豚肉が焼肉の脇役だと思っている人は侮ることなかれ!
商店街の近く、青い提灯が目印の焼肉店「味よし」の2階に、今年3月、姉妹店「味よし豚とん(とんとん)」がオープンしました。

豚のシルエットが可愛い看板を見上げながら階段を上ると、すぐ左手が入口。店内は木のぬくもりが感じられる広々とした空間で、1人でも2人でも気軽に利用できるテーブル席が並びます。厨房はオープンスタイルで、スタッフの笑顔と活気が印象的です。
五島の新定番「豚焼肉」
五島といえば「五島牛」を思い浮かべる方も多いでしょう。しかしオーナーが注目したのは、実は“五島の豚肉”。
定番の豚バラや豚トロに加え、タン・ロース・かしら・シロホルモン・サガリ・レバー・ハツなど、さまざまな部位を楽しめます。味付けはタレと塩が基本で、ネギ塩・レモン・すりニンニク・コチュジャン・柚子胡椒など、お好みのトッピングも選べます。豚バラにコチュジャン付きサンチュを合わせれば、間違いなしの美味しさ!
店長おすすめの「絶妙ロース」

卓上コンロで焼くスタイル。豚バラは食べやすい一口サイズにカットされ、店長おすすめのロースは1ミリ単位で厚さを調整するこだわりよう。タレでいただくと、牛ロースとは違ったあっさり感があり、何枚でも食べられそう。タレが絡んだお肉はご飯との相性も抜群です。

「かしら」は豚のほほ肉やこめかみ部分で、赤身が多く噛み応えあり。おすすめは塩味であっさりと。
豚バラすきやき・旨辛サガリ・冷麺も絶品!
人気メニューの「豚バラすきやき」は、ロングサイズの薄切り豚バラをすき焼き風のタレに絡めて焼く一品。ハサミでカットしながら食べるスタイルは、まるで韓国焼肉のよう。

さらに、コチュジャンを使った「旨辛サガリ」は辛党におすすめ。お肉に細かい切れ目が入り、柔らかく食べやすいのも魅力です。

シメには「クッパ」や「冷麺」を。特に冷麺は、父の味を受け継いだ人気メニューで、そば粉入りの麺がもちもち。仕上げに2種類のお酢で食べ比べをするのが店のおすすめです。
五島美豚と五島豚の違いとは?

オーナーの小田さんによると、「五島美豚」は県内に6ヶ所しかないSPF認定農場のひとつで育てられたブランド豚。徹底した衛生管理のもと、ストレスのない環境で健康的に育てられ、赤身が柔らかく脂があっさり。噛むほどに旨味が広がります。
一方「五島豚」は、臭みがなく脂の甘みが特徴で、どちらも島外へフェリーで出荷される人気ブランドです。
父の想いを継ぐ「豚とん」の名

店名「豚とん」は、父の言葉「商売はとんとんでもいい。ちゃんとしたものをお客さんに出せ」をもとに名付けられたそう。34年の歴史をもつ「味よし」に新しい風を吹き込み、姉妹店として互いに刺激し合いながら、これから若い力で五島の焼肉文化を盛り上げていくことでしょう。
編集後記
牛ではなく“豚”で勝負する潔さと、素材への探究心。
「味よし豚とん」は、五島の畜産の新たな魅力を発信する注目の一軒です。
次回は、豚肉に合うお酒を探しながら、GOTOGINとのペアリングにも挑戦してみたいと思います。
味よし豚とん
住所:長崎県五島市中央町3-23 2階
TEL:090-8830-2929(予約は15時30分からがつながりやすいです)
営業時間:18:00~23:00
定休日:水曜日
公式instagramはこちら
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