創作鮨居酒屋「しょう」
商店街の少し外れに位置する創作鮨居酒屋「しょう」。暖簾をくぐり、扉を開けると、まず大将の張りのある「いらっしゃい!」という声が飛び込み、活気あふれる店内の雰囲気に一気に引き込まれます。店内は明るく清潔感があり、テーブル席は簾で仕切られているため、個室風の落ち着いた空間が作られています。プライベート感を大切にした座敷に加え、カウンター席もあるので、一人でも気軽に立ち寄れるのが嬉しいポイントです。
料理への期待が膨らむ中、「何がおすすめですか?」と尋ねると、「五島の素材を大切にしています」と丁寧に答えてくれる大将の姿が印象的。地元への思いと素材へのこだわりがしっかり伝わり、これから運ばれてくる料理への期待がさらに高まります。地域の魅力が詰まった一品一品を味わえる店内は、心地よい時間を過ごすのにぴったりの空間です。
一押しのメニューを堪能
おすすめとして注文したのは「お刺身盛り合わせ」と「五島地鶏しまさざなみのいためポン酢」。まず「お刺身盛り合わせ」は、7種類の刺身がそれぞれ厚切り2枚ずつたっぷりと盛られ、1,580円という驚きの価格設定です。その鮮度は抜群で、地元ならではの味わいが楽しめるのが魅力。特に、流通量が少ない「ハガツオ」や「カマスの炙り」といった珍しい魚も含まれており、季節ごとに旬の魚を提供してくれるのが嬉しいポイントです。さらに、醤油も「五島の醤」「さしみ醤油」「濃口醤油」の3種類が揃っており、魚ごとに味わいを変える楽しみもあります。大将が「出来るだけ多くの種類を味わってほしい」と語るこの一皿には、その思いがぎっしりと詰まっています。
続いて「五島地鶏しまさざなみのいためポン酢」は、弾力がありジューシーな地鶏に程よい酸味のポン酢が絡み、さっぱりとしつつも奥深い味わいを感じさせる逸品です。
上に散らされたネギが全体の風味を一段と引き立てており、箸が止まらなくなる美味しさ。他にも「きびなごの天ぷら」など、魅力的なメニューが目白押しで、何度通っても新しい発見がありそうです。素材の良さと丁寧な調理が光る料理の数々は、五島の味覚を存分に楽しむための特別な時間を約束してくれます。
因みに五島地鶏しまさざなみはこんな地鶏です。
五島地鶏しまさざなみとは?
五島地鶏しまさざなみは、長崎県五島列島の福江島で育てられている希少な地鶏です。雄のシャモ(833系統)と雌の横斑プリマスロックを交配させた品種で、黒と白のまだら模様が特徴的です。育成後期には、地元産の米、麦、ひじき、お茶、椿油を配合した独自の飼料を与えられ、これにより、一般の若鶏よりも低カロリー、低脂肪、高タンパクな肉質となっています。肉質はしっかりとして適度な歯ごたえがあり、コクと甘味にも優れています。現在、五島さざなみ農園で生産されており、月間生産量は約100羽と非常に限られています。その美味しさから、地元のみならず関東や関西の飲食店からも高い評価を受けています。
大将の五島愛が詰まった一軒
12年間この店を守り続けている大将の五島への深い愛情が、提供される料理の細部にまで込められています。その想いは、鮮度抜群の五島の魚や地元の素材をふんだんに活かした一皿一皿に表れており、食べる人を五島の自然や文化とつないでくれるような感覚を味わえます。丁寧に仕上げられた料理からは、素材の持つ本来の魅力が引き出されており、大将のこだわりと地元への誇りが感じられるのも魅力です。
新鮮な魚や地鶏をはじめとする五島の恵みを堪能したいなら、創作鮨居酒屋「しょう」は見逃せません。店内で交わされる温かい会話や、こだわり抜いたメニューの数々が、訪れる人に特別な時間を提供してくれます。五島の風土が詰まったこのお店で、美味しい料理とともに心地よいひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
創作鮨居酒屋しょう
長崎県五島市末広町7-18 江口ビル1F
TEL:0959-74-5131
営業時間:18:00~22:00
定休日:日曜日
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