味しいスコーンでした。
6. こんこん山・和っと芋(山口市)

実はこのお店、今回の芋フェスの発案者でもあります!
湯田温泉街から徒歩15分の場所にあり、カフェ、クレープ店、お芋屋さん、駄菓子屋さんの「4つの店舗が1つの場所をシェアしている」という、非常にユニークなコンセプトのお店です。曜日ごとに違うお店がオープンするため、親子3世代で楽しめるスポットとして大人気だそうです。

今回は、お芋専門店「和っと芋」のおさつチップスと、「こんこん山」のお芋マドレーヌ、そしてクレープ屋さんとコラボした「お芋クレープ」を販売していました。
私が買ったマドレーヌは、しっとりとした生地のど真ん中にお芋ペーストがたっぷり入っており、強烈な甘さと幸福感が口いっぱいに広がります。クレープは、モチモチの生地と生クリームだけでも絶品なのに、そこに濃厚なお芋がプラスされて食べ応え抜群でした。山口市に行ったら絶対に立ち寄りたいお店です。
(おまけ)嬉しい再会と、大企業の発見
全国チェーンの有名店「芋吉」さんでみたらし団子をリピート購入した際、なんと店員さんが以前長崎のイベントで私に接客したことを覚えていてくれました!「今度長崎に行く時は、五島にも遊びに行きますね!」と盛り上がり、お芋を通じたご縁の広がりを実感しました。

また、会場内にはさつまいもパウダーなどを製造している「三笠産業」(山口市)さんのブースもありました。紫芋や安納芋のパウダーを製造している非常に有名な企業ですが、まさか本社が山口県にあるとは知りませんでした。きめ細かいパウダーは料理やお菓子作りに大活躍します。直接担当者の方とお話ができ、パウダーを使ったクッキーやレシピ集までいただき、思わぬ大収穫でした!
爆買い必至!憧れのハンドメイド作家「芋小町」さんの芋雑貨
そして、今回の山口旅の「最大の目的」である芋雑貨コーナーへ!
スタンプラリーの抽選ブースのすぐ横に、待ちに待った「芋小町」さんのブースがありました。

ブースには、お芋のペン、リアルな焼き芋マグネット、キーホルダー、マスキングテープ、お芋柄の布で作った可愛い小物入れやがま口など、さつまいも愛に溢れたハンドメイド作品が所狭しと並んでいました。
5年前、Instagramでひと目惚れして以来、ずっと画面越しに見ていた作品たちを、直接手に取って選べる幸せたるや……言葉になりません。
作家の芋小町さんご本人は諸事情で不在でしたが、代わりに店頭に立たれていた店員さん(芋フェスの関係者の方)も芋小町さんの大ファンだということで、お芋愛と芋小町さん愛で意気投合し、大盛り上がりしてしまいました。
【今回の戦利品(爆買い)】
新作のマスキングテープ、耳かき、小物入れ、箸置き、そして本物そっくりの巨大な焼き芋キーホルダー!
テンションが上がりすぎて、おそらくこの日、芋小町さんのブースで私が一番高い買い物(爆買い)をした客だったと思います。関係者の方が「たくさん買ってくれたから、抽選あと2回余分に引いていいよ!」と特別にオマケしてくれたので、間違いないでしょう(笑)。
まとめ:山口県は「ふぐ」だけじゃない!お芋の熱気が凄い街

夕方からの参戦という短い滞在時間でしたが、限られた時間の中で工夫してお店を回り、ホテルに持ち帰ってからスイーツを堪能するなど、本当に大満足で充実した『芋フェス』の旅でした。
山口県の人は、本当に温かくて親切です。フェスの会場全体が「自分たちのお店の売上を競い合う」というピリピリした空気ではなく、「山口県の食を、みんなの力で一緒に盛り上げていこう!」というアットホームな熱気に包まれていました。
山口県といえば「ふぐ」や「瓦そば」、そして「角島大橋」などの絶景観光地が有名ですが、それだけではありません。「山口はお芋も熱い!」ということを、今回の旅で身をもって確信しました。お芋好きの皆様、ぜひ来年の春は山口県の『芋フェス』に足を運んでみてください。もちろん、歴史と見どころに溢れた山口旅行そのものも最高に楽しいですよ!
さて、次は新潟県で初開催される「おいも万博」にも行こうかどうしようか……。お芋マニアの旅(散財)はまだまだ続きそうです!
【イベント会場情報】
会場: おのだサンパーク(山口県山陽小野田市中川6丁目4番1号)
主催: 山口フェス実行委員会








